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マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールドファイナルズ2015 世界一の座をかけてグループステージが開幕
2015年07月23日
中学生年代(U-15)のクラブユースチームの世界一決定戦、マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールドファイナルズ2015が7月20日に開幕し、世界各地の予選を勝ち抜いてきた強豪20チームが、ノックアウトステージ進出を目指してグループステージで熱戦を繰り広げました。
『JFAプレミアカップ2015』に優勝し、日本の代表として今大会に出場する京都サンガF.C.は、グループBでアトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)、ジェノアCFC(イタリア)、エスビャウFB(デンマーク)、ライト・トゥ・ドリーム(ガーナ)と熾烈な戦いを繰り広げました。
グループB
アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)
ジェノアCFC(イタリア)
エスビャウFB(デンマーク)
ライト・トゥ・ドリーム(ガーナ)
京都サンガF.C.(日本)
グループステージ1日目
京都サンガF.C.はグループステージ初日、アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)、ライト・トゥ・ドリーム(ガーナ)と2試合を戦いました。
初戦のアトレチコ戦は、試合開始直後から雨が降り出す中、後半10分に京都が福岡慎平選手のフリーキックにキャプテンの江川慶城選手が頭で合わせて得点し、ブラジルの強豪相手に1-0で勝利しました。
2試合目のライト・トゥ・ドリーム戦では、前半10分に福岡慎平選手のゴールで京都が先制したものの、個人技・スピード・運動量の全てにおいて上回るライト・トゥ・ドリームに逆転を許し、1-2で敗れました。
京都サンガF.C. 1-0 アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)
京都サンガF.C. 1-2 ライト・トゥ・ドリーム(ガーナ)
京都サンガF.C. 監督・選手コメント
岸本浩右 監督
アトレチコ戦は、ブラジルの強豪ということで、自分たちが100%出して戦ったとしてもどうなるか分からない相手でしたが、いつもやっていることをそのままやろうと試合に臨みました。結果は勝つことができましたが、紙一重ということを実感しました。ガーナ戦では、パスのスピード、人が走るスピード共に、1枚も2枚も相手が上だった中で、組織的に守備をしようと、何とか耐えた部分もありましたが、それも結果的には小さなミスから失点してしまったことを心に刻みました。本当にちょっとしたところだと思います。よく勝負は細部に宿ると言われますが、まさにそれを感じました。ちょっとしたミスがこちらでは失点に繋がってしまいます。日本では、なかなかそういう経験ができなかったので、このような経験させてもらっていることは財産だと思っています。
福岡慎平 選手
1試合目のアトレチコ戦は、プレスを上手くかけて、守備の連携もしっかりと出来ていました。その結果、後半は前線からの守備が上手く機能し、フリーキックを得ることができました。フリーキックを蹴る時は、必ず誰かが合わせてくれると思っていましたが、ニアサイドに走り込んだキャプテンの江川慶城選手が頭で合わせて得点してくれました。そこからはしっかりと守りきれて、1試合目は良かったと思います。
2試合目のライト・トゥ・ドリーム戦は、前半10分までは落ち着いてボールも回せて良かったのですが、点を決められてからは、相手のプレスが速くなったことで、裏に蹴るボールが多くなり、それがすぐにボールを失うことにも繋がり、自分たちのサッカーができず相手のペースとなり苦しい試合でした。また、相手はドリブルやキープ力などの個人技にも優れ、身体能力も高くボールを奪うことができませんでした。日本では対戦したことがなく、こんなチームもいるんだなと思い、レベルの差を感じました。また、自分もまだまだ足りないなと実感しました。今日の2試合を通じて2得点取れたことは良かったと思うので、明日は2試合とも勝って1位通過して、日本で残っているメンバーや、予選で敗れた日本の他チームの分も背負って一戦一戦、戦っていきたいと思います。
竹島京介 選手
アトレチコ戦は、中盤でボールを回せて、個々の力でもそこまで負けているとは感じませんでした。また、ロングボール1本でサイドに散らされ、ピンチもありましたが、しっかりと守りきれて、セットプレーで1点決めることができ、いい形で終われて良かったと思っています。2試合目のライト・トゥ・ドリーム戦は、ディフェンスとしても前から速い選手が来るなと感じ、自由にパスを回せる感じではありませんでした。その中でも1点入ってこれはいけるかなと感じましたが、その油断がチーム全体にあって、そこから徐々に崩され失点してしまいました。その後は流れが変わって相手のペースとなり、何もできませんでした。ガーナの選手は身体能力が高く、日本では見たこともないチームで、体からボールが離れてもすぐ足の速さでボールに近づいたり、左右の動きも速くて、ついていくことも難しかったです。背が大きくスピードもある選手と対峙するのは、日本ではなかなかできない経験でした。自分自身としては、前半は左右の動きに追いつけず、フリーでシュートを打たれた部分も多かったのですが、後半少し修正し左右の動きにもついていけるようになりました。また、体を入れてボールを奪える場面もあったのでそれは良かったと思っています。ただ、自分たちのビルドアップが不十分で、ディフェンス陣から攻撃に繋がるいいボールを出すという流れが作れませんでした。明日はそれらを改善していきたいと思っています。今日のような世界のチームと戦うことも初めての経験なので、今日悔しかったことを全員で話し合って、明日勝てるように頑張りたいと思います。
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