JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会 TOP > 最新ニュース一覧 > ソレッソ熊本が初優勝!ワイルドカードから頂点に駆け上がる JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会

ニュース

ソレッソ熊本が初優勝!ワイルドカードから頂点に駆け上がる JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会

2023年12月30日

ソレッソ熊本が初優勝!ワイルドカードから頂点に駆け上がる JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会

JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会は12月29日(金)、鹿児島市の白波スタジアムで決勝戦を行い、ソレッソ熊本U-12(熊本)が初優勝を飾りました。

決勝

FCアロンザ 0-1(前半0-0、後半0-1) ソレッソ熊本U-12

決勝は1次ラウンドを2位で突破し、攻守にわたって粘り強い戦いを繰り広げてきたソレッソと、連動した守備と流動性の高い攻撃で白星を重ねてきたFCアロンザ(愛知)の対戦となりました。

互いに勝てば初優勝の試合は、前半の立ち上がりからアロンザが優勢に攻めていきます。サイドから攻撃を組み立てたり、中央を突破したりと何度も相手ゴールに迫り、キャプテンの田中綸太郎選手を中心に躍動。12分にはGKと1対1のチャンスもつくりますが、ソレッソのGK菊山碧音選手の好反応に阻まれます。

その後もボールを持っていたアロンザでしたが、チャンスを決め切れず前半は無得点。ただ、守備ではソレッソのボールホルダーに素早くアプローチし、長身の藤岡鉄大選手にもしっかりと体を寄せて対応。ソレッソのシュートをわずか1本に抑えます。

0-0の状態で迎えた後半は、一転してソレッソがリズムを取り戻し、主導権を握ります。「前に前に行ってシュートを焦るのではなく、落ち着いてゴールまで行こう」(藤岡選手)と声を掛け合い、前半は上手くいかなかった攻撃を整理。ボールを保持しながら相手陣地に入っていく回数を増やしていきます。

26分には山口素和選手が放ったシュートの跳ね返りを、藤岡選手がペナルティーエリア手前で回収。藤岡選手は相手選手を一人交わすと、GKの動きを見て冷静に左隅にゴールを決めます。長身を生かしたヘディングシュートも多く決めてきた藤岡選手でしたが、三角将行監督が「パワーで行かず余裕を持って切り返せたのは彼自身の成長」とたたえるシュートが決まり、ついにソレッソが均衡を破ります。また、藤岡選手はこの得点が今大会11点目で、得点王も引き寄せるゴールとなりました。

終盤は再びアロンザが勢いを増し、CKのチャンスも連続して獲得。深江遼帝選手が精度高くボールを供給し、同点ゴールを狙います。しかし、ソレッソも最後までGK菊山選手のコーチングやフィールドプレーヤーの集中した守備が途切れず、アロンザの攻撃を跳ね返し続けました。

試合は藤岡選手のゴールを守り抜いたソレッソが勝利し、悲願の初優勝。九州勢としては25年ぶりの栄誉となりました。惜しくも敗れたアロンザも持ち味を発揮。試合終了後には両チームの監督や選手たちが互いの健闘をたたえ合いました。

監督・選手コメント

三角将行 監督(ソレッソ熊本U-12/熊本)
(藤岡鉄大選手は)ゴールのところで余裕を持って切り返した冷静さを出したのは彼自身の成長です。チームも大会を通して成長しました。(1次ラウンドの)2試合目で負けて崖っぷちに立ちましたが、2日目からは段々とゲーム内容も良くなってきました。決勝は泥臭く最後まで戦うソレッソらしさを出せたと思います。アロンザさんのほうが決定機は多かったですが、慌てずに自分たちのサッカーを堂々とやれるようになったと思います。

菊山碧音 選手(ソレッソ熊本U-12/熊本)
(12分のセーブは)自分から動いていたら、ちょうど来たという感じでした。やられると思っていましたが、止めることができて良かったです。この大会は最初のベガルタ仙台ジュニア戦で失点していたので、決勝戦では無失点で終わるぞという気持ちで試合に入りました。狙い通りの試合だったと思います。優勝できたことはとてもうれしいです。

藤岡鉄大 選手(ソレッソ熊本U-12/熊本)
前半はシュートを打てずに終わっていましたが、みんなが前に前にドリブルをしていくとカウンターを受けたときに守備が間に合わなくなるので、シュートを焦らずに落ち着いてゴールまで行こうと試合中に話していました。(得点は)迷っても何もできないので、ちゃんと目の前の相手を見て、GKの位置とか、どこにシュートが入る場所があるかを1回見て狙いました。

深江鷹志 監督(FCアロンザ/愛知)
選手たちが持っているものを全て出し切ったのは良かったです。選手たちも「悔しかったけれど楽しかった」と話してくれていたので、指導者としても満足しています。ゴールに速く向かい、高い位置で奪い返すことは常に言ってきました。シュートまでは何本か行けていましたが、ソレッソさんの堅い守備で早い時間に先制できず、流れを持って来ることはできませんでした。ただここでの経験を次のステージで一人一人が生かしてくれればと思います。

開催期間:2023年12月26日(火)~12月29日(金)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)

準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)

準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー