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大津がWEST初制覇 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第20節

2024年11月25日

大津がWEST初制覇 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第20節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024WESTは11月23日(土・祝)と24日(日)に第20節を行い、各地で熱戦が繰り広げられました。

ピックアップマッチ

大津高校 2-1(前半1-1、後半1-0) 静岡学園高校

大津町運動公園球技場で行われた大津高校(熊本)と静岡学園高校(静岡)による一戦は、大津が勝てばWEST初優勝が決まる大一番。オールブルーフェスタと称し、隣のグラウンドで小学生の大会が行われたこともあり、会場には今季リーグ最多となる3,072人の観客が訪れました。

両チームが前回対戦したときは大津が8-1で勝利しましたが、今回は拮抗した展開になります。大津の山城朋大監督が「攻守両面で相手がアクションを起こしていた」と振り返る通り、静岡学園は序盤から粘り強くボールを追いかけます。奪ってからはMF天野太陽選手(#7)を中心にボールを動かし、FW原星也選手(#28)やFW佐々木雄基選手(#29)の仕掛けを引き出します。

対する大津も、「チームの流れが悪いときに高さを生かして、チームに勢いをもたらすことを意識していた」とMF兼松将選手(#6)が話す通り、ロングボールを交えながら攻撃のリズムをつくります。徐々にペースをつかんだ大津は27分に均衡を破ります。右サイドでボールを持ったMF舛井悠悟選手(#11)が2人のDFの間を突破。「中に突破するタイミングで結果を残そうと思っていた」と、3人目を強引にかわした瞬間に放ったシュートが決まり、大津が先制に成功します。

その直後の31分、CKから静岡学園の天野選手にヘディングシュートを決められ、1-1で前半を終えましたが、「リーグ終盤は1-0で勝つ試合も多かったので、ネガティブな雰囲気ではなかった」(DF五嶋夏生選手/#5)と大津の選手に焦りはありませんでした。大津は後半もプレー強度を落とさず試合を進めていくと、62分にMF嶋本悠大選手(#10)からのパスを受けたMF溝口晃史選手(#20)が中央を運んでシュート。一度はGKに阻まれましたが、溝口選手が自ら押し込み、再びリードを奪います。

このゴールが決勝点となり、大津が2-1で勝利。大津は初のプレミアリーグWEST制覇を果たしました。これまで、プレミアリーグWESTはJリーグのアカデミー勢がタイトルを独占しており、高体連チームの優勝は今回が初めて。同校の平岡和徳テクニカルアドバイザーは「高体連の県立学校がファイナルに行くとは思わなかった。たくさんの人に囲まれ、大きな拍手をもらいながら結果を出せるのは大したもの」と、歴史を塗り替えた選手たちを称えました。

監督・選手コメント

山城朋大 監督(大津高校)
相手は1-8で敗れた前回対戦時の借りを返そうと高いモチベーションで試合に挑んでいたと思います。僕らも過去2年間、シーズン前半戦の対戦では静岡学園に大敗し、2度目の試合に勝つか、引き分けていました。最初に勝ったチームが2度目の対戦で苦戦するという流れが生まれていたので、今回はそうならないように意識しました。90分間、戦い続けられるのが自分たちの長所。前半タフな戦いになっても後半は少し優勢で進められると想定していた中、途中から出場した選手の活躍も含めて狙い通りの試合運びができたと思います。

MF #6 兼松将 選手(大津高校)
今回の試合を迎えるまで選手同士の呼吸があまり合わず、大丈夫かと不安でした。パスが合わないこともありましたし、セットプレーの練習でもBチームに負けていました。いつもはできていることができなかったのですが、ミーティングのとき、山城監督が「誰かに矢印を向けるのではなく、自分のプレーに向けよう」と言ってくれたこともあり、みんなの意識が変わりました。ホームでリーグ優勝を決めて、応援してくださる人たちの期待に応えようと意識した結果、勝つことができました。

川口修 監督(静岡学園高校)
(リーグ前半戦と比べて)守備でしっかり耐えられるようになっていたし、継続してやってきたことが今回のゲームでも出せました。日本トップランクのチームである大津に対しても、しっかり守備で対抗できたので、手応えをつかんだゲームです。選手たちも「俺たちはやれる」と自信がついたのではないでしょうか。(前回対戦時)7点差の敗戦から今回、1-2まで持ち込めたので、後はひっくり返すだけです。決勝でしか当たりませんが、大津と高校選手権で戦ったら、ひっくり返すイメージが沸きました。

DF #2 関戸海凪 選手(静岡学園高校)
自分たちのサッカーをしっかり表現して、勝つつもりで試合に挑みました。それでも先に失点してしまったのですが、スイッチが入って、やってやろうという気持ちが強くなった結果、すぐに追いつくことができました。今季は開幕5連敗で始まったのですが、練習から意識を高く持って取り組もうとマインドセットしました。これだけレベルの高い相手にも自分たちの長所が出せて、相手の良さを封じることもできたので、成長を感じます。

その他の試合結果

EAST
昌平高校 0-3(前半0-2、後半0-1) 流通経済大学付属柏高校
青森山田高校 0-3(前半0-2、後半0-1) 川崎フロンターレU-18
尚志高校 0-2(前半0-1、後半0-1) 柏レイソルU-18
鹿島アントラーズユース 2-1(前半1-0、後半1-1) 前橋育英高校
大宮アルディージャU18 0-1(前半0-0、後半0-1) FC東京U-18
横浜FCユース 0-1(前半0-1、後半0-0) 市立船橋高校

WEST
帝京長岡高校 0-3(前半0-0、後半0-3) ヴィッセル神戸U-18
ファジアーノ岡山U-18 2-2(前半1-1、後半1-1) 東福岡高校
サガン鳥栖U-18 2-1(前半1-1、後半1-0) 名古屋グランパスU-18
米子北高校 0-6(前半0-3、後半0-3) サンフレッチェ広島F.Cユース
鹿児島城西高校 1-2(前半1-2、後半0-0) 神村学園高等部

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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