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JFAアカデミー福島が前回優勝の浦和レッズレディースジュニアユースを破って4年連続の決勝へ JFA 第23回全日本U-15女子サッカー選手権大会
2018年07月27日
JFA 第23回全日本U-15女子サッカー選手権大会は、7月26日(木)に準決勝を開催しました。第1試合で日テレ・メニーナ・セリアス(関東1/東京)とノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ(関東3/神奈川)、第2試合で浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース(関東2/埼玉)とJFAアカデミー福島(東海1/静岡)が激突しました。
準決勝 第1試合
日テレ・メニーナ・セリアス 1-0(前半1-0、後半0-0)ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ
立ち上がりに見せ場を作ったのはノジマでした。「3年連続でベスト4のノジマと違い、僕らはここでプレーしたことのある選手はいない。チームとしての経験の差が出て、怖気づいてしまった」(坂口佳祐監督)セリアスを前からの積極的なプレスで圧倒すると、5分には西郡茉優選手のパスから根府桃子選手がGKと1対1の場面をつくりましたが、ゴールネットを揺らせません。10分にも右サイドから笹井一愛選手が放ったシュートが、左ポストに阻まれるなど決定機が生かせないまま時間が進むと、24分にはセリアスに一つ目のチャンスが到来します。カウンターから相手エリアに攻め込むと、DFの処理ミスを拾った氏原里穂菜選手が決めて試合を動かしました。
後半は、「前から来ている分、相手が疲れてくるのは分かっていた」(坂口監督)との読み通り、セリアスが持ち前のパスワークで相手を動かし、主導権を握ります。41分には木村彩那選手のパスから藤野あおば選手が惜しいシュートを打つなど追加点を狙いましたが、スコアは動かず1-0でタイムアップ。坂口監督は「勝ったものの、未熟さを感じる。この試合で成長した部分を決勝につなげてほしい」と選手の奮起への期待を口にしました。
監督・選手コメント
MF #11 氏原里穂菜 選手(日テレ・メニーナ・セリアス)
相手のプレッシャーに慌ててしまったため上手くボールを動かせず、自分たちのサッカーができませんでした。ゴールの場面はイチかバチかだったので、目の前にボールがこぼれてきたので、行くしかないと思い、走りました。これまでの試合は全国大会の緊張もあり、納得のいくサッカーができていません。決勝では相手のプレッシャーをかけてきても、落ち着いてパスを回し、チャンスがつくれるように頑張りたいです。良い内容で勝てる試合がしたいです。
長谷川歩 監督(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
前半に意図していたサッカーができたのは良かったです。イレギュラーな失点で少し崩れた中、上手く立て直して点を取りにいったのですが、冷静に対応してきたセリアスを崩すことができませんでした。ゲーム運びの面でも相手が一歩上だったように感じます。3年連続での準決勝なので、今年こそ初めての決勝に行きたいという思いは強かったのですが、まだ足りない物があるのだと気付かされました。ただ、まだ3位決定戦もあるので、気持ちを切り替えたいです。
準決勝 第2試合
浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース 1-2(前半1-2、後半0-0)JFAアカデミー福島
昨年の決勝戦と同じカードになった第2試合は、リベンジを狙うアカデミー福島が序盤から勢いよく仕掛けます。「(ボールを)前で取られたらカウンターを受ける可能性があるので、しっかりシュートで終わろうと話していた」という石川璃音選手の言葉通り、相手エリアに侵入し積極的にゴールを狙うと、12分には谷川萌々子選手がペナルティーエリア右外から豪快な一撃を突き刺しました。以降もアカデミー福島の勢いは止まらず、15分には中央をドリブルで抜け出した松窪真心選手がミドルシュートを決めて、2点差としました。
浦和Lもこのままでは終わりません。30+1分には佐々木ユリア選手が1点を返し、前半を終えました。
後半はスペースを狙う浦和Lの時間が増えましたが、アカデミー福島の見汐翔太監督が「失点直後に選手同士で話し合ったり、ポジティブな雰囲気をつくってくれている。精神面での成長を感じる」と選手を称えたように士気を落とさず、同点弾を与えません。GK服部茜汐香選手の好セーブや、ゴールポストに助かられながら2-1で試合終了のホイッスルを迎えました。見汐監督は「今後の糧になる経験を積んでほしい。そのために思い切りプレーしてほしい」と決勝に向けてエールを送りました。
監督・選手コメント
神戸慎太郎 監督(浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース)
去年のリベンジをしたいアカデミー福島と、連覇をしたいうちの気持ちの差が出たように感じます。立ち上がり思い切りよく仕掛けてきた相手に対応できず、簡単に失点したのが痛かった。主導権を握れたのは、最後の数分だけだったと思います。今年は昨年と違い、突出した選手がいません。みんなで力を合わせ集団として戦う意識を大切にしてきました。正直、準決勝まで来られると思っていなかったので彼女たちはよく頑張ってくれたと思います。この悔しさは次への糧にしてほしいです。
DF #26 石川璃音 選手(JFAアカデミー福島)
昨日までとは違うピッチなので立ち上がりは戸惑いましたが、途中からしっかりつないで前に運ぶことを意識できました。失点の場面は相手が蹴ってくるのが分かっていたのに対応が甘かったのが悔まれます。昨年は準決勝で脳しんとうになり、決勝は出られなかったので、今年は決勝の舞台に立つことを目標にしてきました。先輩たちが応援メッセージを送ってくれたり、今日の試合もライブ配信を見てくれたり、応援してくれているので、次も絶対に勝ちたいです。
浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース vs JFAアカデミー福島
日テレ・メニーナ・セリアス vs ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ
JFA-TVでは、7/26(木)準決勝2試合、7/28(土)、決勝戦、3位決定戦の計4試合をインターネットライブ配信いたします。 ※インターネットライブ配信は、回線の状況や閲覧環境により、一部ご覧いただけない場合がございます。予めご了承ください。
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大会期間:2018年7月21日(土)~7月28日(土)
大会会場:J-GREEN堺(大阪府堺市)
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