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サンフレッチェ広島が力を誇示して大量得点で広島皆実を撃破 高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ2020中国第4節

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2020年09月28日

サンフレッチェ広島が力を誇示して大量得点で広島皆実を撃破 高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ2020中国第4節

高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ2020中国の第4節が9月26日(土)に行われました。

ピックアップマッチ

広島皆実高校 1-6(前半0-4、後半1-2)サンフレッチェ広島F.Cユース

同じ広島県に拠点を置く広島皆実高校とサンフレッチェ広島F.Cユースですが、これまでは所属カテゴリーが違ったため、Aチームが公式戦を戦うのは実に10年ぶり。広島皆実は「僕は広島ジュニアユース出身で上がれず悔しい思いをしている。ユースに勝ちたい気持ちは人一倍強かった」と話すFW閑田隼人選手(#10)を中心に番狂わせを狙いましたが、序盤から広島がプレミアリーグ勢としての意地を見せました。

「序盤に点が取れたら大量得点が見えてくるので、最初から相手を圧倒しようと意識した」と振り返るのはMF竹内崇人選手(#8)。キックオフと同時に広島が左サイドに攻略すると、竹内選手がMF高柳英二郎選手(#25)との連携から中央に侵入し、右足のシュートをたたき込みました。竹内選手が「自分がイメージしていた通りに英二郎が落としてくれたので、決めるだけだった」と笑みを浮かべる開始40秒での先制点で勢いに乗った広島の攻撃は止まりません。DF伊藤太陽選手(#5)が「3バックの両脇もどんどん攻撃参加していくのが今年の形」と話す通り、テンポの速いボール回しから、次々に前方へ選手が飛び出す厚みのある攻撃で広島皆実を押し込みます。

20分には右サイドを抜けたMF城水晃太選手(#6)のパスを受けた高柳選手が2点目をマーク。35分にも城水選手の右クロスをFW菅野翔斗選手(#11)が豪快なボレーで合わせました。38分にはMF光廣健利選手(#18)が右サイドから上げたクロスが直接ゴールネットに吸い込まれ、前半のうちに広島が勝負を決定づけました。

MF二井田樹選手(#5)が「何とか前半を無失点に抑えて、後半から攻めに行こうと話していた」と話した通り、広島皆実にとって前半の4失点は想定外の展開。「もうやるしかないとなった。取られても良いから、ビルドアップにチャレンジしようとなった」(二井田選手)後半は相手エリアに迫る時間が増えました。55分には高い位置でボールを奪った閑田選手のパスを受けたMF中島永弥選手(#18)のゴールで1点を返しました。しかし、以降は「チーム内の競争を煽っている」(髙田哲也監督)と後半から5人の選手を入れ替えた広島に見せ場を与え、2失点。顔なじみも多い広島勢同士の対決は、圧倒的な攻撃力を見せつけた広島に軍配が上がりました。これにより広島は開幕4連勝を達成。4試合で27得点とその力を誇示しています。

監督・選手コメント

仲元洋平 監督(広島皆実高)
相手のスピードに付いて行けずバタバタしていたのが印象的です。前半半ばから思い通りの守備ができつつありました。後半は良い守備から入ろうと声をかけ、最終ラインがずるずる下がらずコンパクトに前から奪おうと意識させました。その結果、ボールを持つ時間が増えましたが、相手はゴール前でシュートを決め切る力が高く、後半も2失点。少し隙を与えただけで失点することを学ばせてもらいました。結果は残念ですが、前半よりも後半に良いサッカーができたのは収穫です。リーグ戦の経験を積みながら、少しずつ上を目指していければと思います。

MF #5 二井田樹 選手(広島皆実高)
相手が格上なのは分かっていました。広島はサイドからの攻撃に長けたチームなので、クロス対応をしっかり練習してきたのですが、スピード感の違いに圧倒され、立ち上がりに失点しました。これから立て直そうとい気持ちを切り替えた直後にミスから失点し、チームの士気が下がったようにも感じました。前半を序盤の1失点のみに抑えていれば、また違った結果になったと思います。これまでは練習の雰囲気が良くない時期もありましたが、広島に挑む今週1週間は「絶対に勝つぞ」と良い練習ができていました。今回のように1週間だけでなく、長期間良い練習をする重要性を感じました。

髙田哲也 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
前半だけで4点を取れた展開は良かったのですが、ミスが目立つ試合でもありました。後半も試合の入り方が緩くなり、失点を許しました。もちろん暑さもありますが、それでもやらなければいけません。もっと上手な試合の運び方ができるようになって欲しいです。自分たちがボールを持つ時間が長い今大会では、止めて・蹴るの部分やコンビネーション、立ち位置の部分を自分たち自身が意識しないと成長できません。今年は緊張感のあるゲームを経験できていないので、試合を重ねながらたくましくなってほしいです。

MF #8 竹内崇人 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
立ち上がりに点が取れたので前半は良い流れで試合を進められたのですが、後半は自分のミスで失点し、試合の流れが悪くなったのが反省点です。失点後に2点取れたのは良かったけど、もっと取れるチャンスがありました。これまでの試合も決めなければいけない場面がたくさんあるので、内容には満足していません。これからさらに精度を高めていきたいです。今大会は大量得点で全勝するのが目標です。公式戦でしか得られないものを積み上げていき、12月のクラブユース選手権で優勝したいです。

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