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JFA 第18回全国O-60サッカー大会 決勝ラウンド進出チームが決定

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2018年05月28日

JFA 第18回全国O-60サッカー大会 決勝ラウンド進出チームが決定

JFA第18回全国O-60サッカー大会は5月27日(日)、福島県相馬市で大会2日目を行い、決勝ラウンドに進む4チームが決まりました。

1次ラウンドの残り2試合が行われたこの日は、最後まで目の離せない劇的な展開が続きました。

グループAでは、兵庫県シニア60選抜(関西/兵庫)が首位を手放しませんでした。ラッツォス古河F.C.(関東3/茨城)との最終節は0-0で折り返しましたが、後半に決勝点を挙げて3連勝を飾りました。1次ラウンドを無失点で終えたのは、全16チームの中で兵庫県シニア60選抜だけでした。福岡六十雀フットボール倶楽部(九州2/福岡)は後半の3得点などで、福島シニア選抜(開催地/福島)との最終節に4-0と快勝して、今大会を締めくくりました。

グループBを戦う四日市フットボールクラブ(東海1/三重)にとっては、ドラマの連続となる一日でした。初戦で3得点している群馬FC60(関東2/群馬)との第2節は大接戦になりましたが、後半に少ない好機を逃さず得点して勝利しました。続く最終節は勝てば文句なしで突破が決まる状況でしたが、前半はほぼ函館四十雀60(北海道2)陣内で進めながら無得点で折り返し。逆に後半、セットプレーで許した初めてのシュートで失点してしまいます。同時刻に行われた最終節で、突破を争う群馬FC60が前半で2-0とリードし、ハーフタイムの時点では首位に立っていました。一方の四日市は、終盤に追いつくものの逆転までは至らず。しかし、群馬FC60がセレソン長野60(北信越1/長野)に2点差を追いつかれており、3位まで勝点1差にひしめくグループBを勝ち抜くことが決定しました。

グループCの最終節では、ともに2勝の藤枝フットボールクラブ(東海2/静岡)と埼玉シニア60(関東1/埼玉)が、首位通過をかけて直接対決しました。先制したのは藤枝。前線からのプレスで埼玉を押し込み、FKからゴールを奪いました。しかし後半、埼玉が反撃します。後半開始6分に直接ゴールを狙った長いFKのこぼれ球を押し込むと、その2分後に連続シュートから逆転に成功しました。最後までハイレベルなプレーが繰り広げられた試合を、埼玉が2-1で制しました。

グループDは、得失点差の争いにもつれ込む大接戦になりました。第2戦を終えた時点で、3チームに突破の可能性がありました。その中でも熊本シニア(九州1/熊本)は連勝で首位に立ち、最終節に勝てば突破が決まる状態でしたが、直接対決に意気込む広島シックスティーズ(中国/広島)が底力を見せます。前半に先制した広島は、後半は点の取り合いになるものの、最終的に2-1で勝利。しかし、勝ち点で並んだ両チームを得点数の差が分かちます。得失点差わずか「1」で首位をキープした熊本が、4強進出を勝ち取りました。

大会最終日なる5月28日(月)には決勝ラウンドが行われ、日本一のチームが決まります。

選手コメント

明石章 選手(函館四十雀60)
やはり全国大会に出てくるチームは強いですね。それでも第2節で勝てたのは、やはりチームワークのおかげです。うちは平均年齢が少し高いのですが、普段の練習が生きたのかなと思います。1分け2敗で終えた去年には負けてしまったセレソン長野60に、今年は勝つことができました。去年から通算しての初勝利を挙げることができて良かったです。北海道の予選を勝たなければ、この大会には出られません。また来年の大会に向けての予選があるので、そちらも頑張りたいです。

小宮山信雄 選手(上田大星サッカークラブシニア)
私は他のチームで経験がありましたが、半分くらいの選手にとって初めての全国大会出場で、昨日はちょっと緊張がありました。でも、昨晩のお酒で普段どおりに戻って、今日は良いプレーができました(笑)。勝てはしませんでしたが、非常に良い試合ができました。創部10年目という、良いタイミングで全国大会に出られました。私も含め、今年で70歳になる選手が数人います。今年からは、来年のO-70に向けた予選に出ます。そちらでも全国大会出場を目標に、楽しく生涯スポーツとして続けていければと思います。

田崎忠信 選手(四日市フットボールクラブ)
最終戦は、勝てば決勝ラウンド進出が確定する状況だったので、勝利を目指して頑張ったのですが、ちょっと予想外の展開になりました。第2戦では関東2位の群馬FC60にも勝てて、最終戦もそのままいけるかと思ったのですが、うちのエースが途中で怪我をして、リズムが狂って苦しみました。勝てませんでしたが、どうしても決勝ラウンドに残りたいという気持ちを出せたと思います。われわれは走ることについては練習をしてきたので、その点には自信があります。あとは、勝負どころをしっかりものにするようにしたいですね。

青木弘悟 選手(藤枝フットボールクラブ)
最終戦で対戦した埼玉シニア60は、何度も対戦している相手です。ねんりんピックのほか、選手によっては大学や社会人時代の対戦の経験もあります。割りと早く1点入れられたので、そのままいけるのかなと思ったのですが、残念でした。練習は週に1回くらいで、メンバーに入っている人は自ら走ったりしているので、普通の60代に比べれば走れるのかもしれませんね。単独のクラブチームなのですが、全国優勝を目指して、普段はライバルの浜松や焼津のチームから数名補強選手として加わってもらいました。サッカーどころと言われながら、なかなか勝てていなかったので、皆で頑張っています。70歳を過ぎても、できればサッカーをしていきたいなと思っています。

JFA 第18回全日本O-60サッカー大会

大会期間:2018年5月26日(土)~5月28日(月)
大会会場:福島県相馬市/相馬光陽サッカー場[天然芝3面/人工芝1面]

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