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セレッソ堺が5大会ぶり3度目の頂点に JFA 第25回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

2022年01月11日

セレッソ堺が5大会ぶり3度目の頂点に JFA 第25回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

JFA 第25回全日本U-18 女子サッカー選手権大会は1月10日(月・祝)、J-GREEN堺(大阪府堺市)で決勝が行われました。

決勝

セレッソ大阪堺ガールズ 2-1(前半1-1、後半1-0)三菱重工浦和レッズレディースユース

15得点無失点で勝ち進んできたセレッソ大阪堺ガールズ(関西2/大阪)と、厳しい接戦を勝ち抜いてきた三菱重工浦和レッズレディースユース(関東2/埼玉)が決勝の舞台へと上がりました。

試合は開始早々の5分に動きます。セレッソ堺は、右サイドから北原朱夏選手が送ったクロスボールを和田麻希選手がシュートし、先制。「1度目の決定機で得点でき、試合前のアップからあった緊張感は少しほぐれた感じがあった」と北原選手は振り返ります。

一方、「1つのチャンスでやられることもあれば勝てることもあるので、これまでと変わらずプレーしようと試合に入っていた」(神戸慎太郎監督)というレッズは、失点にも動揺することなく落ち着いて攻撃を仕掛けます。すると13分にはPKを獲得し、西尾葉音選手が冷静にゴールに流し込み、同点とします。

後半に入ると、「まだ戦えるはずだから最後の45分でしっかり出し切ろうと神戸監督に送り出してもらった」(平中響乃選手)レッズが、何度も相手ゴール前に迫ります。しかし、相手守備に阻まれ、ゴールを奪うには至りません。

粘り強く守備したセレッソ堺は「攻撃では良いシーンもあったけれど90分を通してその数が少なかった」(池田昌弘監督)ものの、ハーフタイムに「チャレンジしよう」と話した通り前へ向かい、79分にFKを獲得。山内さくら選手が蹴ったボールを吉田琉衣選手がヘディングでたたき込み、勝ち越しました。

拮抗した試合で競り勝ってきていたレッズでしたが、追い付くことができずにタイムアップ。2-1で勝利したセレッソ堺が5大会ぶりの優勝を果たしました。

監督・選手コメント

池田昌弘 監督(セレッソ大阪堺ガールズ)
1年間やってきたことを発揮して自分たちのペースで試合を運ぼうと臨みましたが、レッズさんペースの厳しい試合でした。今季は押されてしまうと失点することが多かったですが、準決勝も含めて苦しい時間をよく耐えてくれました。プレッシャーがある中でも慌てず技術を発揮できればさらに良かったですが、強さという部分では成長してくれました。彼女たちが今後、(セレッソ大阪堺)レディースへの昇格など、さらにステップアップしてくれることを期待しています。

北原朱夏 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
過去2大会は2回戦で敗れてしまっていたので、今大会では2回戦も準決勝も乗り越えて最後に池田監督を胴上げすることができて良かったです。シーズンの初めは勝てないことが多かったですが、それでも自分たちのサッカーをやり続けてきたことで成果を得ることができました。優勝はとてもうれしいですが、個人としてはまだまだ課題も感じました。課題を改善し、次の成長につなげていきます。

神戸慎太郎 監督(三菱重工浦和レッズレディースユース)
自分たちの攻撃よりも一拍早くセレッソさんの守備が整ってしまいました。一朝一夕でできることではないですが、今大会中にも選手たちの成長がありました。また、私たちは2021年度からトップチームとユースがつながるようなサッカーに取り組んできましたが、新しいことに挑戦する中で先輩たちと比較されながらも準優勝してくれた選手たちは、本当によくがんばってくれました。継続することでさらにトップへの昇格者を生み、育成を盛り上げていきます。

平中響乃 選手(三菱重工浦和レッズレディースユース)
1年の最後の大会なので悔いを残さないよう、また、自分たちの代ではU-15大会で優勝できていなかったので何か結果を残せるよう、強い意志を持って臨みました。大会を終え、悔いはありませんが、夏の大会も含めて「もっと自分がやれれば」と思うこともありました。キャプテンらしいキャプテンではなかったかもしれないですが、みんながいてくれたからこそ、ここまでやってくることができました。感謝しています。

大会期間:2022年1月4日(火)~2022年1月10日(月)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺

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