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JFA 第26回全日本U-18 女子サッカー選手権大会が開幕
2023年01月04日
1月3日(火)、JFA 第26回全日本U-18 女子サッカー選手権大会の1回戦8試合が大阪府堺市のJ-GREEN堺で行われました。
ピックアップマッチ1
ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ 10-2(前半7-0、後半3-2) 福山ローザスレディース
快晴の下で行われた大会初日、J-GREEN堺S3ではノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(関東4/神奈川)と福山ローザスレディース(中国2/広島)が対戦しました。試合は早々に動きます。2分、ノジマステラは左サイドでパスをつないで攻め込んだ折り返しを根府桃子選手が押し込むと、7分にはCKから小高夢選手が、10分には右サイドの折り返しを柴田瞳選手が決めて、開始10分で3ゴールと勢いに乗ります。その後もノジマステラはサイド攻撃を中心に攻め手を緩めず試合のペースを握り、次々と追加点を奪って前半を7-0で折り返しました。
福山ローザスレディースにとっては苦しい前半となりましたが、後半は積極的に戦う姿勢が実り始めます。56分に右サイドからのクロスボールを横山心彩選手が押し込んで1点を返すと、80分にも自陣でボールを奪ったところから素早いカウンターアタックを繰り出し、左サイドからの折り返しを受けた山本心選手が右足を振り抜いてネットを揺らしました。一方のノジマスレラは失点を許しながらも、交代を活用して多くの選手をピッチに送り込む中で3点を追加し、10-2で試合終了となりました。
初戦を突破したノジマステラは次戦、前回大会の2回戦と同カードとなるINAC神戸レオンチーナ(関西1/兵庫)と対戦します。
ピックアップマッチ2
SolfioreFC作陽 3-1(前半1-1、後半2-0) クラブフィールズ・リンダ
J-GREEN堺S5では、13時30分からSolfioreFC作陽(中国1/岡山)とクラブフィールズ・リンダ(北海道)が顔を合わせました。序盤から一進一退の攻防が繰り広げられる中、23分にクラブフィールズ・リンダに先制点が生まれます。CKからゴール前で混戦となったところを、成田ひより選手が押し込んでネットを揺らしました。対するSolfioreFC作陽も29分、安部美琴選手がペナルティーエリア外からのロングシュートを決めて同点とします。
SolfioreFC作陽はチーム全体で頻繁にポジションチェンジを行う流動的なスタイルでゴールを目指し、対するクラブフィールズ・リンダも3トップの選手のゴールへ向かう力に中盤の選手やサイドバックも加わって攻撃を仕掛けます。そんな中、SolfioreFC作陽は59分に左サイドからの折り返しを逆サイドから走り込んだ村上和愛選手が決めて逆転すると、83分にはFKが相手選手に当たるオウンゴールでリードを広げます。クラブフィールズ・リンダは交代枠を使い切った後に足をつる選手が出る中、最後まで士気を落とさずに戦いましたが、ゴールを奪うことはできませんでした。
試合は3-1でSolfioreFC作陽が勝利し、2回戦で日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京)と対戦します。
選手コメント
根府桃子 選手(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
全国大会の初戦ということで、まずは自分たちの長所を出して得点を狙いました。チーム全体に緊張感はありましたが、前半の入り方が良くて早い時間にゴールが取ることができました。得点を入れていくうちに、緊張も和らいでいきました。サイドには特徴を持った選手が多くいるので、サイド攻撃は普段から取り組んでいます。例年ベスト4止まりなので、今年こそ、その壁を打ち破って優勝したいです。
山本心 選手(福山ローザスレディース)
夏のXF CUP 2022 第4回日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)でノジマステラさんと対戦したときは無得点で敗れたので、チームとして得点できたことは良かったです。ミスもあってたくさん失点してしまいましたが、ハーフタイムにみんなで話して前向きになれました。後半は少しずつ前から寄せて球際も強く当たれるようになり、攻撃の連係も良くなりました。この大会は中学のU-15大会も含めて6年連続で出場しましたが、最後の大会で初めて得点することができてうれしかったです。
八塚唯花 選手(SolfioreFC作陽)
先制点を取られましたが、みんなで一致団結して戦うことができました。相手のサイドバックの裏を狙うことができましたし、前半はミスが多かったところを後半は修正してパスをつないで攻撃を繰り出せました。全国大会の初戦ということもあって最初はみんな緊張し、失点した場面も反省すべきところですが、その後に下を向かずに戦うことができました。この仲間たちと少しでも多く試合ができるよう、頑張ります。
片山あさ 選手(クラブフィールズ・リンダ)
序盤はボールをつないでゴール前まで行くことが狙いでしたが、相手が前から奪いに来るのでリスクを考えて、途中からはロングボールを蹴るときは蹴って、パスをつなげるところはつないでいこうとしました。前半は先制点を取れましたが、後半は攻撃がうまく機能せずに逆転され、リードされたことで焦ってしまう場面もありました。北海道予選から接戦の連続でしたが、最後まで積極的に戦えたことは収穫です。
大会期間:2023年1月3日(火)~2023年1月9日(月・祝)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺
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