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翼SCレインボー垂井は初出場・初優勝を達成! JFA 第29回全日本U-15フットサル選手権大会
2024年01月09日
JFA 第29回全日本U-15フットサル選手権大会は1月8日(月・祝)に大会最終日を迎え、準決勝の2試合と決勝を行い、大会初出場の翼SCレインボー垂井U-15(東海2/岐阜)が初優勝を飾りました。
1次ラウンドを勝ち抜いた4チームによる準決勝の2試合は、どちらも白熱した接戦となりました。翼SCレインボー垂井と伊丹FCジュニアユース(関西/兵庫)の試合は第2ピリオド5分にキックインから川上尚馬選手が決めたシュートが決勝点となり、1-0で翼SCレインボー垂井が勝利しました。
マルバ茨城FC U-15(関東1/茨城)とFCブリンカール安城(東海1/愛知)の試合も互いにチャンスをつくりながら、なかなかゴールを割れません。マルバ茨城が試合の主導権を握っていましたが、試合時間が残り1分を切ったところで、高い位置でボールを奪ったブリンカールは速攻から伊藤奏風選手が先制点を決めます。このゴールが決勝点となり、1-0でブリンカールが3大会ぶりの決勝進出を決めました。
東海大会の決勝と同じカードとなった決勝戦では、翼SCレインボー垂井がブリンカールに対して守備ブロックをつくってスペースを与えずに戦います。この作戦が功を奏し、東海大会の決勝では0-2と完封された相手から先制点を挙げます。第1ピリオド3分、味方からのパスをゴール前で受けた伊藤真白選手が押し込んで1点をリードします。ブリンカールもその直後に伊藤奏風選手が同点ゴールを挙げてすぐに追いつき、1-1で試合を折り返しました。
第2ピリオドに入ると、ブリンカールが攻勢を強めますが、翼SCレインボー垂井はGK高田時歩輝選手が好セーブを連発して逆転ゴールを許しません。すると第2ピリオド5分には先制点を挙げた伊藤真白選手が中央突破から追加点を決め、再びリードを奪います。しかし、ブリンカールも譲らずに1分後に再び伊藤奏風選手が同点ゴールを決めて2-2に追いつきました。
このまま延長戦に突入するかと思われた試合終了間際。ブリンカールの自陣でのビルドアップを阻止した翼SCレインボー垂井はカウンターを仕掛けます。最後は「冷静にトラップができて、コースが開いているのが見えたので思い切り打った」という三輪凱輝選手がシュートを決め、土壇場で翼SCレインボー垂井がこの試合3度目のリードを奪いました。このゴールが決勝点となり、翼SCレインボー垂井が3-2で勝利。全国大会初出場で初優勝という快挙を成し遂げました。
監督・選手コメント
伊藤隆文 監督(翼SCレインボー垂井U-15)
チームとしても東海大会のリベンジをしたかったですし、ブリンカールさんを目標にやってきた部分もあったので、決勝という舞台でリベンジできてうれしいです。攻守とも隙を見せたら負けてしまうと思っていたのですが、選手たちがよく集中して戦ってくれました。まだまだ勉強不足なので、今大会で勉強させていただいたことを、来年以降の取り組みにもつなげていきたいと思っています。
高田時歩輝 選手(翼SCレインボー垂井U-15)
全国大会は初出場でしたが、初めから優勝することしか考えていませんでしたし、中学校生活の最後にみんなで優勝して終わりたいと思っていたので頑張れました。キーパーの僕が失点をしても、得点は取り返せません。フィールドプレーヤーのみんなが点を取って勝たせてくれたので感謝しています。フットサルは失点してもすぐに切り替えないといけません。そのメンタルの在り方は、今後サッカーをやる上でも生かせると思っています。
古居俊平 監督(FCブリンカール安城)
全体的に疲労もありましたが、その中で今あるものはすべて出せたと思います。東海大会だけでなく、トレーニングマッチもして、うちをよく知っていたからこそ、相手がうちに対してリスペクトしてしっかり守って、自分たちがやれることをした結果だと思います。何回もチャンスがあったのに決められず、少ないチャンスを決められましたが、準決勝とは全く逆の展開だったので、あらためて試合の面白さ、奥深さを感じました。
小林環 選手(マルバ茨城FC U-15)
僕が小学6年生のときにバーモントカップ(JFA バーモントカップ全日本U-12フットサル選手権大会)が新型コロナウイルスの影響でなくなってしまい、とても悔しい思いをしました。そのときの分も今大会で優勝して親に金メダルを見せたいと思っていたのですが、それができなくてとても悔しいです。ちょっとした仲間とのすれ違いで決勝点を奪われたのが悔やまれます。高校ではサッカーに専念して、全国大会で優勝できるように頑張ります。
大会期間:2024年1月6日(土)~1月8日(月・祝)
会場:栃木県/日環アリーナ栃木
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