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準決勝で浦和とC大阪、川崎Fと大分が激突!決勝に駒を進めるのは 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会
2021年12月10日
天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会は、12月12日(日)に準決勝が行われます。
頂点まで各チーム残り2試合となったベスト4の座は、すべてJ1リーグのチームに占められました。
川崎フロンターレ(J1)と大分トリニータ(J1)は、今季のリーグ戦では大きく順位が離れました。川崎Fは最終的に2位の横浜F・マリノスに勝ち点13差をつけるなど、他チームを大きく引き離して連覇を飾りました。一方の大分は、残念ながらJ2への降格が決まってしまいました。
ただし、順位の差が関係ない戦いが、ノックアウト方式の天皇杯です。大分は残念ながら最終節を待たずして降格が決まってしまいましたが、そこからの残り2試合を連勝して今季のリーグ戦を締めくくりました。この結果は、決してチームの士気が下がっていないことを証明します。
チームをJ3からJ1にまで導いた片野坂知宏監督は、今季のリーグ戦でも川崎Fを相手に普段とは異なるフォーメーションを敷くなど、策士の顔を見せていました、今回も、どんな手段を打ち出してくるのか楽しみです。
片野坂監督は今季限りでの退任が決まっていますが、功労者の花道を飾ろうとチームのモチベーションは高いはずです。出場停止の刀根亮輔選手の他、他クラブで今大会に出場している数名が出場できませんが、その分、他の選手はやる気を高めているでしょう。対する川崎Fが狙うは、もちろん連覇。気持ちの高まった同士が、激突します。
モチベーションの高さにおいては、浦和レッズ(J1)も負けてはいません。クラブはすでに、長年チームを引っ張ってきた阿部勇樹選手の引退や、槙野智章選手らの退団を発表しています。今季リーグ戦でのホームラストマッチは、残念ながら勝利で飾ることができませんでした。今回、浦和は再びホームスタジアムで戦うチャンスを得ました。チームの顔として活躍してきた選手たちを気持ち良く送り出すためにも、ぜひとも今シーズンの埼玉スタジアム2002での最終戦を白星で彩りたいところです。
対するセレッソ大阪(J1)でも、今季限りでユニフォームを脱ぐ選手がいます。SAMURAI BLUE(日本代表)としても活躍した大久保嘉人選手です。大久保選手はプロキャリアを通じて日本でのタイトルを獲得したことがありません。C大阪でプロとして歩み始め、C大阪で引退する大久保選手のため、チームの全員が勝利を強く意識しているはずです。前回大会でも、川崎Fの天皇杯初優勝には、引退発表していた中村憲剛さんへの思いが強く作用したに違いありません。今回、レジェンドとのラストゲームを決勝とするチームはどちらになるのでしょうか。
ファイナル進出へ向け、2試合ともに熱い戦いとなりそうです。
【1回戦】5月22日(土)、23日(日)[予備日:5月24日(月)]
【2回戦】6月9日(水)、16日(水)
【3回戦】7月7日(水)[予備日:7月14日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月18日(水)[予備日:10月13日(水)]
【準々決勝】10月27日(水)[予備日:11月17日(水)]
【準決勝】2021年12月12日(日)
【決勝】2021年12月19日(日)
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