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名古屋オーシャンズが3連覇を達成! ~Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 プレーオフ決勝~
2020年01月28日
1月25日(土)、26日(日)の2日間、愛知・武田テバオーシャンアリーナでFリーグ2019/2020 ディビジョン1 プレーオフ決勝「名古屋オーシャンズ対バサジィ大分」の2連戦が行われました。
2013/2014シーズン以来、2度目の決勝進出を果たした大分は、今シーズンのリーグ最少失点を記録した守備力とカウンターを武器に、初優勝を目指します。対する名古屋はフエンテス監督就任1年目のシーズン、Fリーグオーシャンカップ、AFCフットサルクラブ選手権でタイトルを獲得し、3つ目のタイトル、そしてリーグ3連覇を懸け決勝に臨みました。
第1戦は開始わずか20秒で、名古屋が先制点を奪います。しかし、さらなる攻勢に出る名古屋に対し、大分は集中した守備でゴールを守り、1対0で前半を折り返します。迎えた後半、25分には得意とするカウンターから仁部屋和弘選手のゴールで同点に追いついた大分。その後、名古屋は吉川智貴選手のゴールで再度リードを奪いますが、試合終盤には田村龍太郎選手の折り返しに吉田圭吾選手が合わせて大分が追いつき、第1戦は2対2のドローで終わりました。
リーグ戦上位チームがアドバンテージを持つため、第2戦が引き分けでも優勝が決まる名古屋。リーグ戦2位の大分は勝利が優勝の必須条件となりました。前日の試合後にフエンテス監督が「自分たちのやりたいことが8割、9割できていても勝てないということは、2戦目は100%の力を出し切らないと勝つことができない」と話していたとおり、名古屋は序盤からペースを握ると、13分にはペピータ選手のアシストからラファ選手が先制ゴールを突き刺します。これに勢いを得た名古屋は15分に八木聖人選手のゴールで追加点。ここで立て直しを図り、タイムアウトを取った大分でしたが、タイムアウト明けにも名古屋は得点を奪います。前半終盤にはセットプレーからペピータ選手が豪快なボレーシュートを決め、4対0と名古屋が大きくリード。このまま前半を折り返します。4点を追う苦しい展開となった大分は、後半立ち上がりから白方秀和選手をGKに置きパワープレーを選択。しかし、少しの隙も見逃さない名古屋は、パワープレー返しで追加点を挙げ、その後も2得点を追加し、7対0とリードを広げます。試合終盤、芝野創太選手のゴールで一矢報いた大分でしたが、圧倒的な試合巧者ぶりを見せる名古屋に対し7対1と完敗。2戦合計で9対3とリーグ戦首位にふさわしい戦いを見せた名古屋が、3年連続12度目のリーグチャンピオンに輝きました。
2019/2020シーズンの最優秀選手賞は名古屋のペピータ選手が、得点王は2年連続でヴァルチーニョ選手が獲得し、Fリーグベスト5には2選手のほか、ラファ選手、吉川智貴選手、GKから関口優志選手が選ばれました。1チームがベスト5を独占することはリーグ史上初の記録です。
全チームが一堂に会するセントラル方式の廃止やAbemaTVでの全試合放送が発表され、W杯イヤーでもある2020/2021シーズンは、5月30日(土)に開幕を迎えます。
監督・選手コメント
フエンテス 監督(名古屋オーシャンズ)
まず、選手にスポットライトを当てるためのサポートをしていただいた、すべての皆さんに感謝したいと思います。そして、選手たちがしっかりと今までやってきたことを表現してくれ、感謝しています。ゲームに関しては、第1戦に引き続き、内容は悪くありませんでした。ただ、1戦目は物足りなさがあって同点になってしまいました。第2戦はゲームに入る前から「勝てる」と感じていました。選手一人ひとりの目が輝いていましたし、ゲームに入ってもチームが一つになって一人ひとりが自分の良さを出した決勝戦でした。ピッチに立っていない選手もサポートをし合いながら、プレーをしていました。最後の試合で完璧なゲームができたと言えます。いい内容で締めくくることができました。
星龍太 選手(名古屋オーシャンズ)
2試合目は内容も大事ですが、結果が何より求められます。そこに関しては何も言うことはないくらい、結果に表れたと思います。僕たちの戦い方ができた試合でした。細かく言うと、前半の終わりの得点で相手の心を折ることができ、後半最初のパワープレー返しで再度心を折った、という表現が正しいと思います。そこから大分のメンタルや体力が急激に落ちた。そういう点の取り方ができたのは、しっかりと対策ができたから。それをこの場で発揮できて、良かったと思います。
伊藤雅範 監督(バサジィ大分)
まずは名古屋オーシャンズの優勝を祝福したいと思います。その結果にふさわしいチームでした。そして、この決勝で今シーズンのFリーグは終了です。集まってくださったメディアや、Fリーグのみなさん、フットサルを愛するみなさんに支えていただいたことに、感謝を申し上げます。試合の結果は残念でした。自分たちの力を考えて、僅差に持っていくというプランを考えていましたが、できなかった。監督の采配ミスがあったと感じています。
白方秀和 選手(バサジィ大分)
「悔しい」という感情も出ないくらいの完敗でした。この第2戦に注目してくださった方に、申し訳ない試合をしてしまったと思っています。
Fリーグ2019/2020 ディビジョン1
開催期間:2019年5月25日(土)~2020年1月13日(月・祝) 全33節/198試合
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