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競技規則2016/2017 ”質問と回答集”
2016年07月15日
公益財団法人日本サッカー協会は、国際サッカー評議会(IFAB)発行の競技規則(英語版)を日本語に翻訳し、発行しています。
この度の全面的な競技規則改定により、IFABが述べるように改定が広範囲になっていることから、各所から様々なご質問をいただいています。IFABの作成したものをベースに、いくつかの質問と回答を付け加え、”質問と回答集”を作成しました。
競技規則2016/2017のより深い理解のためにも、ぜひご活用ください。
▶競技規則 2016/2017 質問と回答集(16.09.21更新)
以下は質問と回答の例となります。質問と回答集の内容は多岐にわたりますので、上記より全文のPDFをぜひご覧ください。
第5条 主審
Q7:「競技の精神」について規則で言及しているのはなぜか?
A:主審は競技規則を正しく適用すべきであるが、気配りやコモンセンスを用いてフィールド上にポジティブな雰囲気を作り出すことも必要である。
どのようなレベルであっても、主審は、試合にとって有益になるような方法でレフェリングを行い、各試合の感情面や必要性を考慮することが非常に重要である。
グラスルーツレベルのサッカーにおいてフィールドや用具に小さな問題があった場合、主審はコモンセンスを用いて試合が続行できるかどうか判断しなければならない。IFABは、参加者にリスクや危険が及ばない限り、主審は試合を続ける努力をすべきだと考える。
第12条 ファウルと不正行為
Q9:決定的な得点の機会を阻止する反則に対する「三重罰」が、ペナルティーエリア内での反則に変更されたのはなぜか?
A:ペナルティーキックを与えることでファウルによって失った決定的な得点の機会を実質的に「回復させる」ことになるのが主な理由である。
ペナルティーキック、退場、次試合出場停止という三重罰は重過ぎると考えられていたため、退場を警告とした。ただし、これは決定的な得点の機会を阻止する反則のうち、ボールにプレーしようと試みたまたはボールをプレーしようとして相手競技者に挑んだがファウルになってしまったものに限られる。
第14条 ペナルティーキック
Q3:ペナルティーキックを行うときにゴールキーパーが競技規則に違反し、ボールがゴールに入らずキックをやり直しとなった場合、ゴールキーパーが警告の対象となるのはなぜか?
A:ボールがキックされる前にゴールキーパーがゴールラインから前方に動くことは(または、その他の方法で違反した)ペナルティーキックの結果に直接影響するものである。
キッカーのフェイントに対する罰則を厳しくして警告としたが、これと整合性をとることになり、さらには、ゴールキーパーがキックの前に前方に動くなどの行為を抑止することにつながる。
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