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「これからのサッカー人生に絶対に生かせる大会」大会概要&岩渕真奈アンバサダーインタビュー JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会
2023年12月21日
JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会は12月26日(火)に開幕します。
各都道府県予選を勝ち抜いた48チーム(前年優勝枠として埼玉県から1枠追加)が出場し、鹿児島県を舞台に、4日間に渡って日本一を決する熱戦を繰り広げます。
前回大会ではレジスタFC(埼玉)が決勝で柏レイソルU-12(千葉)を破って、第45回大会に続いて日本一を獲得。大会連覇は清水FC(静岡)とFマリノス(神奈川)に次いで3チーム目となる快挙を成し遂げました。
47回目を迎える今大会ではどのチームが日本一に輝くでしょうか。
インタビュー
ここでは、2022-2023シーズンで選手を引退し、今大会のアンバサダーに就任した岩渕真奈さんに自身の小学生時代や今大会に期待することなどを聞きました。
○取材日:2023年10月20日
――サッカーを始めたきっかけを教えてください。
岩渕 二つ上の兄(岩渕良太選手)が先にサッカーをしていたことがきっかけです。母親と一緒に兄の練習について行って、見よう見まねでボールを蹴っていたところ、いろいろなコーチに可愛がっていただき、監督にも誘っていただいて、私自身も始めました。それが小学2年生の頃ですね。
――最初に所属した関前SCはどういうチームだったのでしょうか。
岩渕 地元の小学校で活動している、団員のお父さんがコーチをやっているようなチームです。当時は「関前サッカー少年団」というチーム名だったのですが、私が初の女子選手として加わり、それをきっかけに「関前SC」という名前に変わりました。お父さんコーチばかりなんですけど、それでもプロの選手を輩出していますし、一緒にリフティング対決をやるなどして、サッカーは楽しいものだと教えてくれました。
――当時はどのような子どもで、どのような日々を送っていたのでしょうか。
岩渕 活発で負けず嫌いな子だったと思います。サッカーも男の子の中でやっていて、ライバルが常に男の子という環境だったので、負けず嫌いを発揮してたくさん練習をしました。チームの練習は週に2、3回、平日の16時から19時ぐらいまでで、週末は試合や練習試合がありました。他にピアノとバレエとバスケットボールもやっていたんですが、サッカーが楽しすぎて途中でやめてしまいました。高学年になるとサッカーが一番の遊び、何よりも楽しいことになっていき、朝、みんなで近くの公園に集まって朝練をするほどでした。そこから家に帰って着替えて学校に行って、帰ってきたら練習のない日はまたみんなで集まってサッカーをして、という日々でした。
――当時の岩渕さんにとって、全日本少年サッカー大会(現、全日本U-12サッカー選手権大会)はどのような位置付けの大会でしたか。
岩渕 5年生のときに1学年上のチームに飛び級で参加させてもらっていたんですけど、その学年が恐らく初めて地区予選を勝ち抜いて東京都大会への切符を勝ち取ったんです。初戦で負けてしまったのですが、翌年に自分たちの学年でも都大会に出場して1回戦を勝つことができて。街クラブだったので全国大会は視野に入っていなくて、都大会に出るという目標に向けて楽しくサッカーをしていたので、私たちにとって本当に大切な大会でした。
――全国大会には女子選手も出場しています。
岩渕 私自身、仲間に恵まれたので女子であることは特に感じたことがなかったですし、何の隔たりもなくサッカーができました。男子の中でサッカーをする楽しさや価値もあるでしょうし、全国大会に出てくるチームに所属している女の子たちがどれだけうまいのかな、という楽しみな気持ちもありますけど、一方で女子の大会があってほしいという願いもあります。
――第47回大会のアンバサダーに就任しました。出場選手に期待することを教えてください。
岩渕 今しかできない経験ですし、とにかく全力を出してプレーしてほしいです。仲間たちとすべてを出し切って戦うなかで得られるものはありますし、これからのサッカー人生に絶対に生かせる大会だと思うので、どんな結果になろうと前を向いて、楽しみながら頑張ってほしいと思います。
――女子選手に対しても一言お願いします。
岩渕 男子に負けるな、というわけではないですけど、やっぱり存在感を見せつけてほしいですね。中学生になると体格差が大きくなってかなわない部分が増えてきますし、小学生のときだからこそできることにたくさんチャレンジして、女子選手がキラキラ輝く大会になったらうれしいなと思います。
開催期間:2023年12月26日(火)~12月29日(金)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
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