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第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会が開幕
2016年06月26日
第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会が6月25日(土)、秋田県秋田市で開幕。大会初日は16チームが4グループに分かれて行う1次ラウンドの第1節が行われ、各会場で熱戦が繰り広げられました。
グループAは、初参加の福岡とびうめシニアサッカークラブ(九州/福岡)が開催地代表の秋田シニアフットボールを3-0で下し、首位に立っています。福岡と勝点で並び、得失点差で2位につけるのはアルフット安曇野シニア(北信越1/長野)。香川FC50(四国2/香川)との一戦は序盤から試合を優勢に進めながらも1点が奪えず、苦しい展開を強いられましたが、試合終了間際に石原洋一郎選手がFKを頭で合わせて先制すると、直後にも相手のミスを逃さず加点し、2-0で勝利を飾っています。
グループBでは、兵庫サッカークラブ(関西1/兵庫)が金在圭選手の2得点でアンシアーノ三重(東海2/三重)からリードを奪う展開に。三重も江川重光選手がミドルシュートを決めて一矢報いましたが、反撃は一歩及ばず、兵庫が勝点3を手にしています。もう1試合の東京ベイフットボールクラブO-50(関東2/東京)と松江地区シニアサッカーFCだんだん(中国1/島根)の一戦は、3-1で東京ベイが勝利し、首位で大会2日目を迎えます。
グループCの2試合はともに接戦となりました。広島YU-YUフットボールクラブ(中国2/広島)は大山達也選手の得点を守り切り、激戦区・関東を勝ち抜いた千葉四十雀サッカークラブ(関東1/千葉)を撃破。KYOTO MAYUMARO FC(関西2/京都)も、八戸ゼブラサッカークラブ(東北/青森)を1-0で下しました。第1節を落とした2チームにも巻き返しの可能性はあり、1次ラウンド勝ち抜きをかけた争いは最後まで目が離せない展開になりそうです。
ゴールラッシュが繰り広げられたのはグループDです。4年連続での参加となった羊ケ丘オールドキッカーズ2002/OV50(北海道)がクラブ50~(北信越2/福井)から4点を奪って大勝すると、初の決勝ラウンド進出を狙う静岡駿府フットボールクラブ(東海1/静岡)も大洲シニアFC(四国1/愛媛)から早々に3点をリードする展開となりました。しかし、大洲も試合終盤にサイド攻撃から2点をマーク。同点まであと1点まで迫りますが、試合は静岡駿府が3-2で逃げ切っています。
大会2日目の6月26日(日)は、1次ラウンド第2節と第3節を開催。各グループの首位が大会最終日に行われる決勝ラウンドに進みます。
選手コメント
兼元誠 選手(香川FC50)
初めて大会に参加した昨年は1勝もできませんでした。今年は「引き分けでもいいから、少しでも勝点を獲得しよう」という気持ちで臨んでいます。他の地域を勝ち抜いてきたチームと対戦できるのは楽しみですし、また全国の舞台に立ちたいという気持ちでプレーできるのはわれわれの励みになります。負けるのは悔しいですし、試合中もたくさん走って苦しいのですが、マラソンの選手のランナーズハイと一緒で、試合を終えると充実感で満たされるのが全国大会の素晴らしさです。
内田洋一 選手(アンシアーノ三重)
厳しいグループを勝ち抜くために、そしてチームとして戦うためにこれまで週1回の練習を行い、意思統一を図ってきました。第1節の相手・兵庫の対策も進めてきたのですが、先制されたことが痛かったです。決勝ラウンドに進むことを目標に掲げていましたし、初戦を落としてしまい、悔しいです。50歳を過ぎてもボールを蹴り続けるというのは、本当にサッカーが好きでないとできません。普段のリーグ戦でも楽しみながらプレーできているからこそ、こうして全国の舞台に立てたのだと思います。
高木登 選手(広島YU-YUフットボールクラブ)
普段はそれぞれの選手が仕事を抱えているので、練習のために集まれるのは月に1回くらいです。かつては40歳以上のチームでプレーしていた数人の選手が50代になり、運動量豊富なサッカーになってきているのが、今年のチームの強み。中国地域の代表としてプレーするからには、当然、優勝を目指して大会に挑んでいます。初戦が最も大事だと思っていたので、勝ててうれしいです。50歳を過ぎてもプレーを続けているのは、サッカーが大好きだから。この年になっても、「これだけプレーできるんだ」と思えるのは自信になります。
松下昌仁 選手(静岡駿府フットボールクラブ)
静岡のサッカー界は、近年、清水エスパルスがJ2に降格したり、高校サッカーで勝てなかったり、「サッカー王国」と呼ばれながらも思うような結果を残せていません。ただ、われわれのチームには高校選手権や国体で活躍した選手がたくさんいます。もう一度、シニアのカテゴリーで「静岡ここにあり」というところを見せたいです。この年代でサッカーをすることの楽しみは、高校時代にスターだった選手や控えだった選手と一緒にプレーできること。体力の差がなくなり、対等に渡り合えるようになるのがシニアサッカーの醍醐味だと思います。
JFA-TV
第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会
2016年6月25日(土)~6月27日(月)
秋田/あきぎんスタジアム、八橋運動公園陸上競技場、八橋運動公園健康広場
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