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高円宮杯 第29回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会が12月16日に開幕~前回大会プレーバック~
2017年12月08日
U-15年代の日本一を決する第29回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会が12月16日(土)に開幕します。全国各地の予選を勝ち抜いたチームが12月28日(木)の決勝を目指して戦います。ここでは前回大会の様子をプレーバックします。
第28回大会では全国各地の予選を勝ち抜いた32チームが出場。ノックアウト方式で争われました。1回戦から準々決勝は茨城県内の9会場で、準決勝以降は東京都の味の素フィールド西が丘で行われました。
各会場で熱戦が繰り広げられる中で大会準決勝に勝ち進んだのは、横浜F・マリノスジュニアユース追浜(関東4)、清水エスパルスジュニアユース(東海1)、湘南ベルマーレU-15平塚(関東7)、北海道コンサドーレ札幌U-15(北海道1)の4チームです。
清水と横浜FM追浜による準決勝第1試合は、この年代の3冠を目指す清水が主導権を握り先制するも、直後に横浜FM追浜が得点、同点とします。後半開始早々にも、清水が2点の追加点を加えるも、粘りをみせる横浜FM追浜が再度同点に追いつき、3-3のまま延長戦へと突入します。その延長戦でも勝敗はつかず、試合はPK戦までもつれ込み、互いに1本ずつ外して迎えた6本目を清水GK石井飛雄馬選手がセーブ、清水が2000年以来の決勝進出を決めました。
第2試合では、初の決勝進出が掛かっている湘南と7年ぶりの決勝を狙う札幌が対戦。前半のうちに2点をリードした札幌が、後半に入って攻勢に出る湘南からカウンターで、さらに4点を追加。攻守に走り続けた札幌が6-0の大勝で決勝へと駒を進めました。
清水と札幌の決勝は、開始序盤から激しい展開となりました。6分に札幌がゴール前でFKを獲得。坂下桂悟選手のファーサイドを狙ったボールがポストを叩きゴール前は混戦に。最後は安田弐士輝選手が押し込み、札幌が先制します。先制を許した清水でしたが、11分、スローインからボールを受けた川本梨誉選手が左足を強振し、試合を同点とすると、15分に鈴木瑞生選手が遠い距離からのシュートを決めて逆転します。さらに、その2分後、左サイドでボールを拾った山崎稜介選手のドリブルからのシュートが決まり、清水が2点リードで前半を折り返します。
後半に入り、札幌も反撃に移りますが、選手交代や配置変更をしながら要所を抑えてくる清水の守備陣を崩し切ることができません。最後までゴールを狙い続けた札幌でしたが、スコアは動かず3-1のままタイムアップ。春のJFAプレミアカップ、夏の日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会に続き、本大会を優勝した清水がシーズン3冠を達成しました。
清水の岩下潤監督は、「彼らはよく頑張って成果を残したと思います」と選手たちをねぎらいつつ、「ここは通過点です。選手たちにはプロを目指して頑張ってほしいです」と選手に向け次のステージへの激励を飛ばし、大会を締めくくりました。
今大会も全国各地から強豪クラブが集結。将来の日本サッカー界を背負って立つであろう選手たちの戦いに、ぜひご注目ください。
高円宮杯第29回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
2017/12/16(土)~2017/12/28(木)
1回戦~準々決勝:茨城県内会場
準決勝~決勝:味の素フィールド西が丘(東京都)
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