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JFA 第17回全日本O-50サッカー大会 初出場の中津OBサッカークラブが日本一に輝く

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2018年07月10日

JFA 第17回全日本O-50サッカー大会 初出場の中津OBサッカークラブが日本一に輝く

JFA 第17回全日本O-50サッカー大会の準決勝と決勝を7月9日(月)に静岡県藤枝市で開催しました。

準決勝

MITAKA EAGLES 1-0(前半0-0、後半1-0)兵庫サッカークラブ
中津OBサッカークラブ 2-0(前半2-0、後半0-0)ニコルスFCシニア

MITAKA EAGLES(関東2/東京)と兵庫サッカークラブ(関西1/兵庫)の東西対決は1点を争う緊迫した試合となりました。前半は互いにチャンスをつくりながらも0-0で折り返します。後半、「守備を基本とし、取れた1点で試合を終わらせるのがMITAKAのサッカー」と藤野浩太郎選手が語るように、先制点を挙げると攻める兵庫に対して試合巧者ぶりを発揮し、無失点で試合終了を迎えました。

グループリーグ3連勝同士の対戦となった中津OBサッカークラブ(九州1/大分)とニコルスFCシニア(関西2/大阪)の一戦は、前半から動きました。序盤、一進一退の攻防が続く中、中津DFが前線に送ったロングボールに中野佐和三選手が抜け出します。一度は、ニコルスGKがクリアしますが、そのボールを拾った十時革次選手がダイレクトで無人のゴールに流し込み、先制しました。勢いにのった中津は、前線からの守備で十時選手がボールを奪い、ペナルティーエリア手前にいる寺井秀之選手に流すと、寺井選手がトラップからミドルシュートを決めて2-0とし、この2点を守り切った中津が決勝に進出を果たしました。

決勝

MITAKA EAGLES 1-1(前半0-0、後半1-1、PK3-4)中津OBサッカークラブ

前回大会に続き、関東・九州対決となった決勝は、最後まで目が離せない展開となりました。最初にチャンスをつくったのは中津でした。3分、左サイドを抜け出した十時選手が倒されFKを獲得すると、寺井選手のクロスに中畑光宏選手がシュートするもクロスバーを越え、得点には至りません。序盤こそ中津にチャンスをつくられていたMITAKAも、ボールポゼッションを高め攻勢に出てきます。15分のシュートはクロスバーをたたき、17分には、中津DFの隙を突いた山本三雄選手が、ペナルティーエリア内でフリーになりシュートを放つも枠を外れます。続く19分のミドルシュートは、中津GK梅田智行選手が好セーブをみせて、前半を0-0で折り返しました。

こう着した試合は、後半早々に動きます。25分、中津の十時選手が個人技からPKを獲得すると、寺井選手が決めて先制。その後は、中津がMITAKAの反撃を許さず40分を迎えます。しかし、試合終了と思われたアディショナルタイムにスコアは動きます。MITAKAがパワープレーに出ると、大谷賢選手のヘディングシュートが決まり、土壇場で同点となりました。白熱した決勝はPK戦で優勝を決することになり、先蹴のMITAKAが2人外したのに対し、中津は4人全員が成功し、4-3で勝利をつかみとりました。中津は大会初出場で初優勝という最高の結果で大会を締めくくりました。

監督・選手コメント

横山解史 監督(中津OBサッカークラブ)
最後に同点にされた時は、やっぱり持ってないのかなと思いました。でも、選手たちがPK戦で勝ち切ってくれて、優勝できたことは本当に良かったです。決勝でもやることは変わらず、粘り強く戦うことでした。粘って戦えば、リズムもできるし、次第にチャンスもくると思っていました。監督として選手たちを信じて、中津らしい戦い方を見守るだけでした。PK戦は、昨年の九州予選で福岡に負けたことが、この大会で生きたと思いました。とにかく選手がしっかり戦い結果を残してくれた、それだけです。

中畑光宏 選手(中津OBサッカークラブ)
苦しい決勝でしたが、力を全部出し切り、楽しんで試合をすることができました。中津には上手な選手がそろっているわけではありません。監督を中心にチームが一つになって、皆がサポートし合いながら、カバーリングの心を持ち最後までチームを信じて戦えたことが優勝につながったと思います。また、こうやって素晴らしい試合ができるのも、相手チームや審判団、競技運営スタッフの方々がいるからだと思っています、非常に感謝しています。

藤野浩太郎 選手(MITAKA EAGLES)
MITAKAは東京都シニアサッカーリーグの2部のチームで、全国大会の決勝まで勝ち上がることは想像していませんでした。この決勝を戦えたことには、満足しています。試合でも最後まで必死になって追いつけたことは、チームの進歩だと思いますし、全国に自分たちの力を示すことはできたと思います。この大会は、サッカーに熱を持った人たちが集まっていて、そういうチームと戦えたことが非常に楽しかったです。東京の予選は厳しいですが、来年もそこを勝ち抜いて、また大会に出場したいと思います。

呉東根 選手(兵庫サッカークラブ)
準決勝は試合の中でラッキーなこともあり、勝てるかなと思っていましたが、全国大会はそう甘くはありませんでした。何が起こるか分からないのがサッカーであり、全国大会ですが、チームで決めたことを最後までやりきった相手が上手だったと思います。負けてやり切ったということはなくて、思い返すと悔いばかりです。ここで負けたことを良い経験として、兵庫サッカーの質を高め、来年こそは優勝できるサッカーをするというのが今後の課題です。

準決勝ハイライト

決勝ハイライト

大会期間:2018年7月7日(土)~7月9日(月)
大会会場:静岡県藤枝市
藤枝総合運動公園サッカー場[天然芝]
藤枝総合運動公園陸上競技場[天然芝]
藤枝総合運動公園多目的広場人工芝広場[人工芝]
藤枝市民グラウンドサッカー場[天然芝]
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