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浦安対湘南、今季2度目の対戦は湘南に軍配 好調大分は横浜を下し7連勝【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】
2020年12月15日
Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の5試合が、12月12日、13日に行われました。
4連勝を狙うバルドラール浦安は、湘南ベルマーレをホームに迎えました。9月2週目の対戦では1対1で勝点を分けた両者。シーズンが短く2回戦総当たりの今季、2度目の対戦を勝ち越して終えるべく序盤から激しい攻防が繰り広げられます。10分には大島旺洋選手の低い弾道のコーナーキックに得点ランキング首位タイの長坂拓海選手が頭で合わせ、先制に成功します。1対0で第1ピリオドを折り返します。その後もペースを握り試合を展開する浦安でしたが、26分、相手ゴールに近い位置でのキックインをカットされ、荒木辰文選手に同点ゴールを許すと、30分には同点弾をアシストした高橋広大選手にゴールを奪われ1点を追う展開に。その後、セットプレーからオウンゴールを誘発し同点に追いつきますが、そのわずか30秒後にはカウンターを仕掛けようとボールを運ぶ長坂選手に対し、ペナルティエリアを飛び出した湘南GKフィウーザ選手がスライディングでボールを奪われ、この流れから湘南が追加点を挙げます。4分弱を残し、石田健太郎選手をGKに置きパワープレーを仕掛けた浦安でしたが、追撃及ばず試合終了。2対3で湘南が勝利を収めました。また、この試合のキックオフ前には右上葉肺腺がんで闘病を続ける湘南の久光重貴選手にエールを送るため、両チームの選手が支援Tシャツを手に集合写真を撮影すると、会場から大きな拍手が送られました。
好調のバサジィ大分は今季初めてホームゲームに観客を迎え入れ、Y.S.C.C.横浜と対戦。序盤は拮抗した展開となりますが、徐々に試合を支配する大分は33分、吉田圭吾選手がゴールし先制に成功すると、およそ40秒後には小門勇太選手のフリーキックに合わせた森洸選手が追加点を奪うなど、1分間で3点を挙げる試合巧者ぶりを見せ4対1で勝利を収めました。F1リーグ2勝目を狙う長野はフウガドールすみだと対戦。3分には田村佳翔選手が古巣・すみだから先制点を奪いますが、その後F1での経験豊富なすみだに逆転を許してしまいます。16分には高い位置でプレスをかけボールを奪った長野が、この試合がFリーグ3試合目の出場となる松原祥太選手の初ゴールで同点に追いつきますが再度勝ち越され、2対3で敗戦を喫しました。
監督・選手コメント
奥村敬人 監督(湘南ベルマーレ)
まず、久光選手の支援Tシャツを掲げてくださったすべての皆さんに感謝しています。浦安とは開幕2週目に対戦しチャンスを作りながら決めきれず1対0から終盤に追いつかれ非常に悔しい思いをしました。そのことを週の始めから話し「必ず決着をつけよう」と全員が一丸となって戦いました。今季逆転勝利をしたことは少ないのですが、苦しい中でも選手たちが耐えてチャンスをしっかりモノにし、戦って勝ってくれたのでとてもうれしく思います。お互いが前からプレスを掛け合い、いかにそれを回避するか、高い位置でボールを奪うかというような戦いで勝つことができたのは、自分たちが半歩、数センチ、相手より上回った部分だと思います。そこには自信を持ってこれからも戦っていきたいと思います。次週は名古屋オーシャンズとの対戦です。この試合のような戦いだと本当に苦しい試合になってしまうので、しっかり準備をしていい試合をして、会場で観戦される方々がボールを蹴りたくなるような試合をしたいと思います。
小宮山友祐 監督(バルドラール浦安)
自分たちが思い描いていたゲームプランで進めることができ、コーナーキックからいい形で先制点も取れました。自分たちの強みである守備でも相手のキープレーヤーであるロドリゴ選手を抑えることができ、クワトロの戦術に対しても臆することなくプレスを掛けました。自分たちのゲームだったという印象はありますが、不運な形とはいえ相手に得点を許してしまい、ゲームを決めるプレー、得点を取ることや体を張って守るといった最終局面での差が出たのではないかと思います。得点の匂いも感じていましたが、あとはゴールネットを揺らせるかどうか。相手GKのフィウーザ選手が素晴らしいセーブを見せていましたが、それをこじ開ける力がまだ足りていないと思います。ただ、結果は負けてしまいましたが、選手たちはよくやってくれたと思いますし、何も悲観することはありません。自分たちが行ってきたことは間違っていないと信じていますし、これからも続けていくだけです。前回の対戦では湘南のゲームだった、今回は負け惜しみではありますが、負けはしたが自分たちのゲームだった、という捉え方をしています。
上原拓也 選手(湘南ベルマーレ)
厳しい試合でしたが、相手に先行されながらも逆転勝利ができ、チームとしても成長が見られたと思います。こういう苦しい試合、一瞬も気を緩めることができない試合に勝てたことは大きく、チーム力の向上を感じました。次週は小田原アリーナ(ホームアリーナ)で名古屋オーシャンズと対戦します。隙を見せたら一気に畳みかけてくる相手なので、少しでも隙をなくし相手より上回れるようにしたいです。サポーターの皆さんに勝利を届けられるように、練習からしっかりと頑張っていきたいと思います。
加藤竜馬 選手(バルドラール浦安)
チームとしてやるべきことができ、守備面で満足している部分は大きいと思います。ただ、3点取られても4点を取るチャンスはありました。3点目、4点目を誰がこじ開けていくのかがこれからの課題ではないかと思います。得点をする力は少しずつついてきているので、さらなる得点を誰が取るのか。そういった取り組みを続けていかないと、このような試合で勝ち切れないと思います。僕自身も無得点でしたし、こういった苦しい試合で点を取ることを全員が意識しないといけません。決定力はすぐに上がるものではありませんが、全員が意識していけばおのずと上がってくると思うので練習からしっかりと続けていきたいと思います。
Fリーグ2020-2021 ディビジョン1
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