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J1王者・川崎、同2位・G大阪が登場する準決勝は12月27日開催 天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会

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2020年12月25日

J1王者・川崎、同2位・G大阪が登場する準決勝は12月27日開催 天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会は12月27日(日)、準決勝2試合が行われます。

例年とは異なる形式で行われてきた今大会ですが、ついにベスト4が出そろいました。それぞれ来季のカテゴリー昇格を決めたJ2とJ3の王者が、J1の上位2チームと対戦します。

J1歴代最速の優勝を決めた川崎フロンターレ(J1 1位)に立ち向かうのは、ブラウブリッツ秋田(J3 1位)です。準々決勝では、目標としていたJクラブとの対戦に燃える福山シティFC(広島)と対戦し、3-1で勝利。先制しながら追いつかれたものの、前半終了間際のCKで勝ち越し。後半のシュートはわずか1本となりましたが、その一撃となった江口直生選手のFKがゴールネットを揺らすなど、勝負どころをしっかり押さえました。今季のJ3では、34試合を戦って18失点と、圧倒的な守備の堅さを誇りました。シーズンわずか3敗でのJ2昇格という力を、天皇杯でも見せつけた格好です。

川崎も、同じく3敗したのみで今季のJ1を終えました。ただし目を引いたのは、34試合で88得点という驚異的な攻撃力です。常に相手を攻め倒してきたシーズンを、やはり自分たちらしく締めくくりにかかることでしょう。日本屈指の攻撃力を誇る川崎と、粘り強い守備からのカウンターという武器を備える秋田。互いに存分に持ち味を出せる対決です。

もう1試合は、ガンバ大阪(J1 2位)と徳島ヴォルティス(J2 1位)の対戦です。徳島は7年ぶりとなる2度目のJ1昇格を、初めてのJ2制覇でつかんでいます。その栄光へと導いたリカルド・ロドリゲス監督は、今季限りでの退任が決定しています。プロクラブの常とはいえ、今季限りでチームを離れる選手もおり、現在のチームで戦える記念すべきシーズンを、美しいフィナーレで飾りたいと考えているはずです。

準々決勝で徳島は、Honda FC(アマチュアシード)にシュート本数で上回られながら、3-0と勝利。試合をうまくコントロールするとともに、リーグ戦では無得点だった鈴木徳真選手が2ゴールを挙げるなど、来季のJ1へ向けた新しい表情もこの大会で見せてくれそうです。

G大阪にとっても、来季のリーグ戦でライバルとなるチームとの緊張の一戦です。また、昨年度は3回戦で法政大学(アマチュアシード)に0-2で敗れており、気持ちを一層高めて臨んでくることでしょう。最後につかんだタイトルは、2015年度の天皇杯。甘美な記憶を思い起こし、上昇気流に乗ったまま新年に入るには絶好の大会でもあります。

元日決戦への切符をつかみ取るべく、奮闘する選手たちにご注目ください。

【1回戦】9月16日(水)
【2回戦】9月23日(水)、30日(水)
【3回戦】10月28日(水)、11月11日(水)
【4回戦】12月13日(日)
【5回戦】12月20日(日)
【準々決勝】12月23日(水)
【準決勝】12月27日(日)
【決勝】2021年1月1日(金・祝)

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