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広島と神村学園が勝ち点1を分け合う 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第18節

2024年10月15日

広島と神村学園が勝ち点1を分け合う 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第18節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024WESTは10月12日(土)と13日(日)に第18節を行い、各地で熱戦が繰り広げられました。

ピックアップマッチ

サンフレッチェ広島F.Cユース 3-3(前半1-2、後半2-1) 神村学園高等部

安芸高田市サッカー公園で行われたサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と神村学園高等部(鹿児島)の一戦は、開始早々にスコアが動きます。神村学園はキックオフのボールをDF中野陽斗選手(#20)が前方に送ると、高い位置を突破したMF大成健人選手(#9)がゴール前に速いボールを供給。このパスにDF井村知也選手(#18)が合わせてチームに先制点をもたらします。

「試合の入りが全てだった。入り方さえ間違えなければ、もっと試合を優位に進めることができたと思う」と振り返るのは、広島の野田知監督です。広島は先制を許した後も神村学園のアグレッシブな守備に苦しみ、攻撃のリズムをつくれません。守備面ではMF徳村楓大選手(#12)のドリブルに苦しみながらも反撃のチャンスをうかがうと、20分、広島にファーストチャンスが訪れます。「自分で運んで、苦しいときに決めたいと思っていた」と振り返るMF小林志紋選手(#14)がミドルゾーンから中央を突破。遠目から思い切りよく放ったシュートが決まり、1-1とします。

同点とされた神村学園ですが、気落ちすることなく、攻撃を続けます。32分には井村選手のCKにMF岡本優翔選手(#26)がヘディングで合わせて再びリードを奪い、2-1で前半を終えました。

後半に入ると、広島が攻撃のギアを入れます。3バックから4バックにシステムを変え、サイドハーフにかかる負担を軽減。MF野口蓮斗選手(#28)が「(ボランチの)自分たちも相手にプレッシャーをかけやすくなった」と話す通り、この変更によって攻守がうまくかみ合うようになり、神村学園陣内でプレーする時間も増えていきます。

56分、広島はペナルティーエリア付近でFKを獲得すると、小林選手のキックにFW井上愛簾選手(#9)が合わせて同点とします。64分にはMF井上証選手(#8)のスルーパスに抜け出した井上愛簾選手がゴールに流し込み、広島が3-2と試合をひっくり返します。

一方、逆転とされた神村学園は、時間の経過とともに攻撃意識を高めていきます。84分、相手のクリアボールを高い位置で拾うと、最後は大成選手のパスに中野選手がヘディングで合わせて3-3とします。この後、互いに攻撃の姿勢と意地を見せ続けた試合は勝ち点1を分け合う結果となりました。

監督・選手コメント

野田知 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
夏以降に野口蓮斗選手をはじめ複数の選手が台頭してきました。競争が激しくなり、選手たちも「誰がメンバーに入るか分からない」と危機感を抱いています。また、2、3年生は日頃から強度の高い練習を積んでいるので、良い流れが生まれています。チームそのものはレベルアップしていますが、試合で勝ち切れないことが課題です。延期分を含めてまだ6試合あり、優勝の可能性は残っています。可能性がある限り、優勝を目指します。

MF #14 小林志紋 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
昨年からプレミアリーグで試合を経験させてもらっていたこともあり、今年は自分が中心となってチームに勝利をもたらすことを意識しています。自分は攻撃の選手なので、守備の選手たちが失点を抑えている間に点を取らなければなりません。自分がチームの中心となって、点を取って勝たせることが、自分のやるべき仕事だと思っています。逆転で優勝するためにも、残りの6試合は自分が点を取って、チームを勝たせます。

有村圭一郎 監督(神村学園高等部)
第16節はヴィッセル神戸U-18に惜しくも敗れましたが、前節の名古屋グランパスU-18、そして今回のサンフレッチェ広島F.Cユース戦で引き分けるなど、上位勢相手に良いゲームができています。以前に比べてゴール前での守備意識が高くなっているので、失点しそうな場面でも簡単にはやられません。攻撃も人数を増やして、ゴール前に入っていく動きが色濃く出始めているので、点数が取れています。1年間かけて、だいぶ成長してくれています。

DF #3 黒木涼我 選手(神村学園高等部)
プレミアリーグではレベルの高い相手と戦っているので、練習での強度が上がった結果、チーム全体で個の能力が向上していると感じています。前期は失点が多かったのですが、インターハイ後から体を張る場面が増えてきました。今はGKを含めて、全員での守りができていると思います。個人としては改善すべき点も多いのですが、どんな相手に対してもある程度は対応できる場面が増えているので、自信が持てるようになりました。

その他の試合結果

EAST
昌平高校 1-0(前半1-0、後半0-0) 大宮アルディージャU18
前橋育英高校 1-0(前半0-0、後半1-0) 青森山田高校
市立船橋高校 1-0(前半1-0、後半0-0) 流通経済大学付属柏高校
FC東京U-18 0-2(前半0-0、後半0-2) 鹿島アントラーズユース
川崎フロンターレU-18 0-1(前半0-1、後半0-0) 尚志高校
柏レイソルU-18 1-0(前半0-0、後半1-0) 横浜FCユース

WEST
ヴィッセル神戸U-18 2-1(前半1-1、後半1-0) サガン鳥栖U-18
静岡学園高校 2-2(前半0-0、後半2-2) ファジアーノ岡山U-18
名古屋グランパスU-18 2-1(前半2-0、後半0-1) 米子北高校
東福岡高校 1-2(前半1-0、後半0-2) 帝京長岡高校
鹿児島城西高校 0-1(前半0-0、後半0-1) 大津高校

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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