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3試合中2試合がドローのF2リーグ、しながわは白方選手のハットトリックの活躍で勝点を伸ばす【Fリーグ2021-2022 ディビジョン2 第7節】
2021年09月22日
9月18日(土)、19日(日)の2日間、Fリーグ2021-2022 ディビジョン2の3試合が行われました。
前節、神戸との接戦を制した2位の広島エフ・ドゥは、最下位のポルセイド浜田と対戦。連勝を狙う広島は15分、自陣で得たキックインからパスをつなぎ、津田卓選手のゴールで先制に成功します。しかし、1対0で迎えた第2ピリオドでは開始わずか10秒で三浦祐人選手に同点ゴールを許すと、その20秒後にも三浦選手にゴールを決められ、リードを奪われます。23分には武田侑也選手のゴールで同点に追いついた広島でしたが、1試合を通して70本以上のシュートが生まれた乱打戦は決着がつかず2対2で試合終了。浜田は昨季を全敗で終えており、この試合で2020年1月12日以来およそ1年8か月ぶりの勝点獲得となりました。
東京オリンピック・パラリンピックの中断期間に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により2カ月半ぶりの公式戦を迎えたしながわシティは、ヴィンセドール白山と対戦しました。まず試合を動かしたのは白山でした。開始わずか1分、コーナーキックの流れから永田周也選手がゴールし、1点をリードします。しかし徐々にリズムを作ったしながわは、5分にキャプテンの白方秀和選手がゴールし同点に追いつくと、10分、11分と得点を重ね、一気にリードを広げます。第2ピリオド序盤にも白方選手が追加点を挙げたしながわに対し、白山も追加点を狙いますが、少ないチャンスを生かすことができません。3点ビハインドのまま迎えた第2ピリオド終盤、寺島拓海選手をGKに置きパワープレーを仕掛けた白山でしたが、ここでも白方選手が一瞬の隙を見逃さず、体勢を崩しながらも無人のゴールへシュート放つとこれがゴールネットを揺らしハットトリックを達成。終了間際に1点を返した白山でしたが、首位のしながわが5対2で勝利を収めました。
2位の広島が引き分けたことにより、勝利をすれば勝点で並ぶデウソン神戸は、アグレミーナ浜松と対戦しました。序盤から両者ともに多くのチャンスを作り、13分に神戸の前野俊哉選手が先制点を挙げると、1点を追う浜松は第1ピリオド終了間際に2点を挙げ逆転に成功します。第2ピリオドの早い段階で追加点を挙げた浜松は2点をリードしますが、地元開催の神戸も意地を見せ、29分には同点に追いつきました。その後も多くのシュートを生んだ神戸でしたが、得点には結びつかず3対3で試合終了。勝点を分ける結果となりました。
監督コメント
岡山孝介 監督(しながわシティ)
中断明けの白山戦は、無事に勝利することができました。勝利できたこともそうですが、それと同時に、中断期間に積み上げてきたことの一端を見せられたことを何より嬉しく思っています。オフは10日しか取らず、選手も大変だったと思いますが、彼らの向上心が実を結んだ結果だと感じています。とはいえここで安心していたら、この後に大きな対価を支払わなくてはならなくなるので、更なる向上心を持って練習に取り組んでいきたいと思います。F2は、F1とはまた違った難しさがありますが、それをポジティブに捉え、着実に前進していきたいと思いますので、引き続き見守っていただけたら嬉しいです。今後とも、たくさんの応援をよろしくお願いいたします。
(ワールドカップを戦っているフットサル日本代表について)
日本対スペイン戦は、非常に高い強度と緊張感のある試合で、気づけば食い入るように観戦していました。世界ランク1位のスペイン相手に真っ向勝負で圧力をかけ続けた彼らの勇気が、ああいった試合に繋がったのではないかと思います。スペインのスター選手たちが、信じられないようなイージーなミスを連発していたことからも、彼らの動揺が垣間見えました。勇気を持ち、チームが一つになって戦うことの大切さを改めて感じられる試合でした。ただ、スペイン戦は誰もが「いい緊張感」を持ちやすい相手。これからの試合を同じ様に戦うことは簡単ではありません。メンタル面でのコントロールが何より大事になる試合もつづくと思います。いずれにせよ、選手たちには厳しくも「楽しむ気持ちを忘れず」、戦ってほしいと思います。
杉木陽介 監督(ヴィンセドール白山)
立ち上がりのいい時間帯にセットプレーから点を取ることができたので、そのままの流れでいきたいと思いましたが、守備のエラーから失点をするシーンがつづきました。そういうところで試合を落としてしまい、非常にもったいないと思っています。ただ、下を向いている暇はないので、もう一度選手たちとうまくいかなかったことを修正し、次節では勝点3を取れるように前を向いてがんばっていきたいと思います。
(ワールドカップを戦っているフットサル日本代表について)
日本代表がワールドカップの舞台で全力で戦っている姿を見て、選手たちも刺激を受けていますし、自分自身も勉強させてもらっています。できる限り上にいけるように僕たちも応援しますので、がんばってください。
Fリーグ2021-2022 ディビジョン2
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