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天皇杯が開幕!6年ぶり出場の福島がノースアジア大学を破り2回戦へ 天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会
2022年05月22日
天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会は5月21日(土)に開幕し、全国各地で1回戦9試合が行われました。
ピックアップマッチ
福島ユナイテッドFC 7-1(前半5-1、後半2-0)ノースアジア大学
とうほう・みんなのスタジアムでは、福島ユナイテッドFC(福島県代表)とノースアジア大学(秋田県代表)が対戦しました。福島は開始早々から鋭い攻撃を見せます。相手DFラインの背後に抜け出した長野星輝選手が低い弾道のクロスボールを上げると、これを高橋潤哉選手がゴールに押し込み、開始1分で先制点を奪います。
しかし、初出場のノースアジア大学もJクラブ相手に一歩も引きません。9分、櫻井陽斗選手からの縦パスを受けた内垣祥一選手がドリブルで相手陣内を抜け出して右足でシュートを決めて同点に追い付きます。
それでも6年ぶりの出場となった福島はここからプロの意地を見せます。20分、諸岡裕人選手の浮き球パスに反応した長野選手がDFライン背後に抜け出して、左足でシュートを決めて再びリードを奪います。さらに38分には諸岡選手がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得し、高橋選手が決めてリードを広げます。
前半アディショナルタイムには左サイドからの崩しで長野選手と高橋選手が立て続けにゴールを決めて、5-1と福島が大量リードを奪って後半に折り返します。
ノースアジア大学は後半に選手を入れ替え、途中交代で入った原涼太選手が2本のシュートを放ちますが、福島GK山本海人選手の好セーブもあり、得点を奪うことができません。
福島は64分にも北村椋太選手のクロスボールに高橋選手が合わせて6点目。高橋選手はこの日4ゴールを記録しました。86分にはゴール前の混戦から森晃太選手がゴールを挙げて7-1で福島が勝利し、2回戦進出を決めました。
監督・選手コメント
服部年宏 監督(福島ユナイテッドFC)
勝利して次の試合ができる、というのが今日のチームの目標だったので、それを達成できて良かったと思います。立ち上がりの早い段階で点が取れたのですが、その後、失点して少しリズムが崩れるかな、と思いました。しかし、選手が非常に意識高く臨んでくれたので、その後攻撃の形がいくつか出て得点できて、最終的に大勝というか、チームの中でも(今季公式戦)最多得点が取れたので、そこは良かったと思います。
諸岡裕人 選手(福島ユナイテッドFC)
まず次の2回戦に進めたことが本当にうれしいですし、浦和レッズと試合ができることがすごく楽しみです。今日は勝つことが目標だったので、勝って次に進めたのが本当に良かったと思います。どんな試合でも自分たちのやるべきところをやろうということがチームの中で徹底できていますので、何本もチャンスをつくれたのは良かったです。
鍵本勝美 監督(ノースアジア大学)
J3の福島ユナイテッドさんとゲームをできるということで学生たちには一生懸命やりましょうと話し、彼らなりに頑張ってくれました。1点取られるのが早かったですが、その後すぐ同点に追い付けて、少しやれるのかな、と(選手)本人たちも思ったと思うのですが、そこに穴が空いてしまいました。全体的に差を感じるのは強さと速さ。18~19歳の選手が多いので、今日の経験値をキャリアップしてどうやって次に進めていくかが、一番重要かと思います。
内垣祥一 選手(ノースアジア大学)
守備の面で体力を使わされることが多かったので、うまく試合運びをされたと思います。ショートカウンターを狙おうとしたのですが、あまりそれはできなかったという感じです。賢さといい、技術の高さといい、全て相手の方が上回っていました。ゴールは相手の股を狙っていこうと思ったので、そのイメージ通りにシュートを打てて良かったです。もう率直にうれしいという感情です。
【1回戦】5月21日(土)、22日(日)[予備日:5月23日(月)]
【2回戦】6月1日(水)、8日(水)
【3回戦】6月22日(水)[予備日:6月29日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】7月13日(水)[予備日:7月20日(水)]
【準々決勝】9月7日(水)[予備日:9月28日(水)]
【準決勝】10月5日(水)
【決勝】10月16日(日)