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名古屋オーシャンズは前回王者に勝利してグループDを首位で通過 ~AFCフットサルクラブ選手権タイ2019~
2019年08月13日
タイ・バンコクで行われているAFCフットサル選手権は12日、グループステージの全日程を消化しました。Fリーグ王者として出場している名古屋オーシャンズは、前回王者のメス・サンガン・ヴァルザガンと対戦しました。
すでに決勝トーナメント進出を決めている両チームの試合。得失点差では「7」の開きがあり、名古屋は勝利しなければグループの首位に立てない状況でした。そうした状況の中、GK関口優志選手、FP星龍太選手、FP吉川智貴選手、FPペピータ選手、FP星翔太選手という経験の豊富な選手たちが先発メンバーに入りました。
名古屋は何度か危ない場面もありましたが、立ち上がりから素晴らしいプレーを見せて、試合の主導権を握ります。前半8分には西谷良介選手からのパスを受けた星翔太選手が中央にボールを入れると、そこに詰めていた平田ネトアントニオマサノリ選手が1タッチでシュートを決め、先制点をもたらしました。
ハーフまで引いての守備が機能し、優勢に試合を進める名古屋は、13分にも高い位置でボールを奪った星龍太選手のシュートがGKに当たり、こぼれたところをペピータ選手が詰めて、リードを2点に広げます。前半のうちに1点差に詰め寄られましたが、リードしたままハーフタイムに入りました。
後半も名古屋は開始早々からチャンスをつくり出しますが、決定的な場面でもシュートミスが響き、点差を広げられません。すると後半8分、自陣でファウルをした星龍太選手が一発退場となってしまいます。
そして数的不利の状況で、同点ゴールを決められてしまいました。
守備の要であり、この試合では攻撃でも大きな活躍を見せていた星龍太選手を欠いた名古屋ですが、後半15分にはペピータ選手と安藤良平選手のコンビネーションから再び勝ち越しゴールを奪います。その後、首位通過を果たしたいメス・サンガンもパワープレーで反撃に出ましたが、名古屋がしっかりとゴールを守って3-2で競り勝ち、グループステージ3連勝を達成。グループD1位で決勝ラウンド進出を果たしました。
また、ベトナムのタイソンナムでプレーしている日本代表FP清水和也選手は、グループステージ最終節のナフィト・アルワサト戦でも2ゴールを記録。こちらもグループステージ3連勝でBグループの首位として、決勝トーナメント進出を決めています。
名古屋は準々決勝でグループC2位のバモスFC(インドネシア)と対戦。またタイソンナムは、グループA2位の深圳南嶺鉄狼(中国)と対戦します。両チームが勝ち上がれば準決勝で直接対決が実現することになります。
監督・選手コメント
フエンテス 監督(名古屋オーシャンズ)
選手たちの頑張りの結果、この結果を得られました。最初から最後まで戦い抜いた精神は素晴らしく、両チームともに力を出し切ったゲームになったのではないでしょうか。最後に勝つことができてよかったですし、今後も私たちが前進していくうえで、力になる試合になったと思います。次の試合も今いるメンバーで、全力で戦わないといけません。油断せず、100%を出し切らないといけない試合になってきます。
FP #7 安藤良平 選手(名古屋オーシャンズ)
グループを1位通過することができて良かったです。タイに入るまで負傷のため、全体練習に合流をしていませんでしたが、頭の中では戦う準備をしてきました。(星)龍太が退場してしまったことはチームとして痛かったですが、僕はやるべき仕事を全うできたかなと思います。長時間、試合に出場できる準備はもうできています。バモスFCはカウンターの速い印象があるので、そこは警戒したいと思います。
FP #9 平田ネトアントニオマサノリ 選手(名古屋オーシャンズ)
1試合目、2試合目と自分のプレーに、ほぼ納得のいかないプレーをしてしまい、ここで結果を残せたら乗れるかなと思っていたので、大会初ゴールを決めることができて、今後の試合に向けた自信になっていくと思います。先発から外れましたが、相手をしっかり見て、分析して戦うことができました。今後もチームの勝利を第一に考えて、良いプレーができるようにしたいです。そうすればゴールも自然とついてくると思います。
FP #12 清水和也 選手(タイソンナム)
第1回U-20AFCフットサル選手権の時は、同じアリーナでイラク代表に負けていました。それだけにイラクのチームが相手のこの試合には、すごく気持ちが入りました。どの試合も簡単な試合はありませんでしたが、自分たちの成長を見ることができました。アジア人枠選手として、助っ人の立場でタイソンナムに加わっているので、チームを鼓舞しつつ、自分のできる範囲の精一杯をやって頑張りたいと思います。
AFCフットサルクラブ選手権タイ2019
大会期間:2019/08/07(水)~2019/08/17(土)
会場:タイ/バンコクフットサルアリーナ
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