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横浜シニアが日本一の座を奪還! JFA 第8回全日本O-40サッカー大会
2020年11月10日
JFA 第8回全日本O-40サッカー大会は11月9日(月)、福島県のJヴィレッジで大会最終日を迎え、横浜シニア(関東3/神奈川)が3年ぶり2度目の日本一に輝きました。
準決勝、ピッチAでは開始2分で放った兵庫サッカークラブ(関西/兵庫)のファーストシュートがゴールネットを揺らし、いきなりスコアが動きました。兵庫がその後も攻めるものの、帯広フットボールクラブ(北海道1)も素早い帰陣や粘り強い守備で抗戦します。それでも兵庫が後半に加点し、決勝進出を決めました。ピッチBでのもう1試合は、終了間際に勝負が決しました。FC西武台シニア(関東1/埼玉)と横浜シニア(関東3/神奈川)の対戦は、互いに集中力高いプレーを継続し、0-0のまま時間が進みます。横浜は追加タイム直前、西武台の福富信也選手のゴールをわずかに外れるFKに肝を冷やされましたが、直後に逆襲。ゴール前の混戦から押し込み、これが決勝点となりました。
優勝経験チーム同士の対戦となった決勝で、先にチャンスをつかんだのは連覇を狙う兵庫でした。走力のある2トップを生かそうとすると開始3分、葛和修治選手が縦パスに走り込み、飛び出した横浜GK村田茂儀選手の目前でボールにタッチ。このシュートは、惜しくもゴールのわずか右に外れました。兵庫は6分にもクロスからヘディングシュートに結び付けますが、試合を動かしたのは横浜でした。11分、相手陣でのボール奪取からつかんだCKのチャンスに、ファーサイドで打点の高いヘディングで合わせたのは箕輪義信選手。シュートはGKに弾かれたものの、詰めていた斉藤正樹選手が押し込んで先制に成功しました。
後半に入り、兵庫は選手の配置を変えるなどして横浜ゴールを目指しますが、はじき返される展開が続きました。球際の争いも激しさを増し、互いに交代カードを切りながら次の得点を目指し続けると、残り時間が10分を切ったところで、そのゴールは横浜に生まれました。兵庫のロングボールを跳ね返した草柳聡選手は、こぼれたボールを拾い、右前方へパス。受けた遠山博人選手は逆サイドに入るチームメイトの位置を見ながらゴールへにじり寄ると、自らファーサイドへシュート。ゴール左隅を射抜く追加点となりました。
横浜は最後まで集中を切らさず、反撃を許さずに試合終了。2017年以来の日本一に輝きました。
監督・選手コメント
中村元彦 選手兼監督(横浜シニア)
試合を重ねるごとに、戦い方が磨かれました。1次ラウンドから苦しい状況も経験しましたが、いろいろなことを試しながらの結果であり、そういったものがうまく最後につながりました。この大会に出場した経験があるベテランと、新しく入ってきた若手がうまく融合しました。神奈川を代表してここに来て、目標を実現することができたので、本当にうれしく思います。
小笹健二 選手(横浜シニア)
強いチームがたくさんいる大会を、まとまることで勝ち抜くことができました。今日の2試合とも我慢の時間を強いられましたが、良い相手との対戦だったので、良いゲームになったのだと思います。この大会は厳しくて、チームの総合力が問われます。だから連覇は難しいのだと思いますが、そうであればなおさら、またチーム内競争からスタートし、連覇を目指して頑張りたいです。コロナ禍で危ぶまれた大会を開催にまでこぎつけていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。気持ち良くサッカーができました。
岩田博行 選手(兵庫サッカークラブ)
連覇も懸かっており、どうしても勝ちたいと挑む気持ちを持って臨んだ決勝でしたが、メンバーがそろっている横浜シニアという壁に跳ね返されたという思いです。今大会無失点のまま帰りたかったのですが、難しかったですね。今まで積み重ねてきたものを糧として挑んだものの、力不足でした。コロナ禍での活動自粛もありましたが、それはどこも一緒ですし、結果は受け入れなければいけません。また関西で一からやり直しますが、この大会を存分に楽しみました。サッカーのことが、もっと好きになりました。
櫛田祐造 選手(FC西武台シニア)
前回出場した時に、試合が多いので人数が少ないときついということを学んだので、新しい戦力も入れて準備をしてこの大会に臨みました。たくさんの応援の方にも来ていただき、やはり「出るからには優勝を」と意気込んでいただけに準決勝で敗れて残念でしたが、オヤジになってもこんなに熱い試合ができるなんて最高です。みんな、よくやってくれたと思います。また、日本一を目指して頑張ります。
大会日程:2020年11月7日(土)~11月9日(月)
大会会場:福島県/Jヴィレッジ
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