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日テレ・メニーナ・セリアス、JFAアカデミー福島などが準決勝に進出 JFA 第23回全日本U-15女子サッカー選手権大会
2018年07月26日
JFA 第23回全日本U-15女子サッカー選手権大会は、7月25日(水)に準々決勝を行いました。
ピックアップマッチ
日テレ・メニーナ・セリアス 3-0(前半2-0、後半1-0) 神村学園中等部女子サッカー部
日テレ・メニーナ・セリアス(関東1/東京)と神村学園中等部女子サッカー部(九州1/鹿児島)の一戦は、「相手を縦に広げたり、横に広げたりしながらゴールに迫ろうと考えていた」(堀内意選手)セリアスが主導権を握りながら、試合を進めます。
テンポの良いボール回しで相手のスペースをつくり、チャンスをつくると7分には、草場玲那選手のパスから、ゴール前に抜け出した藤野あおば選手がシュートを打ちましたが、ゴールネットを揺らすことができません。以降も、堀内選手が「焦らずボールを動かして、試合を進めることができたのが良かった」と振り返るようにパスをつなぎ、好機をうかがうと、27分には熊谷美布選手が左サイドから攻撃参加。DFを二人かわしてゴール前にパスを入れたボールを木村彩那選手が合わせてセリアスが先制しました。前半終了間際の30+2分には、「相手が外に開いて、中が空いていたのでそこを狙った」という堀内選手のスルーパスから木村選手が2点目をマークしました。
対する神村学園は、宮迫ふみか監督が「相手の攻撃に慣れるまで時間がかかった。テクニックに翻弄されて、構えすぎてしまった」と悔んだようにボールが奪えず我慢の時間が続きましたが、34分には左でボールを持った愛川陽菜選手のサイドチェンジからFKを獲得するなど、後半は攻撃を仕掛ける回数が増えました。その後もカウンターから相手エリアに攻め込むなど、最後までゴールを目指した神村学園でしたが、43分には堀内選手にゴール前へのループパスを許すと、走り込んだ藤野選手に3点目を奪われてしまいます。このまま試合はタイムアップを迎え、「今までやってきたことを見せる舞台」(坂口佳祐監督)との狙い通り、全国で持ち味を発揮したセリアスが準決勝への切符を手にしました。
監督・選手コメント
坂口佳祐 監督(日テレ・メニーナ・セリアス)
相手はすごく頑張るチームだと分かっていたので、選手にはどんな守備をしてくるかを見て、攻撃をしようと伝えていました。実際に試合が始まると、ブロックを敷いてきた相手に対して、パスで相手を走らせ、焦れずに攻めることができたと思います。1、2点目共に狙い通りのゴールが奪えました。これまでの試合は主導権を握った戦いができましたが、準決勝からはそう簡単には行きません。劣勢になった時にどう踏ん張れるかがか、これからのポイントになると思います。
MF #10 堀内意 選手(日テレ・メニーナ・セリアス)
立ち上がりはバタバタする部分もありましたが、サイドを上手く使って先制点を取ることができました。2点目はサイドに広がった隙に中央を突くことができました。焦れずにボールを動かせたことが勝利につながったと思います。今大会は引いた相手を崩し切れずゴールまで結び付かない場面も多くあります。まだチームとしてのコンディションが上がっていないので、明日の準決勝は調子を上げて、もっとセリアスらしいサッカーを見せたいです。
宮迫ふみか 監督(神村学園中等部女子サッカー部)
この子たちなりによく戦ってくれたとは思いますが、前半や後半の立ち上がりは相手にボールを回されて、慌てていたように感じました。本当は最初から前で奪いに行ければと考えていたのですが、相手の技術が高く、引かざるを得ない状況に追い込まれました。個人で奪える力を身に付けていればもう少し戦えたと思います。近年はベスト8での敗退が続いていたので、今年こそは壁を破りたかった。選手には負けを認めて、良かったことと足りなかったことを確認し、次につなげてほしいです。
MF #13 大脇聖菜 選手(神村学園中等部女子サッカー部)
今大会に向けては、神村らしく走るサッカーを目指して準備をしてきました。今日も特徴を生かして戦おうと考えていたのですが、ポゼッションしてくる相手からなかなかボールが奪えませんでした。奪えてもすぐ取られてしまう場面も多く、普段対戦できないタイプのチームとの試合で良い経験ができました。今日の経験を生かし、ボールを奪う技術や、チーム全体で連動した動きをよくしたいです。こうして全国大会に来られたのは良い経験なので、来年は後輩たちに頑張ってほしいです。
その他の試合結果
北海道リラ・コンサドーレ(北海道2) 0-2(前半0-0、後半0-2)ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ(関東3/神奈川)
浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース(関東2/埼玉) 4-0(前半3-0、後半1-0) 白岡SCL(関東5/埼玉)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15(関東7/千葉) 0-1(前半0-1、後半0-0) JFAアカデミー福島(東海1/静岡)
初のベスト4入りを懸けてノジマに挑んだ北海道は粘り強い戦いを披露し、前半を無失点で折り返しましたが、後半の連続失点が響き、0-2で涙を飲みました。浦和Lと白岡の一戦は3分に平中響乃選手の得点で浦和Lが均衡を崩すと、以降もゴールを重ねて、前半だけで3得点。後半も平中選手が1点を加え、大勝しました。アカデミー福島は13分に石川璃音選手がセットプレーから先制点をマークし、前半を折り返します。後半も攻撃の手を緩めず49分に林愛花選手のパスからゴール前を抜け出した松窪真心選手がシュートを狙いましたが、追加点が奪えず1-0でタイムアップ。この結果、26日(木)の準決勝ではセリアスとノジマ、浦和Lとアカデミー福島が対戦します。
JFA-TVでは、7/26(木)準決勝2試合、7/28(土)、決勝戦、3位決定戦の計4試合をインターネットライブ配信いたします。 ※インターネットライブ配信は、回線の状況や閲覧環境により、一部ご覧いただけない場合がございます。予めご了承ください。
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大会期間:2018年7月21日(土)~7月28日(土)
大会会場:J-GREEN堺(大阪府堺市)
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