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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 最終節での逆転残留を狙う名古屋
2016年12月09日
WEST第18節の注目試合
東福岡高校 vs 名古屋グランパスU18
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTの最終節が12月11日(日)に一斉開催され、東福岡高校(福岡)は名古屋グランパスU18(愛知)をホームに迎えます。
現在プリンスリーグ降格圏内の9位に位置する名古屋は、第5節に勝利して以来、およそ7カ月間、プレミアリーグで白星から遠ざかっています。山崎真監督が「自分たちの持ち味は攻撃」と話すとおり、ここまでの17試合のうち8試合で複数得点を記録していますが、1試合平均2.18失点と守備に不安を抱えます。今節は、攻守一体となった戦いが勝点3を獲得する鍵になります。
名古屋は、第16節に3位・ヴィッセル神戸U-18(兵庫)と接戦を演じ、前節にはガンバ大阪ユース(大阪)と引き分けるなど、「勝利に近づいている手応えがある」(山崎監督)と前向きです。昨シーズン、土壇場で残留を果たした経験もあります。15年のWEST最終節、京都橘高校(京都)と対戦した名古屋は、前半のうちに6点を挙げて11-0の大勝。最終節を迎えるまで8位にいた履正社高校(大阪)に勝点で並ぶと同時に得失点差で上回り、逆転でのプレミアリーグ残留を決めています。
今回は現在8位の神戸弘陵学園高校(兵庫)が大分トリニータU-18(大分)に敗れた上で、名古屋が東福岡に勝利すれば、名古屋の残留が決まります。「今年も昨年と似たような状況になった。昨年の最終節を経験している選手もいるので、それがいい方向に作用すれば」と山崎監督は語ります。
名古屋をホームに迎える東福岡も、リーグをいい形で終えようと準備しています。第14節にセレッソ大阪U-18(大阪)に敗れて以来、京都サンガF.C.U-18(京都)に7失点、続くサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)との試合で3失点を喫するなど守備の課題が浮き彫りになりました。それでも、前節は失点を1に抑えて第12節以来、およそ3カ月ぶりの勝点3を獲得。ホーム最終戦を勝利で飾って高校選手権へと突入すべく、チームの士気も上がっています。
残留に近づくには勝つしかない名古屋と、高体連の雄・東福岡のゲームはどのような展開になるか注目です。
監督・選手コメント
森重潤也 監督(東福岡高校)
自分たちにはプレミアリーグWESTで優勝する可能性も、降格する可能性もない分、選手たちの気が緩むことが予想されます。それでも、われわれには高校選手権という「負けたら終わり」の大会が待っています。勢いに乗って選手権に臨むために、厳しい戦いを勝ち抜くためにも、最後までしぶとく戦う癖をつけておきたい。今回の一戦には何も懸かっていないからといって、気の抜けた戦いだけはしないようにしたいと思います。
山崎真 監督(名古屋グランパスU18)
残留の懸かった試合ですし、自分たちは勝つしかないので、とにかく勝利のみを目指していきたいと思います。リーグ終盤に限らず、選手たちはこれまでも気持ちのこもったプレーを続けています。常にひたむきな姿勢で練習にも取り組んでいるので、今節は積み重ねが結果となって表れればと思います。1年を通じてチームの成長を感じていますし、プレミアリーグで戦い続けることがレベルアップにもつながります。来年もこの舞台にいられるよう、週末に向けて最善の準備をします。
杉田将宏 選手(名古屋グランパスU18)
最終節に対戦する東福岡は、プロ入りが内定している選手を抱える強豪ですが、自分たちが残留するには勝つしかありません。勝点3を積み重ねた上で、他会場の結果が名古屋の残留の追い風となるように信じます。チームの持ち味であるショートカウンターで相手のゴールに迫ること、個人としては走力を生かして攻撃に参加することが鍵だと思います。倒れるまで走って、攻撃でも守備でもチームのために貢献したい。もちろん、得点も挙げたいと思います。
東福岡高校 vs 名古屋グランパスU18
日時:12月11日(日)13:00キックオフ
会場:東福岡高校
アクセス:●地下鉄空港線「東比恵駅」下車、徒歩約5分
●JR「博多駅」下車、徒歩約15分
プレミアリーグWEST第18節
12/11(日)
10:00 ガンバ大阪ユース vs ヴィッセル神戸U-18(ガンバ大阪グラウンド)
13:00 京都サンガF.C.U-18 vs 大津高校(京都サンガF.C.東城陽グラウンド)
13:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs セレッソ大阪U-18(吉田サッカー公園)
13:00 大分トリニータU-18 vs 神戸弘陵学園高校(大分スポーツ公園だいぎんサッカー・ラグビー場)
前節にWEST優勝を決めたサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、ホームに2位セレッソ大阪(大阪)を迎えます。広島は士気を高く維持してチャンピオンシップに臨むために、今節に勝って終わりたいところ。対するC大阪も、勝点1差で3位につけるヴィッセル神戸U-18(兵庫)の追随をかわすべく、勝点3獲得を目指します。名古屋を勝点3差で上回る神戸弘陵学園高校(兵庫)は、引き分け以上でプレミアリーグ残留が決まります。最下位の大分トリニータU-18(大分)が相手ですが、前回対戦したときはホームで0-1の敗戦。今回は、そのときの反省を踏まえた上で勝点奪取を狙います。
JFA-TV
第18節を前に、第17節ダイジェスト映像をお届けします。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 チャンピオンシップ
日時:2016年12月17日(土) 13:00キックオフ
会場:埼玉スタジアム2002
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