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東海大学が法政大学を下し、県リーグ勢として初の大学日本一に!『#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!』決勝

2021年01月25日

東海大学が法政大学を下し、県リーグ勢として初の大学日本一に!『#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!』決勝

『#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!』の決勝戦が1月23日(土)に行われ、法政大学と東海大学が大学日本一を懸けて対戦しました。

法政大学(関東第7代表) 0-1 東海大学(関東第9代表)

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新型コロナウイルスの影響で中止となった全国大会、『総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』と『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)の代替大会として開催された『#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!』。その決勝戦は、これが4年連続の全国大会決勝戦出場となる法政大学(関東7)と、強豪チームを次々と倒して都道府県リーグ所属チームとしては初の全国大会決勝進出を果たした東海大学(関東9)の対戦となりました。

ビルドアップと丁寧なパス回し、緩急をつけた攻撃を得意とする法政と、組織的な守備と強力なセットプレーからゴールを狙う東海。試合は、対象的な特徴を持つ両チームがその武器をいかんなく発揮する展開となりました。法政は立ち上がりから主導権を握ると、竹本大輝選手、平山駿選手、長谷川元希選手らが連動して攻撃を仕掛けます。「事前に法政の技術力、攻撃力を分析していたが、それを遥かに超えるくらい相手がうまかった」(今川正浩監督)という東海大は、すかさずDFラインをひいてこれに対応。センターバックを中心に守りを固めるとともに、法政の攻撃の起点である関口正大選手、高木友也選手の両サイドバックを自由にさせません。法政は圧倒的にボールを握りながらも攻めあぐね、無得点のまま試合を折り返します。

前半はシュート0本と守りに徹した東海ですが、今川監督からの「もっとアグレッシブにボールを奪いにいこう。東海のストロングポイントを出せなければ、攻撃のスイッチも入らない」という指示を受け、後半は開始直後から積極的にボールを奪取。前線の武井成豪選手にロングボールを入れて法政の裏を狙います。ゴールこそ許さなかった法政ですが、跳ね返しきれず東海が立て続けにセットプレーを獲得するなど、試合の流れは次第に東海に。すると72分、CKの流れから右サイドに流れたボールを、高田悠選手がキープ。相手DFを鮮やかな切り返しでかわしてゴール前にボールを入れると、前線に上がっていた水越陽也選手が右足で押し込みます。「セットプレーとロングスローをいちばん警戒していた」(高木友也選手)という法政ですが防ぎきれず、東海が狙いどおりの形で先制しました。法政も直後に、交代出場の佐藤大樹選手が決定機を迎えますが、東海GKの宮﨑浩太朗選手がビッグセーブ。法大は得点力の高い飯島陸選手、さらには佐野陸人選手などをピッチに送り出してゴールを狙いますが、東海の堅固な守備を崩しきれません。アディショナルタイムに得たセットプレーでは、GKの中野小次郎選手が前線に上がって攻撃参加。長谷川選手の上げたボールに反応しますが、合わせることができず、ここで試合終了。1点を守りきった東海が、県リーグ勢としては初となる全国制覇を果たし、大学日本一のタイトルを獲得しました。

監督・選手コメント

今川正浩 監督(東海大学)
法政大学は質の高い攻撃を仕掛けてくるので、劣勢になるのは重々承知していました。けれど前半は、その予想を遥かに上回る法政大学の技術、スピードに慣れることができず、かなり押し込まれてしまいました。後半からはうちの持ち味である守備もうまく出せて、試合の流れが変わりました。その中で得点もでき、振り返ってみれば東海大学が勝てるとしたらこういうパターンかな、という試合を選手たちがやってくれたような気がします。今年のチームはまず、自分たちが自信をもてるようなストロングポイントを見出そうというところから始まりました。そのための練習の追求度、そして公式戦での勝利による達成度がうまく噛み合ったことが、この結果に結びついたのかな、と思います。

長山一也 監督(法政大学)
東海大学に負けるとしたら、セットプレーからだろうと思っていたので、ある意味では予想どおりです。もちろん、その対策や準備もしてきましたが、東海大学にはそれ以上のものがあったということだと思います。ただ、大学サッカーの質という部分では、しっかり相手を見て、外し、ゴール前まで運んでいくという、法政大学らしいサッカーは見せられたと思います。今季途中にはチームが新型コロナウイルスに感染し、クラスターとなり各方面にご迷惑や心配をおかけしました。大変な状況ではありましたが、大会名のとおり「サッカーができることは当たり前ではない」ということに気付かされ、学生たちの人間的な成長を見ることができました。そうした貴重な時間を過ごせたことによってチームも成長し、活動停止明けからはどのチームも圧倒するような内容のサッカーができたと思います。優勝することで、支えてくださった方々に恩返しをしたかったのでそこは残念ですが、選手はよくがんばってくれたと思います。

面矢行斗 選手(東海大学/4年)
前半はどこかで迷いがあって、一歩、二歩が遅れてプレスが甘くなるということをハーフタイムに確認しました。後半はもっと強くプレスをかけて、そのかわり背後のケアに注意して、チャレンジ&カバーを徹底しようと話しました。迷わず勢いよく連動してプレスをかけることを軸にしたことで、セットプレーも増え、自分たちの時間をつくれたと思います。ポゼッションやボールを回す相手に対して、自分たちの仕掛けるストーミングは通用すると思っていたので、そこは自信をもってやれました。絶対に自分が4年生のときに日本一になる、というのは東海大学に入学したときから決めていたこと。それを実現できてよかったと思います。

水越陽也 選手(東海大学/3年)
ゴールを決めた瞬間は何も考えずボールに反応しただけ。だから「なんとか入ってくれ」という感じでした。今シーズン、公式戦で点をとれていなかったので、決めたいという気持ちは心のどこかにあったかもしれません。けれど、決勝という大舞台で勝ちにつながる1点をもぎとれたのは、チームの勝利のために自分で何ができるかというのを考えてきた結果かな、と思います。守備にしても攻撃にしても、日頃からセットプレーの練習は取り入れているので、それがこの大舞台でも集中力を保てた原因かもしれません。

大会概要

大会期間:2021年1月6日(水)~2021年1月23日(土)

大会情報はこちら

全日本大学サッカー連盟公式Twitter(@jufa_soccer)では、当日試合速報を行います。
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大会日程、試合結果などは全日本大学サッカー連盟公式サイトをご確認ください。

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