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シード校が参戦し、2回戦が行われる~平成30度 第67回全日本大学サッカー選手権大会~
2018年12月18日
「平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会」は12月15日(土)に2回戦を実施。シード校の関東・関西上位8チームが登場し、1回戦を勝ち抜いた8チームと準々決勝進出をかけた熱い戦いが繰り広げられました。
早稲田大学(関東地区第1代表) 1-0 北海道教育大学岩見沢校(北海道地区第1代表)
関東王者・早稲田大学の初戦の対戦相手は、4年ぶりの1回戦突破を果たした北海道教育大学岩見沢校。早稲田大学は序盤から主導権を握りながらもゴールを奪えず、後半に主将で関東リーグ得点王の岡田優希選手、関東リーグアシスト王の相馬勇紀選手を投入します。すると51分、相馬選手がドリブルで相手のファウルを誘い、ペナルティーキックを獲得。これを岡田選手が決めて先制点を挙げると、1点を守りきって早稲田大学が勝利を収めました。
順天堂大学(関東地区第6代表) 2-1 関西大学(関西地区第3代表)
昨年の準決勝と同カードとなった試合は、立ち上がりから関西大学が主導権を握ります。関西大学は、開始早々の4分にペナルティーキックを獲得。しかしこれは順天堂大学のGK・佐藤久弥選手がストップ。逆に37分にはU-21日本代表、旗手怜央選手のゴールで順天堂大学が先制します。しかし関西大学も後半開始直後の46分、牧野寛太選手が意表を突くロングシュートで追いつきます。その後は一進一退の攻防が続きましたが、57分に旗手選手がこの試合2点目となるゴールを挙げて2-1に。試合はそのまま終了し、順天堂大学が昨年の雪辱を果たしました。
新潟医療福祉大学(北信越地区代表) 2-3 法政大学(関東地区第3代表)
前半19分、新潟医療福祉大学は上米良柊人選手が強風を利用し、ワンタッチからのミドルシュートで先制します。前半をいいところなく終えた法政大学ですが、57分にはCKから前谷崇博選手がヘディングシュートを叩き込み同点に。しかしその1分後には、矢村健選手のゴールで再び新潟医療福祉大学がリードを奪います。法政大学は66分に森俊貴選手を投入。すると77分、この森選手が相手のファウルを誘いペナルティーキックを獲得。これをU-21日本代表の上田綺世選手が決めて同点に追いつきます。さらに85分、森選手が左足でシュートを流し込んで逆転に成功。昨年度準優勝の法政大学が、接戦を制して準々決勝進出を決めました。
関西学院大学(関西第2地区代表) 3-2 東洋大学(関東地区第7代表)
強風の下、苦戦を強いられていた両チームですが、43分に関西学院大学の中野克哉選手が藤原樹選手とのコンビネーションプレーから前線に抜け出してゴールを挙げます。しかし東洋大学も56分、渡辺星夢選手がフリーキックを直接決めて試合を降り出しに戻します。東洋大学はさらに76分、野本幸太選手がペナルティエリア内に切り込み追加点。東洋大学が逆転に成功します。するとその5分後、今度は関西学院大学の林部晃己選手が、山本悠樹選手のクロスを頭で合わせて同点に。2-2のまま試合は延長戦に突入しました。接戦に終止符が打たれたのは105分、ペナルティーエリア内で倒されて、関西学院大学がペナルティーキックを獲得。これを山本選手が決め、再びリードを奪った関西学院大学が勝利を収めました。
筑波大学(関東地区第2代表) 4-1 仙台大学(東北地区代表)
前半は、筑波大学が東北王者の仙台大学を圧倒しました。13分にオウンゴールで先制すると、22分に主将の小笠原佳祐選手が相手GKのこぼれ球に詰めて追加点。25分にも、右サイドからのクロスを弾いたボールを渡邊陽選手が押し込んで3点目。筑波大学が前半だけで3-0とリードを広げます。前半は防戦一方だった仙台大学ですが、58分には齋藤雄大選手のパスを受けた嵯峨理久選手がゴールを決め、1点を返します。しかし75分、筑波大学は三笘薫選手が試合を決定づける4点目。一昨年度大会の優勝校・筑波大学が危なげない展開で準々決勝に駒を進めました。
桃山学院大学(関西地区第4代表) 1-4 駒澤大学(関東地区第4代表)
駒澤大学は縦に早い攻撃で桃山学院大学の攻撃を封じ込めると、30分に中原輝がドリブル突破でチャンスを演出。パスを受けた安藤翼選手がゴールを決めて先制します。後半も駒澤大学が主導権を握り、60分には相手選手のハンドでペナルティーキックを獲得。これを大塲淳矢選手が決めて追加点。66分にもこぼれ球に詰めた高橋潤哉選手のゴールで、3-0とリードを広げます。さらに83分、途中出場の矢崎一輝選手が起点となり、最後は中原選手が試合を決定づける4点目。桃山学院大学も終了間際の89分、セットプレーから毎熊晟矢選手が1点を返しますが、反撃はここまで。8年ぶりに出場の駒澤大学がベスト8に進出しました。
静岡産業大学(東海地区第2代表) 0-2 大阪体育大学(関西地区第1代表)
東海地区唯一の生き残りである静岡産業大学と関西王者・大阪体育大学の試合は、大阪体育大学が圧倒的に攻めながらも静岡産業大学の堅守を崩せず、スコアレスのまま延長戦に突入しました。試合が動いたのは、延長前半終了間際の105+1分。大阪体育大学の林大地選手がペナルティーキックを獲得し、これを自身で決め待望の先制点を挙げます。大阪体育大学は、119分にも浅野雄也選手がドリブルで仕掛けて追加点を決め、2-0に。苦戦を強いられたものの、無失点で勝利を収めました。
明治大学(関東地区第5代表) 0-1 福岡大学(九州地区第1代表)
夏・冬連覇を狙う、総理大臣杯優勝校・明治大学の初戦の相手は、九州王者・福岡大学。試合は終始明治大学が主導権を握りながらも、福岡大学の徹底した守りを崩すことができません。前半の福岡大学のシュートは0本。しかし後半の66分、福岡大学が一瞬の隙きをついて先制点を挙げます。途中出場の今田源紀選手が、河原創選手のクロスを頭で合わせてゴールをこじ開けると、その後は粘り強く明治大学の攻撃を跳ね返して試合終了。ワンチャンスを活かした福岡大学が、2年連続となるベスト8に残りました。
夏の王者である総理大臣杯優勝校の明治大学が敗れる波乱のあった2回戦。ベスト8には関東5チームと関西2チーム、そして九州地区から唯一福岡大学が残り、12月17日(月)に行われる準々決勝に臨みます。
監督・選手コメント
堀池巧 監督(順天堂大学)
昨年も関西大にはループシュートで同点ゴールを決められましたが、今年もループシュートで同点にされてしまいました。ただ、追いつかれても、もう一度ボールを動かして、アグレッシブにサッカーをし、関西大のいいサッカーに対して体を張ることで勝つことができました。次戦は関東のチャンピオンである早稲田大学。今季はリーグ戦で2敗しているので3連敗はしたくありません。この西が丘でいい相手と対戦できることは、自分も選手も楽しみにしています。コンディションをしっかり整えて早大にリベンジをしたいと思います。
高尾瑠 選手(関西学院大学)
東洋大学に崩される時間帯もありましたが、不思議と勝てる気がしていました。ペナルティーキック獲得はたまたま、相手の足が入ってきただけで、自分としてはゴールを狙っていました。次戦の対戦相手の法政大学はいい選手がそろっていますし、優勝候補のひとつですが、関西のチームはうちと大阪体育大学だけになってしまったので、絶対に負けたくありません。
乾真寛 監督(福岡大学)
前半は風下だったので0点でいいと思っていたのですが、予想以上に押し込まれてしまいました。けれど後半、必ずどこかで明治大学が前に重心をかけてくると考えていたので、そのときがチャンスだと思っていました。今日はよく耐えましたし、ゴール前でよく粘ったと思います。大体大は昨年の大会でも、夏の総理大臣杯でも対戦していて、すべてを知り尽くした相手です。夏は延長戦で失点して負けているので、今度は粘って勝ちたいと思います。
松尾元太 監督(大阪体育大学)
難しいゲームでした。シュート数は多かったですが決められなかったので、チャンスを作る以上に質を上げていくことが大切だと思います。次の試合では、攻撃のリズムを作るときに連続したプレスやスピードで圧倒したいと思います。
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大会日程、試合結果などは全日本大学サッカー連盟公式サイトをご確認ください。
平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会
大会期間:2018/12/12(水)~2018/12/22(土)
会場:浦和駒場スタジアム、味の素フィールド西が丘、NACK5スタジアム大宮、柏の葉公園総合競技場、浦安市運動公園陸上競技場、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場、Shonan BMWスタジアム平塚
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