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アウェイでの闘いに挑むJクラブ 〜ACL ラウンド16第2戦〜
2014年05月12日
AFC チャンピオンズリーグ(ACL)は5月13〜14日にラウンド16第2戦が行われ、日本から出場しているサンフレッチェ広島、川崎フロンターレ、セレッソ大阪の3クラブはベスト8入りをかけてアウェイでの闘いに挑みます。
広島、初のベスト8入りへ
ノックアウトステージに進出したJ3クラブのうち、第1戦で白星を手にしたのがJリーグ王者の広島です。FW石原直樹選手の2ゴールなどでウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)に3-1で勝利しました。
14日の第2戦を引き分け以上、仮に負けても0-1や1-2など1点差であれば2戦合計結果で相手を上回るため、クラブ初の準々決勝進出が決定しますが、油断はできません。広島でのプレー経験もあるウェスタン・シドニーのトニー・ポポヴィッチ監督は第1戦後に「欲しかったアウェイゴールを手に出来た」と話し、してやったり、という表情でした。
2戦合計で両者同点の場合、アウェイゴールの多い方が勝者となります。ウェスタンシドニーの今季ホーム戦績はACLでは2勝1敗ながら、国内リーグではプレーオフを含めて7勝5分け2敗。しかも5月4日に国内の今季日程を終了しており、「これから第2戦にフルに集中できる」(ポポヴィッチ監督)と余裕の姿勢です。
広島の森保一監督も「次は別の(先発)チームで来る」と警戒しています。連戦の疲労から、先週はベンチスタートだったウェスタン・シドニー司令塔の小野伸二選手も今回は先発でチームを引っ張るとみられています。
広島は中3日での試合をシドニーへの長旅で戦います。土曜の清水戦(1-1)で得点したDF塩谷司選手や石原選手などが好調なだけに、第2戦は選手のコンディションが鍵になりそうです。
アウェイで逆転に挑む川崎
川崎は7日のホームでの第1戦で昨年ACL準優勝のFCソウル(韓国)に、アディショナルタイムにユン・イルロク(尹日録)選手に決められて2-3の負けを喫し、14日の第2戦では2点差以上の勝利が求められています。
Jリーグでも活躍した元韓国代表FWチェ・ヨンス(崔竜洙)監督が率いるソウルは、ホームではより攻撃的に挑んでくると予想されます。しかも、ソウルは週末の国内リーグ戦がなかったので、万全の調整で試合に臨めそうです。
川崎は第1戦でチャンスを多く作りながら決定力不足に悩まされた形でしたが、10日のJリーグではソウル戦からの立ち直りを見せました。鹿島アントラーズを相手に2トップを組む小林悠選手と大久保嘉人選手が2得点ずつマークして4-1で勝利。また、DF小宮山尊信選手の負傷からの復帰も、川崎には好材料です。
ソウル戦へ向けて選手たちは「2点差勝ちすればいい」と異口同音に話し、2009年以来のベスト8入りへアウェイでの闘いに挑みます。
C大阪、厳しい挑戦へ
一方、セレッソ大阪は、6日の第1戦で昨年大会優勝者の広州恒大(中国)に1-5で敗れ、2011年大会以来の準々決勝進出が厳しくなりました。
C大阪はアウェイで5点差以上の勝利か、4点差でも6-2など6得点以上であればアウェイゴールで上回り、逆転勝利を手にすることができます。C大阪が5-1で90分を終えた場合は2戦合計が同率になり、15分ハーフの延長戦を戦うことになります。
広州は9日の国内リーグ戦では今季2敗目でリーグ戦の連勝が7で止まったものの、今季ACLのホームは全勝。さらに、C大阪との第1戦で「昨年の良い状態が戻ってきた」と、イタリア代表監督も務めたマルチェロ・リッピ監督は手ごたえを感じています。
13日の第2戦では熱狂的な地元サポーターの応援をバックに、FWムリキ選手、FWエウケソン選手、MFアレッサンドロ・ディアマンティ選手の攻撃力もさらにアップすると考えられます。
C大阪はFWディエゴ・フォルラン選手、DF酒本憲幸選手を帯同させていませんが、第1戦でゴールを決めたMF長谷川アーリアジャスール選手、日本代表のFW柿谷曜一朗とMF山口蛍選手、DF丸橋祐介らの活躍に期待がかかります。
Jリーグ3クラブの戦いから目が離せません。
スケジュール
2014年5月13日 現地時間20:00キックオフ 広州天河体育中心
広州恒大 - セレッソ大阪
2014年5月1 4日 現地時間19:30キックオフ パラマッタスタジアム
ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ - サンフレッチェ広島
2014年5月14日 現地時間19:30キックオフ ソウルワールドカップスタジアム
FCソウル - 川崎フロンターレ
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