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アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会 関西学院大が全国大会夏・冬二冠を達成
2015年12月21日
『アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会』が12月19日(土)、ついに決勝戦を迎えました。30年ぶりの“関西対決”の舞台となった浦和駒場スタジアムでは、関西リーグ1位の関西学院大と同2位の阪南大が対戦しました。
決勝戦
阪南大学 0-4(0-4、0-0) 関西学院大学
「阪南大と対戦するときはいつも押し込まれる」と関西学院大の成山一郎監督や選手たちが口を揃えたように、試合の立ち上がりは阪南大が主導権を握る展開となりました。阪南大は、左サイドの外山凌選手、ボランチの重廣卓也選手が積極的に攻めあがりチャンスを作ります。逆に関西学院大は、ここまで4得点の関西リーグ得点王、呉屋大翔選手が累積警告で出場停止。この試合ではトップ下の出岡大輝選手を1トップに上げて試合に臨みましたが、10分過ぎまでほとんどチャンスらしいチャンスを作ることができません。
それでも、先制点を挙げたのは関西学院大でした。14分、左サイドバック・小川原一輝選手からのボールを受けた福富孝也選手が出岡選手にパスを送ると、出岡選手がこれをワンタッチで切り返してゴールに突き刺します。さらに関西学院大は28分にも小野晃弘選手の突破からコーナーキックのチャンスを獲得。ゴール前の混戦の中でのこぼれ玉を、出岡選手が左足で押し込んで追加点をあげます。2点のビハインドを負った阪南大は、ここまで6得点のFW前田央樹選手にボールを合わせて反撃を試みますが、主将・井筒陸也選手を中心とする関西学院大の守備陣をどうしても崩しきることができません。逆に37分には、小野選手の左コーナーキックから米原祐選手が叩きつけるようなヘディングシュートを決めて、関西学院大が3点目。関西学院大の勢いは止まらず、41分にはゴール前で細かくボールをつなぎ、最後は出岡選手が冷静に流し込んで4点目を挙げます。出岡選手がハットトリックを達成し、関西学院大が前半だけで4-0と大量得点を奪います。
前半は「ディフェンスが崩壊してしまった」(須佐徹太郎監督)という阪南大ですが、後半に入ると修正をし、関西学院大のパスの出しどころ、サイドからの起点をつぶしてシュートまで持ち込ませません。しかし一方で阪南大も決定的なシーンを作る機会は少なく、「4点差は厳しかった」と須佐監督。結局、最後までその状況を崩されることなく関西学院大4-0のまま勝利を収め、大会初優勝を手にするとともに、夏の総理大臣杯とあわせて夏・冬の全国大会二冠を達成しました。
試合後には表彰式が行われ、2年連続のフェアプレー賞に阪南大、最優秀選手に主将でDFの井筒陸也選手、ベストGKに上田智輝選手、ベストDFに米原祐選手、ベストMFに森俊介選手、ベストFWに出岡大輝選手が選ばれ、今年最後となる大学サッカーの大会は幕を閉じました。
監督・選手コメント
成山一郎 監督(関西学院大)
関西ではずっと阪南大さんに鍛えてもらってきていましたので、まず、決勝戦で阪南大さんと戦えてうれしかったです。今日の後半もさすが阪南大さんという試合で、また鍛えていただいたという思いです。そんな中で、なぜ優勝できたかというと、ひとつには井筒キャプテンをはじめ、4回戦がチームをまとめて引っ張ってくれたこと。そしてこれまでの卒業生たちが、くやしい思いをしながらも去年インカレの決勝戦に連れてきてくれた。そこで一度、全国大会の決勝を経験できたことが大きかったのではないかと思います。
須佐徹太郎 監督(阪南大)
今日は積極的に行こうと言っていて、入りはすごくよかったと思います。しかし球際で負け出したら選手が非常に消極的になり、パッシブプレッシングになってディフェンスが崩壊してしまった。それがすべてだったと思います。
井筒陸也 選手(関西学院大)
今年のチームは、去年のインカレ決勝に負けてから、そのくやしさをバネに1年間やってきました。ここまでの4試合の中には、流通経済大戦や明治大戦のような大変な試合もありましたが、そこで満足せずにしっかり決勝までモチベーションをもってやってこられたことがすべてかと思います。
出岡大輝 選手(関西学院大)
リーグ戦や関西選手権でも、阪南大と戦うときはいつも押し込まれていて、相手があがってくるのがわかっていたので、自分がサイドの裏を狙って起点になることを意識していました。ただ今日の自分は1トップなので、まずは点をとらなければならない。それは呉屋選手を見てきていたのでわかっていました。今日、それができて勝てたということは、これから自分のプラスになっていくと思います。
アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会
2015年12月8日(火)~2015年12月19日(土)
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