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女子Fリーグ最多得点記録更新の西宮、首位に躍り出る【日本女子フットサルリーグ2021-2022 第3節・第4節】
2021年09月22日
9月18日(土)から20日(月・祝)の3日間にわたり、日本女子フットサルリーグ2021-2022の第3節、第4節が行われました。
第2節終了時点で勝点で並び、得失点差で首位のバルドラール浦安ラス・ボニータスと2位のSWHレディース西宮は最終日の第4節で直接対決を控えており、この週で最も注目を集めました。初日にSWHが対戦したのは、流経大メニーナ龍ケ崎。流通経済大学の学生で構成される同チームは、新型コロナウイルス感染症の影響で活動が制限されていたため、第3節が今季初めての試合となりました。試合は序盤から西宮ペースで進み、第1ピリオドのうちに江口未珂選手がハットトリックを達成するなど流経大を圧倒します。第2ピリオドでは窪田美月選手がハットトリックを達成し、流経大のシュート12本に対し、50本のシュートで18得点を奪った西宮が圧勝。2017年6月18日に福井丸岡ラックが記録した1試合16得点を上回り、女子Fリーグ最多得点記録を更新しました。
翌日に第3節を戦った浦安は、立川・府中アスレティックFCレディースとの試合をスコアレスドローで終えたため順位が入れ替わり、西宮が首位、浦安が2位で第4節での対戦を迎えました。連勝で首位をキープしたい西宮と、連敗は避けたい昨季女王の浦安の対戦は、予想どおりの接戦に。11分に四井沙樹選手のゴールで浦安が先制すると、15分に江口選手が同点弾を決め、平井成美選手のゴールで再度浦安がリードを奪います。目の離せない展開は第2ピリオドでもつづきますが、地元開催の西宮がペースを握ると8分間で3点を追加し2点をリードします。まずは1点を返したい浦安は、今季新加入の筏井りさ選手が得点し1点差に迫りますが反撃及ばず試合終了。この結果により西宮は首位をキープ。浦安は3位に順位を落としました。
監督コメント
上久保仁貴 監督(SWHレディース西宮)
昨季のチャンピオンに対し、自分たちが今の立ち位置を知る意味ではすごくいいゲームにできたと思います。最終的に勝点3を取れたことが非常に大きいと思います。
(ワールドカップを戦っているフットサル日本代表に向けて)スペイン戦での戦いなど、西宮の選手も日本代表からすごく力をもらっています。それがピッチ上にもいい影響を与えているのではないかと思います。できるだけ上まで進んでほしいと思います。
米川正夫 監督(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
試合に臨むにあたり、大一番になるのは間違いありませんでした。選手のメンタルをひとつに合わせることからスタートして、自分たちは3セットでプレスをかけることを選択して試合に臨みました。立ち上がりはすごくプレスが機能したのですが、結果を見るとその時間でゴールを奪えなかったことが厳しかったと思います。全体的にプレスはうまくいきましたが、(相手が)驚いているときに点を取れなかったことが敗因だと分析しています。ですが、選手たちは僕の要求に対してコミットしたと思いますし、負けて勝点は取れませんでしたが、このあとのリーグ戦につながる内容だったと思います。今季は追いかける立場となりますが、ここからすべての試合で勝って3位以内に入り、プレーオフでリベンジできればと思います。
(ワールドカップを戦っているフットサル日本代表に向けて)選手たちにはスペイン戦のプレスを例に「ああいったプレッシングをしないといけない」という話をしました。すごくいい試合が直近であって、日本代表のアイデンティティや日本人らしさも出ていました。がんばってほしいと思います。
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