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湘南が立川・府中に逆転勝利!大分は浦安に敗戦し首位陥落 ~Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第9節~
2019年07月16日
7月12日(金)から14日(日)の3日間、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第9節の6試合が行われました。
今季唯一の駒沢体育館開催では、立川・府中アスレティックFCと湘南ベルマーレが対戦しました。序盤から積極的にゴールを狙う立川・府中は、堤優太選手が仕掛けたカウンターからコーナーキックを獲得。このチャンスを生かし、開始わずか28秒でジョー選手が先制ゴールを挙げます。10分には堤選手が追加点を挙げ、立川・府中が2点をリード。ここで湘南はタイムアウトを取り、立て直しを図ります。「名古屋での共同開催で、2失点の後にタイムアウトを取らずに3点目を取られたのでその反省を生かした」と奥村敬人監督が話すとおり、タイムアウト明けの12分には、高溝黎磨選手がペナルティーエリア内でシュートを押し込み、湘南が1点を返します。2対1と立川・府中リードで迎えた後半、攻勢を強める湘南がロドリゴ選手のロングシュートで同点に追いつくと、35分には植松晃都選手のゴールで逆転に成功。1点を追う立川・府中は、内田隼太選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、湘南の守備に阻まれ好機を作ることができず、2対3で湘南が勝利を収めました。
8戦無敗のバサジィ大分は、バルドラール浦安をホームに迎えました。この試合でも勝利し、単独首位の座を守りたい大分でしたが、チャンスを作りながらも決めきることができません。9分、野村啓介選手がこぼれ球を押し込み浦安が先制すると、18分にはGK藤原潤選手が起点となり永島俊選手が追加点を挙げます。0対2で迎えた後半、開始わずか27秒で追加点を挙げた浦安は、ディドゥダ選手が古巣・大分からゴールを奪い0対4。開幕以来、劣勢でもスタミナや粘りで追いついてきた大分でしたが、流れの中からは得点を挙げることができず、5分弱を残しパワープレーを開始します。この流れから田村龍太郎選手が1点を返しますが、追撃及ばず試合終了。大分が今季初黒星を喫しました。
ヴォスクオーレ仙台と対戦した名古屋オーシャンズは、7対1で快勝。大分の敗戦を受け、首位に浮上しました。シーズン序盤は波に乗れず苦しみ、徐々に調子を上げてきたペスカドーラ町田は、高校生Fリーガー毛利元亮選手、倉科亮佑選手の活躍でFリーグ選抜に勝利しています。
その他の試合結果・日程はこちら(Fリーグ公式サイト)をご覧ください。
監督・選手コメント
奥村敬人 監督(湘南ベルマーレ)
試合前にバサジィ大分がバルドラール浦安に敗戦した、という速報を見て、今季のリーグ戦は混戦になるだろう、と感じていました。自分たちがこの試合で負ければ、上位陣に置いていかれてしまうという恐怖感もありました。選手たちが0対2の劣勢から、自分たちを信じて粘り強く戦っての逆転勝利を収めたことは、メンタル面の成長だと思います。監督としては、名古屋共同開催のペスカドーラ町田戦で0対2にされた直後にタイムアウトを取らずに3点目を奪われた、その反省を生かすことができました。ただ、立川・府中に負傷やこの試合で復帰したばかりの選手がいたことを考えると、もっとゲームを圧倒的に支配して勝たなければいけなかった。ギリギリではなく、もっと楽な展開にならなければいけなかったと思います。勝ちながら反省できることはいいことかもしれませんが、普段の練習からこだわって、質を高めていく必要があります。これでリーグ戦は混戦になり、1巡目ではエスポラーダ北海道と、昨シーズンまで湘南に所属していた横澤直樹監督が指揮を執るボアルース長野と対戦します。6勝3敗2分の成績で1巡目を終え、2巡目からもっと上にいけるように、一丸となって戦っていきたいと思います。そして、アウェイでしたが、ホームのような雰囲気を作ってくれたファンには感謝しています。この場を借りてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
鍛代元気 選手(湘南ベルマーレ)
0対2になってから逆転できたことはポジティブなことですが、0対2にしてしまったことは問題だと思っています。ただ、「勝って兜の緒を締める」、勝って反省できることはいいことだと思います。
勝って修正するのと負けて修正するのとでは、メンタル面や取り組み方が異なります。僕もチームメートも決定機を外してしまいましたが、決めるべきところで決めきるのが強いチームだと思います。外す要因が動きの準備なのか気持ちの準備なのか、選手同士で話をして次の試合に向けて準備をしたいと思っています。
山田マルコス勇慈 監督(立川・府中アスレティックFC)
ホームゲームでこのような悔しい試合をして、サポーターに申し訳ないです。チームの主力選手の負傷など様々な理由があり、言い訳できる状況かもしれませんが、それを言い訳にしたくありません。このリーグで戦うならば、今の与えられたメンバーでも勝利しなければいけません。言い訳せずに、なんとかしなければいけない試合だったと思います。前半には勝てる内容の戦いを見せていましたが、逆転での敗戦となりました。とても残念な負け方ですが、勝つときも負けるときも誰か1人のせいではないので、チームでいい取り組みして、それを結果で出せるよう、頑張る必要があると思います。
Fリーグ2019/2020 ディビジョン1
開催期間:2019年5月25日(土)~2020年1月13日(月・祝) 全33節/198試合
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