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14日の決勝に神奈川大と早稲田大が進出!第26回全日本大学女子サッカー選手権大会
2018年01月13日
第26回全日本大学女子サッカー選手権大会(インカレ女子)の準決勝が12日(金)、味の素フィールド西が丘で行われました。
14日(日)に開催する決勝に駒を進めたのは、神奈川大学と早稲田大学。同日、大阪体育大学と東洋大学は3位決定戦を行います。
大阪体育大学 1-2 (前半0-0、後半1-1、延長前半0-1、延長後半0-0) 神奈川大学
試合は立ち上がりからボールを保持して攻める神奈川大学と、自陣での守備を徹底する大阪体育大学という構図で進みました。神奈川大学は持ち味のパスワークで多彩な攻撃を行いますが、大阪体育大学が中央のエリアをコンパクトな守備で固め、なかなか決定機には至りません。0-0のまま迎えた後半、64分に大阪体育大学の今田怜那選手が中盤でボールを奪い、中央へとクロスを送ります。これに反応した長町優里選手が、ディフェンスを背負い後ろ向きでトラップした球をそのままボレーシュート。ボールはゴール左上に吸い込まれ、貴重な先制点を挙げます。その後は神奈川大学が怒涛の攻撃でゴールに迫るも、1点を守りたい大阪体育大学のタイトな守備を前に、なかなか得点が生まれません。均衡が破れたのは後半終了直前の90分。神奈川大学は瀧澤莉央選手、梅津美絵選手とつないだボールがゴール前の田中萌選手へと渡り、田中選手が冷静にドリブルでディフェンスをかわしてシュート。最後の最後で同点に追いつき、試合は延長に突入します。勢いに乗る神奈川大学は延長前半開始すぐの92分、鈴木綾華選手からの右サイドへのスルーパスに反応した梅津美絵選手が切り返しでディフェンスをかわし、左足で強烈なシュート。ボールはゴールに突き刺さり、これが決勝点となります。大阪体育大学の堅い守備に苦戦しながらも、神奈川大学が決勝に駒を進めました。
東洋大学 2-3(前半1-0、後半1-3) 早稲田大学
試合は両校ともに前への意識を持ち、交互に攻め合う構図で始まります。徐々に早稲田大学が東洋大学のゴールに迫り始めるものの、決定機には至りません。展開がやや停滞する中、早稲田大学は41分に河野朱里選手が低い位置から1人前線にいた中村みづき選手にパスを出し、これを受けた中村選手が鮮烈なミドルシュートを放ちますが、惜しくもバーを叩きます。するとその直後、44分に早稲田大学のゴール前での甘いクリアボールに東洋大学の楠春佳選手が反応、冷静にゴールへと流し込みます。一瞬の隙を突いた東洋大学が貴重な先制点を挙げ、前半を折り返します。何としても追いつきたい早稲田大学は、後半開始直後の47分に交代出場の熊谷汐華選手が左サイドからクロスを上げ、これに河野選手が頭で合わせて試合を振り出しに戻します。すると53分、東洋大学は田嶋みのり選手が相手ゴール前でドリブルを仕掛けた後、流れたボールを大内梨央選手が切り返しゴールに叩きこみます。再び突き放された早稲田大学は、両サイドからの幅とスピードのある攻撃を仕掛けて猛追するも、ゴールには至りません。再び試合が動いたのは70分。早稲田大学のコーナーキックからクリアされたこぼれ球を渡部那月選手がファーポストに向かってクロス、これに三浦紗津紀選手が頭で合わせてゴール。再び追いつきます。2-2のまま延長戦に突入するかと思われた88分、それまでも後半に度々チャンスを作り出していた早稲田大学・冨田実侑選手がドリブルで右サイドを突破してクロスを上げ、これに河野選手が頭で合わせてポストに当たった跳ね返りを逆サイドの熊谷汐華選手がシュート。これが決勝点となります。激しい展開となったゲームを、後半にサイドの攻撃陣が躍動した早稲田大学が制する結果となりました。
14日(日)、いよいよ大学女子日本一が決定します。神奈川大学が悲願の優勝を手に入れるのか、早稲田大学が三連覇を達成するのか。大阪体育大学と東洋大学の3位争いからも目が離せません。
決勝は13:00、3位決定戦は9:15キックオフです。寒さを吹き飛ばす熱い戦いをぜひご覧ください。
監督・選手コメント
大槻茂久 監督(神奈川大学)
2年ぶりの決勝をかけた大事な一戦でした。出場している選手だけではなく、多くの応援やサポートがあり、ここまで来ることができました。こういった周りの気持ちに応えるように、4年生のエース・田中萌とキャプテンの梅津美絵が得点し、逆転勝利で決勝進出を果たしました。一昨年は準優勝、昨年度は3位なので、決勝戦はチーム一丸となって早稲田に勝ち、必ず優勝して関わってくれる方々とともに喜びと感動を分かち合いたいです。
梅津美絵 選手(神奈川大学)
前半からボールを支配し、前線から積極的にプレーできていたのですが、点を決めることができず、後半に失点してしまいました。それでも焦ることなく自分たちのサッカーをして2点を取り返すことができたので良かったと思います。決勝では神大らしいサッカーをして、チーム一丸となって戦いたいです。最高の舞台で試合ができることに感謝して楽しみたいと思います。
福島廣樹 監督(早稲田大学)
東洋大学には関東大学女子サッカーリーグ戦で大勝していましたが、インカレでは厳しい試合になると思っていました。前半終了間際に先制され、後半に追いつきましたがまたリードされ、何とか逆転して決勝に進むことができました。神奈川大学とは二年前のインカレ決勝で対戦し、2-1で勝利することができましたが、リーグ戦では引き分けています。個性のある素晴らしい選手がいますので、一対一で負けないよう各選手が全力を出し切り、三連覇に挑みたいと思います。
熊谷汐華 選手(早稲田大学)
終始苦しい展開でしたが、勝ちきれて良かったです。前半は立ち上がりから相手のペースに押し込まれてしまい、なかなか早稲田のサッカーをすることができませんでした。後半は大きな展開からサイドを使った攻撃をすることで徐々にペースを取り戻せたと思います。後半からの出場となりましたが、アシストと得点という形でチームに貢献することができ、嬉しく思います。決勝戦では、前半から早稲田らしいサッカーをして勝ちたいです。結果だけでなく内容にもこだわりたいと思います。
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第26回全日本大学女子サッカー選手権大会
開催期間:
2017年12月25日(月)~2018年1月14日(日)
会場:
【1回戦~準々決勝】三木総合防災公園(兵庫県三木市)
【準決勝・3位決定戦・決勝】味の素フィールド西が丘(東京都北区)
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