2月23日(土)、24日(日)の2日間、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場でＦリーグ2018/2019 ディジョン1・2入替戦 プレーオフ アグレミーナ浜松 対 ボアルース長野が行われました。

2018/2019シーズンに2部制となったＦリーグは、ディビジョン1の最下位チームとディビジョン2の1位チームが対戦する入替戦を新たに導入しました。Ｆリーグ ディビジョン1所属のアグレミーナ浜松は、2018/2019シーズンのリーグ戦を3勝4分26敗で終え、最下位でこの入替戦に回る結果となりました。対する長野はＦリーグ ディビジョン2の初代王者。ディビジョン2初年度は、開幕戦からY.S.C.C.横浜が15得点を挙げ勝利を飾り、その横浜と最終節まで優勝を争った長野が11勝3敗でリーグ優勝を収めました。

初の入替戦に注目が集まる中、第1戦はキックオフ直後に試合が動きます。開始わずか17秒で、伊藤広樹選手がゴールし、長野が先制に成功。Ｆ1リーグでのプレー経験もある伊藤選手が、勝負強さを見せます。しかし、直後に浜松はカウンターから田中智基選手が同点弾を決め、試合を振り出しに戻します。その後はＦ1リーグ所属の意地を見せる浜松がペースを握り、15分には山田凱斗選手のゴールで逆転に成功。このまま前半を終えたい浜松でしたが、前半残りわずか2秒のところで石関聖選手にボレーシュートを決められ、2対2の同点で前半を折り返します。

後半も積極的に攻め込み、長野ゴールを脅かす浜松でしたが、先に3点目を挙げたのは長野でした。24分、カウンターの流れから阿部修兵選手のゴールで長野が1点をリードします。30分にはセットプレーから同点に追いついた浜松でしたが、その後は追加点を奪うことができず、3対3のドローで試合を終えました。

勝利が絶対条件の長野に対し、引き分け以上で残留が決定する浜松は、第2戦の立ち上がりから主導権を握ります。しかし得点を奪うことができずにスコアレスのまま後半へ。すると22分、試合を動かしたのは長野でした。セットプレーの流れから石関聖選手が先制ゴールを挙げると、33分、36分と追加点を奪い、3点をリードします。その後浜松は、中村友亮選手をGKに置いたパワープレーから野嶋倫選手がゴールし1点を返しますが、試合終了間際にパワープレー返しを浴び1対4で敗戦。リーグ戦でも度々話題に上り、入替戦の2試合でも相手を上回るシュート数を記録しながらも得点を奪えなかった浜松の得点力不足が影響した試合となりました。勝点4で浜松を上回った長野は、Ｆ1リーグ昇格の権利を獲得しています。

長野のＦ1リーグ昇格は、3月13日(水)に開催するＦリーグ実行委員会にてＦリーグクラブライセンス基準に基づいた審議を行い、最終決定します。

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監督コメント

柄沢健 監督（ボアルース長野）
10回対戦して1回勝てるかどうかの相手に対し、選手たちは真っ向勝負をしました。いつも通り、全力で戦ってくれたと思います。我々はベンチと一体になって戦うチームでした。Ｆ2リーグの開幕当初は、戦えない選手はメンバーから外し、10人で戦う試合もありました。そういった基準を設けてきた中で、リーグ最終戦のトルエーラ柏戦で14名がベンチに入るようになりました。私は「相手よりも自分に勝った選手がベンチに入る」と考えています。その状況で、10回に1回勝てるかどうかの戦いになると思っていました。まさにその通りの試合でしたし、勝利が実りました。

豊島明 監督（アグレミーナ浜松）
単純に自分たちが弱かった。自分たちで、悪い流れにしてしまったような試合展開でした。今、何を話しても言い訳になってしまいます。技術云々ではなく、結果が全てです。メンタルの部分で自分たちから崩れてしまいました。技術よりも結果です。結果として自分たちが劣っていたと思います。

DUARIG Ｆリーグ2018/2019 ディビジョン1

開催期間：2018年6月16日(土)～2019年2月11日(月・祝)　全33節/198試合

DUARIG Ｆリーグ2018/2019 ディビジョン2

開催期間：2018年6月30日(土)～2019年1月20日(日)　全14節/56試合

Ｆリーグ2018/2019 ディビジョン1-2 プレーオフ

開催期間：2019年2月23日(土)～24日(日)

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