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第95回天皇杯 各地でのダービーが熱い!
2015年09月04日
「第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会」は9月5日(土)、6日(日)、9日(水)に2回戦を実施します。このラウンドから、シードの4チームを除くJ1の全クラブが登場。同じ県内に拠点を置くチーム同士の「ダービーマッチ」も見どころの一つです。
初戦を4-1でものにした桐蔭横浜大学(神奈川)は湘南ベルマーレ(J1)と対戦。同大学を率いる八城修監督は、桐蔭学園高校時代に「見ても、やっても楽しいサッカー」をモットーとする同校の主力として全国高校サッカー選手権大会8強入りに貢献。現在は指導者として選手の発想を大事にしながら、勝負にもこだわります。対する湘南は明治安田生命J1リーグ2ndステージ7位につけるなど奮闘中(第9節終了時点)。この一戦でも攻守を切り替えるスピードを意識し、どん欲に勝利を奪いにいきます。
サッカー王国・静岡では、清水エスパルス(J1)と藤枝MYFC(静岡)が3回戦進出をかけて戦います。明治安田生命J1リーグで年間17位と不振にあえぐ清水。田坂和昭新監督のもとでリスタートを切った2ndステージの第6節以降も勝星に見放されています。ただ、角田誠選手の加入もあって守備の整備が進んでおり、ここ3試合は複数失点を喫することなく接戦を演じています。藤枝MYFCも明治安田生命J3リーグで13チーム中9位と苦戦を強いられていますが、昨シーズン17得点をマークした大石治寿選手が復調。ここ5試合で3得点を挙げるなど、チームに活気をもたらしています。
現在、明治安田生命J1リーグで年間1位に立っているサンフレッチェ広島(J1)は、広島経済大学(広島)と対戦。チームはリーグ第6節、第7節に連敗したものの、続く2試合は連勝で勝点6を獲得、ドウグラス選手は2ndステージ9試合で8得点、佐藤寿人選手も4得点と攻撃陣が好調です。格上との一戦に臨む広島経済大は、現役時代に広島でプレーした高橋信一郎監督のもと、どこまで対抗できるか。開始10分を無失点に抑えることがカギとなりそうです。
仙台大学(宮城)は、1回戦でヴァンラーレ八戸(JFL2015年シーズン前期優勝チーム)を1-0で撃破。2回戦ではベガルタ仙台(J1)との一戦に臨みます。チームは確実にボールを保持して攻める戦術に磨きをかけてきましたが、初戦で堅守も披露。相手に隙を見せず、完封につなげました。一方のベガルタ仙台は奈良クラブに敗れた昨年の二の舞を避けたいところ。リーグ3連敗中と不調ですが、今回の一戦でプロの意地を見せたいところです。
このほかにも、松本山雅FC(J1)とツエーゲン金沢(J2)の北信越勢対決、九州では大分トリニータ(J2)とV・ファーレン長崎(J2)の一戦など注目の試合が目白押し。熱戦の模様をぜひ会場でご覧ください。