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ベスト4が決定!快進撃を続ける柏はF1王者の名古屋を破る大金星 JFA 第26回全日本フットサル選手権大会
2021年03月01日
JFA 第26回全日本フットサル選手権大会は、2月28日(日)に準々決勝の4試合を駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場と三重県営サンアリーナで行いました。この結果、3月6日(土)に行われる準決勝に進出する4チームが決定しました。
三重県営サンアリーナの第1試合では、Fリーグ・ディビジョン1を制した名古屋オーシャンズ(F1/愛知)と、Fリーグ・ディビジョン2を全勝優勝したトルエーラ柏(F2/千葉)が対戦しました。
2回戦から登場した柏は、4回戦でキャプテンの白方秀和選手が累積警告で出場停止。その影響もあってか、序盤から名古屋がボール支配率で上回りました。しかし、先制点を挙げたのは柏でした。右サイドでサカイ ダニエル ユウジ選手からの縦パスを受けた内野脩麻選手が中央に折り返します。ボールは、クリアを試みた名古屋の星龍太選手に当たり、ゴール前で浮き球に。これに野村啓介選手が反応して、ゴールを決めました。さらに柏は14分にもカウンターから宗像紘輝選手がゴールを決めて、リードを広げます。追い掛ける展開となった名古屋も第1ピリオド15分、CKから八木聖人選手が強引にゴールをこじ開けて、1点差に詰め寄りました。
柏が1点をリードして迎えた第2ピリオド、名古屋は猛攻を仕掛けますが、ゴール前でしっかりと体を張って守る柏の守備を崩し切れません。第2ピリオド12分には西谷良介選手がゴールネットを揺らしますが、直前にゴール前でファウルがあり、得点は認められませんでした。試合終盤、名古屋はパワープレーを仕掛けますが、最後まで同点に追い付くことはできずに試合終了。F2王者が、F1王者を破るという番狂わせを起こしました。
会場が異様な雰囲気に包まれたまま、キックオフされた立川・府中アスレティックFC(F1/東京)とバサジィ大分(F1/大分)による第2試合は、互いにスコアレスで迎えた第2ピリオドに激しく動きます。大分は、第2ピリオド6分に森洸選手のゴールで先制し、一度、同点に追いつかれますが、13分に森選手が2点目を決めると、その3分後にもパカット選手が追加点を挙げてリードを2点としました。このまま試合終了かと思われた第2ピリオド19分、立川・府中は内田隼太選手が1点を返すと、試合終了まで残り1秒のところで堤優太選手が同点ゴールを決め、土壇場で延長戦に突入します。
5分ハーフの延長戦、立川・府中の攻撃に耐えた大分は、第2ピリオドに反撃に出ます。2分に山田凱斗選手がカウンターからゴールを決め、さらにその1分後には素早いリスタートから芝野創太選手がダメ押しのゴール。大分が5-3で勝利し、ベスト4進出を決めました。
なお、東京会場では湘南ベルマーレ(F1/神奈川)との境川決戦を制したペスカドーラ町田(F1/東京)が4強入り。また、延長戦の末にY.S.C.C.横浜(F1/神奈川)に競り勝ったフウガドールすみだ(F1/東京)も、準決勝進出を決めています。準決勝の2試合は3月6日(土)、決勝は7日(日)に共に浜松アリーナで行われ、いよいよ今年の日本一が決定します。
選手コメント
FP #90 熊谷利紀 選手(トルエーラ柏)
ただただうれしいという一言です。名古屋が相手だからと戦い方を変えず、前から積極的に、攻撃的に自分たちの戦い方をすることを意識していました。その通りに戦うことができ、結果が出せたかなと思います。このようにF1のチームと戦って勝てたということは、すごく自信にもなります。名古屋は個々のレベルが高かったですが、恐れずに積極的に気持ちの面で戦えました。試合に勝つたびにチームが一つになっている感じがするので、次も勝って、決勝進出を決めたいと思います。
FP #15 吉川智貴 選手(名古屋オーシャンズ)
負けたのは自分の責任だと思っています。自分のプレーが全然ダメでしたし、2失点目に絡んだこともあります。今日の試合に関しては、何もできませんでした。チームとしてもリズムがつかめませんでしたし、自分たちが本来できることができなかったことが、一番の敗因だと思います。もっと自分が良いプレーをしてチームを引っ張っていければ良かったのですが、それができなかったことが残念です。
FP #8 上村充哉 選手(立川・府中アスレティックFC)
リーグ戦から先制されても逆転できる力があったので、1点目を決められても慌てることはありませんでした。今シーズンらしい戦い方はできたと思うのですが、最後に大分の良いところが出たのかなと思います。今季限りで引退するベテラン選手もいますが、来シーズンはチームに残るメンバーと、新たに入ってくるメンバーの良さを出して、新しい立川・府中アスレティックFCをつくっていければと思います。
FP #19 森洸 選手(バサジィ大分)
とにかく勝ち進むことだけを考えていたので、今日の試合は非常に苦しかったですが、勝ち進めたことが全てだと思っています。2ゴールは、たまたまですが、狙いを持った中で決めることができたのは良かったです。パワープレーの失点がリーグ戦から続いていますが、来週の試合までもう少し詰めて、みんなで改善したいと思います。柏はとても勢いに乗っていますが、そういう勢いのあるチームに対して何ができるか、スカウティングを含めて良い準備をしたいと思います。
準々決勝 2/28 【フルマッチ】トルエーラ柏 vs 名古屋オーシャンズ
準々決勝 2/28【フルマッチ】立川・府中アスレティックFC vs バサジィ大分
準々決勝 2/28【フルマッチ】ペスカドーラ町田 vs 湘南ベルマーレ
準々決勝 2/28 【フルマッチ】Y.S.C.C.横浜 vs フウガドールすみだ
大会期間:2月19日(金)~3月7日(日)
会場:三重県/三重県営サンアリーナ、東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場、静岡県/浜松アリーナ
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