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J1、J2クラブが登場する2回戦は6月1日と8日に開催 天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会
2022年05月31日
天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会は、6月1日(水)と8日(水)に2回戦が行われます。
2回戦では、J1とJ2の全クラブが一挙に登場します。各都道府県の代表チームとして勝ち上がってきたJ3のチーム、あるいはJFLや地域リーグ、大学生のチームにとってはジャイアントキリングを起こす大きなチャンスです。
期待が懸かる候補の筆頭は、やはりHonda FC(アマチュアシード)でしょう。前回大会では2回戦で横浜F・マリノス(J1)をPK戦の末に下しています。2019年度、2020年度と準々決勝に進出しているアマチュアの雄。1回戦では、JFLでの顔合わせでは0-0で引き分けていた奈良クラブ(奈良県代表)を相手に、延長後半終了間際の120+2分に決勝点と勝負強さを見せました。対戦するのは、現在リーグ戦で首位に立つベガルタ仙台(J2)です。
前回大会でアマチュアシードだったヴェルスパ大分(大分県代表)は、サガン鳥栖(J1)と対戦します。前回は延長戦の末にベスト8を逃しましたが、J2クラブを連破するなどしてラウンド16へと進出。今回は国内最高峰のリーグを戦う相手との対戦が実現します。1回戦ではガイナーレ鳥取(鳥取県代表)に薮内健人選手の2ゴールなどで4-0と快勝しましたが、所属するJFLでは利根瑠偉選手、中村真人選手、前田央樹選手がそれぞれ得点ランキングでトップに2点差の3ゴールを挙げるなど、得点を期待できる選手は多くそろっています。J1で好調の鳥栖を相手に、好ゲームが期待できそうです。
毎回大会を盛り上げてくれる大学勢も9チームが1回戦を勝ち上がりました。桐蔭横浜大学(神奈川県代表)は、初戦で立正大学(東京都代表)に1-0で勝利。決勝点を挙げたのは、卒業後の川崎フロンターレ(J1)入りが内定している山田新選手でした。桐蔭横浜大学では山田選手の他にも、すでに中野就斗選手、水野颯太選手のJクラブ入りが決まっています。今回対戦するのは、北海道コンサドーレ札幌(J1)。未来のJリーグ選手たちが、番狂わせを起こすことはできるでしょうか。
初戦でブリオベッカ浦安(千葉県代表)にPK勝ちした筑波大学(茨城県代表)は、柏レイソル(J1)と対戦します。柏には戸嶋祥郎選手らOBがいますが、筑波大学の選手たちが顔合わせを心待ちにするのは、3年間筑波大学でプレーしつつ、卒業を待たず今季に柏に加入した森海渡選手でしょう。4年生にとっては、「同期生」との対戦です。すでにJ1リーグでもゴールを挙げている森選手との「再会」が実現すれば、さらに試合がヒートアップすることは間違いありません。
何が起こるか分からない一発勝負。熱いドラマにご注目ください。
【1回戦】5月21日(土)、22日(日)[予備日:5月23日(月)]
【2回戦】6月1日(水)、8日(水)
【3回戦】6月22日(水)[予備日:6月29日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】7月13日(水)[予備日:7月20日(水)]
【準々決勝】9月7日(水)[予備日:9月28日(水)]
【準決勝】10月5日(水)
【決勝】10月16日(日)