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浦和と勝利が欲しいG大阪はホームで、広島とFC東京はアウェイで ~AFCチャンピオンズリーグ第4週~
2016年04月04日
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は4月5日(火)、6日(水)にグループステージ第4週目を迎え、ホームでは浦和レッズが前年大会覇者の広州恒大(中国)、ガンバ大阪が元イングランド代表のエリクソン監督率いる上海上港(中国)と対戦。アウェイではサンフレッチェ広島がタイリーグ王者のブリーラム・ユナイテッド、FC東京が現在中国スーパーリーグ首位の江蘇蘇寧と対戦します。
浦和は前年覇者と対戦
グループステージ突破のためには上位2位以内に入らなければなりませんが、浦和はここまで1勝1分1敗で浦項スティーラーズと勝点4で並びながら、当該対戦で負けているためグループHで3位です。
浦和は前節、アウェイに乗り込んで広州恒大に2点ビハインドから武藤雄樹選手、興梠慎三選手のゴールで2-2の引き分けに持ち込みました。興梠選手は4月1日(金)のJ1リーグ甲府戦でも得点を決めて公式戦4戦連続得点中で、リーグ首位に立つ浦和の攻撃を牽引しています。
広州恒大は2013年と昨年の大会で優勝し、2012年、2014年はベスト8で出場した全ての年にノックアウトステージへ進出しています。
元ブラジル代表のフェリペ・スコラーリ監督体制で2年目の今季は、ここまで1分2敗で勝ち星がなく、グループ4位と低迷している広州ですが、国内リーグでは今季獲得したコロンビア代表FWジャクソン・マルティネス選手の3戦連続得点もあり、2勝1敗で3位です。
今回の浦和戦ではグループステージ突破へ挽回すべく、広州は激しい姿勢で臨んでくると思われます。怪我で前節欠場したDFキム・ヨングォン選手と中国代表DFジャン・リンポン選手が復帰できれば守備に堅さが加わり、攻撃力も上がりそうです。
両者は2013年大会のグループステージでも対戦。浦和はアウェイで0-3で敗れたもののホームでは3-2の勝利を収めましたが、今回、広州恒大はブラジル代表MFパウリーニョ選手やFWリカルド・グラル選手、中国代表MFフアン・ボーウェン選手ら強力な攻撃陣が揃っており、要注意です。
勝ちが欲しいガンバ大阪
ガンバ大阪はここまで2分1敗の勝点2でまだ勝ち星がなく、グループ3位。ベスト4入りした昨季に続くノックアウトステージ進出のためには、勝利が必要です。
アウェイでの上海上港との対戦では、先制を許した後、FWパトリックのゴールで同点に追いつきましたが、その直後に今季広州恒大から加入したFWエウケソンにこの日2度目の得点を許してしまい、1-2で敗れました。
上海はアウェイでのメルボルン・ビクトリー戦に敗れた後、ホームで水原三星、G大阪に勝って勝点6でグループ首位に立ちました。中国代表FWウー・ウェイはACL3戦2得点、3月末の2018FIFAワールドカップアジア2次予選のカタール戦で得点し、好調です。アルゼンチン出身のMFダリオ・コンカも健在です。
G大阪は前節の上海戦以降、J1リーグでも2連敗中で苦しい状況が続いていますが、FWアデミウソン選手が週末の横浜F・マリノスとのリーグ戦で今季加入後初得点し、日本代表FW宇佐美貴史選手の身体の切れも悪くありません。
G大阪の長谷川健太監督は、「アグレッシブに戦えた。上海は厳しい相手だが、我々のサッカーをやり続けることが大事。勝って自分たちで流れを変えていきたい」と力強く話しています。
広島はブリーラムと
広島がアウェイで対戦するブリーラムは、前節ホームで3-0の勝利を収め、今大会で初の勝点(3)を得た相手です。現在グループF首位のFCソウル(韓国)は勝点9、2位の山東魯能(中国)は勝点6。3位の広島は今回さらに勝点を積み上げて、次節以降の上位陣との対戦を前に引き離されないことがポイントです。
ブリーラムはここまで得点も勝点もなくグループ4位ですが、現地は湿度も気温も高く、日本と環境が大きく変わります。また、ホームではアグレッシブさを前面に出して戦ってくるブリーラムの変貌ぶりも十分警戒が必要です。また、国内リーグでは3勝2分負けなしです。
広島はFW浅野拓磨選手が負傷で離脱を余儀なくされたのは痛いところですが、今季加入のFWピーター・ウタカ選手が1日のベガルタ仙台とのJ1リーグ戦でも2得点でリーグ戦5試合4得点と好調です。浅野選手の代わりに急きょ仙台戦に出場したMF茶島雄介選手も得点しているのも、プラス材料です。
広島は公式戦ここまで2引き分け後に3連勝中と上向きで、広島の森保一監督は、「得点を決めて無失点で勝つこと、選手が結果を持って示してくれた」と手応えを口にしています。
東京は江蘇蘇寧と
東京はここまで1勝1分1敗の勝点4で、グループE首位の全北現代(韓国)を勝点2差、2位の江蘇蘇寧を勝点1差で追っています。前節ホームでの江蘇との対戦では、ブラジル代表経験のあるFWアレックス・テイシェイラ選手ら相手の攻撃陣を封じ込めたものの、得点を奪えずに0-0で引き分けました。
江蘇は国内リーグでも2勝1分けの無敗で首位をキープしています。今回ホームで迎える東京戦ではDFラミレス選手が出場停止から復帰し、ホームでの戦いだけに、前節のアウェイよりも攻撃的な試合を仕掛けてくると予想できます。
東京は前節同様に、日本代表のDF森重真人選手らを中心に、チーム全体での冷静な守備が求められます。また、元日本代表DF駒野友一選手やFW平山相太選手が怪我から復帰したのは好材料で、FW前田遼一選手やFW阿部拓馬選手らの得点力に期待がかかります。
AFCチャンピオンズリーグ2016
2016年1月27日(水)〜2016年11月26日(土)
グループステージ 第4節 | |||||
---|---|---|---|---|---|
日程 | K.O. | 対戦カード | 会場 | ||
4/5(火) | 18:00 | ブリーラム・ユナイテッド (タイ) |
vs | サンフレッチェ広島 | ブリーラムスタジアム |
4/5(火) | 19:30 | 浦和レッズ | vs | 広州恒大 (中国) |
埼玉スタジアム2002 |
4/6(水) | 19:00 | ガンバ大阪 | vs | 上海上港 (中国) |
市立吹田サッカースタジアム |
4/6(水) | 20:00 | 江蘇蘇寧 (中国) |
vs | FC東京 | 南京奥林匹克体育中心 |
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