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日テレ・メニーナが4年ぶり8度目の優勝! ~JFA 第22回全日本U-18 女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップ~

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2019年01月08日

日テレ・メニーナが4年ぶり8度目の優勝! ~JFA 第22回全日本U-18 女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップ~

JFA 第22回全日本U-18 女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップは1月7日(月)、J-GREEN堺(大阪)で3位決定戦と決勝を行い、日テレ・メニーナ(関東1/東京)が4年ぶりに女王の座に返り咲きました。

3位決定戦

ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ 1-2(0-0)INAC神戸レオンチーナ

3位決定戦は、共に初の4強入りを果たしたノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(関東4/神奈川)とINAC神戸レオンチーナ(関西2/兵庫)の対戦となりました。

立ち上がり攻勢に出たのはノジマでした。2分、5分とサイド攻撃から廣澤真穂選手と、福原由香選手がシュートに持ち込みますが、GKに阻まれます。10分過ぎから、I神戸も徐々に落ち着きを取り戻し、パスをつないで攻撃を組み立てますが、得点を奪えず、スコアレスで前半を終えます。

試合が動いたのは58分。U-18日本女子代表候補で、来季AC長野パルセイロ・レディースへの加入が内定した原海七選手がペナルティーエリアのやや外でボールを受けます。ドリブルでゴールに向かうと、「相手DFが疲れていてあまり向かってこなかったので、かわして落ち着いて決めた」と冷静に状況を見極めて、先制弾をファーサイドネットに突き刺します。

1点を追うノジマは、74分、廣澤選手がスルーパスに抜け出しGKをかわしてシュートを放ちます。これはDFに跳ね返されますが、こぼれ球を途中出場の西郡茉優選手が左足で押し込んで1-1の同点に追いつきます。

力強い声援の後押しを受けて圧力を強めるI神戸は85分、右のCKをファーサイドの澤田知果選手が頭で押し込んでI神戸が勝ち越しに成功します。そのままノジマの反撃を振り切り、2-1でI神戸が勝利しました。

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決勝

日テレ・メニーナ 2-1(0-1)セレッソ大阪堺ガールズ

決勝は、昨年3位で4大会ぶりの王座奪還を目指す日テレ・メニーナと、4年連続で決勝の舞台に勝ち上がったセレッソ大阪堺ガールズ(関西1/大阪)が激突しました。

最終ラインからパスをつないでビルドアップするスタイルを得意とする日テレに対し、C大阪堺は「前半15分は守備の強度をかなり意識した」という岡本三代監督のプラン通り、高い位置からプレスを徹底し相手の持ち味を封じ込めてペースを握ります。すると8分、FW百濃実結香選手が、日テレの菅野奏音選手にプレッシャーをかけてボールを奪取。ドリブルでペナルティーエリアへ進入すると、右足を振り抜いて先制します。

日テレは、失点を取り返そうと菅野選手がドリブルで突破する場面もありましたが、効果的なビルドアップができないまま前半は、C大阪堺が1点リードで終えました。

後半、日テレはセンターバックで先発した松田紫野選手を本来のサイドバックに戻して前への推進力を高めると、オーバーラップした松田選手が惜しいシュートを放つなど、左サイドを起点にチャンスが生まれはじめます。

61分、左サイドから連想した守備でボールを奪うと、土方麻椰選手がドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア外からミドルシュート。ボールはGKの指先をかすめゴール右上を撃ち抜き、日テレが試合を振り出しに戻します。

同点弾で勢いに乗った日テレは、ボールを保持して攻勢に出ます。すると75分、木下桃香選手のサイドチェンジを木村彩那選手が落とし、走り込んだ大山愛笑選手が思い切り良く放ったロングシュートが相手GKの背中に当たってゴールイン。これが決勝点となり、日テレが、4年ぶり8度目の栄冠を手にしました。

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監督・選手コメント

古川将大 監督(日テレ・メニーナ)
連戦の疲れがある中で、立ち上がりは相手が前から積極的に奪いにきたので、パスやドリブルを使ったいつも通りのビルドアップができませんでした。先に失点してしまった影響で気持ちもプレーも矢印が後ろ向きになってしまいました。後半は前への推進力を出すためにポジションを変えましたが、最後は気持ちなので、球際で負けないこと、前を向いて仕掛けるなど、気持ちをプレーに出していこうとハーフタイムに話しました。最後は「勝ちたい」「ゴールを決めたい」という気持ちが全面に出たことが得点につながったと感じています。これまで積み上げてきたものや、選手が4年間悔しい思いをしてきたことが、(4年ぶりの)優勝という結果につながったと思います。

松田紫野 選手(日テレ・メニーナ)
前半は相手が前からプレッシャーをかけてきたことで慌ててしまい、周りを見ることができず、ビルドアップではなくダウンしてしまって、思うようなプレーができませんでした。ハーフタイムに監督から「このプレーを見たお客さんは残念に感じると思う」と言われて、メニーナとしての最後の試合がこのまま終わってしまったら後悔すると思ったので、絶対に取り返そうと後半に臨みました。早い時間に1点取れたので、そこからは自分たちのペースにすることができました。最後の試合を、優勝という結果で終われてうれしいです。

岡本三代 監督(セレッソ大阪堺ガールズ)
追加点を取るチャンスがあっただけに残念ですが、そういうところで決め切れない、勝負強さがないところが結果に出たと感じています。内容的にも、技術、戦術のところで、メニーナの方が上をいっていることが見えたので、選手はこの負けの中からまだまだやらないといけないことがあると感じてくれたと思います。この経験を次につなげていきたいです。相手がポジションを変えてきたところで、対応が後手になってしまうなど、ゲームコントロールのところや、奪った後自分たちで主導権を握るテクニックや経験がまだまだ足りない。そこは圧倒的に差があると感じました。

百濃実結香 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
(日テレとは)戦ったことがなかったので、勝ちたいという気持ちと楽しみだなという気持ちで挑みました。やはり相手は上手かったですが、自分たちのプレーを出せた部分もありました。昨年と同じ結果で悔しい気持ちが今は一番大きいです。(得点シーンは)2トップで声を掛け合いながら奪いに行って狙い通りでしたが、パスの質やコントロールの部分で相手が一回り上で、その後はなかなかプレッシャーに行くことができませんでした。去年はあまり試合に出られていなかったのですが、今年は試合に出て、最後まで走り、自信を持って仕掛けることができたので、自分の成長を感じることができました。

大会期間:2019年1月3日(木)~2019年1月7日(月)
大会会場:J-GREEN 堺(大阪府堺市)

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