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準々決勝進出の8チームが決定!ワイルドカードの熊本などが躍動 JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会
2023年12月28日
「JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会」は12月27日(水)、鹿児島市のふれあいスポーツランドで大会2日目を行い、準々決勝に進出する8チームが決まりました。
午前9時半から1次ラウンドの3試合目が行われました。グループLでは地元の太陽SC U-12(鹿児島)がBSエスペルド(秋田)と対戦し、左サイドを突破してシュートを振り抜いた上釜大和選手の先制点や、CKを直接沈めた上野瑛人選手のゴールなどで序盤から得点を重ねていきます。エスペルドも左からのクロスボールに合わせた石井烈士選手のヘディングシュートで1点を返しますが、地元の声援を受けた太陽が8得点で快勝しました。
グループAではアイエスエスF.C(岐阜)とレノファ山口FC U-12(山口)が対戦。後半に試合が動き、24分にアイエスエスの幅琉碧選手がミドルシュートを決めて先制しますが、山口も相手陣地に人数を割いて攻勢に出ます。すぐに菊地壱輝選手がPKを決めて同点とし、さらに37分、魚本穂乃花選手が長めのミドルシュートでゴールネットを揺らし、逆転勝ちしました。
1次ラウンド各グループの1位12チームと、2位の中の上位4チーム(ワイルドカード)の計16チームがラウンド16に進出。午後3時過ぎからそのラウンド16を行いました。
ワイルドカードで進出のソレッソ熊本U-12(熊本)は試合の立ち上がりから優勢に攻め、アイリスFC住吉(大阪)のゴールに何度も迫ります。19分には河津珂哉選手が鋭いシュートを放つと、右のゴールポストに当たった跳ね返りに反応した山口素和選手が落ち着いてゴールに流し込み、熊本が先制します。
住吉は後半に入るとセットプレーのチャンスを生かし、岡田晃佑選手の精度の高いプレースキックからゴールを狙いますが、熊本も体を張った守備で対応。試合終盤にも追加点を決めた熊本が2-0で勝利し、準々決勝進出を決めています。
横浜F・マリノスプライマリー(神奈川)と京都長岡京SS(京都)の試合は京都長岡京が3-1で勝利しました。2分に京都長岡京の朝尾桜介選手が相手陣中央をドリブルで仕掛け、これによってペナルティーエリアのすぐ外で直接FKを獲得。朝尾選手が自ら鋭いシュートを左隅に決めると、京都長岡京はその後もリズム良く攻め続け、前半だけで3得点を奪取。横浜FMは後半に1点を返しますが、3点差をひっくり返すことはできませんでした。
大会3日目の12月28日(木)は鹿児島市の鴨池地区で準々決勝と準決勝を行います。
監督・選手コメント
魚本穂乃花 選手(レノファ山口FC U-12/山口)
(1次ラウンド第3節は)3点差で勝たないといけない試合だったので、自分が絶対に点を取って勝つという気持ちでシュートも打ちました。(勝ち越し弾となったシュートは)あまり入っていない位置でしたが、体幹を鍛えたら入るようになりました。打ったときはクロスバーに当たるかなと思いましたが入ってよかったです。将来はなでしこジャパンに入って、必要とされる選手になっていきたいです。
池田陽人 選手(モンテディオ山形ジュニア庄内/山形)
リーグ戦(1次ラウンド)の最後の試合はみんなが躍動して動いてくれたので、GKとしてはやりやすかったです。チームワークが良く、誰が点を取ってもおかしくないチームです。僕個人としては二刀流で、GKとフィールドのディフェンスのポジションをやっています。フィールドプレーヤーもすることで、GKをやってもビルドアップの動作がやりやすくなっています。二刀流を中学生になっても頑張ってやり続けていきたいです。
大田修平 監督(オオタFC/岡山)
大舞台というところの緊張もあったりして、結果というよりも積み上げてきたものがなかなか出せなかったのは悔しく思います。自分たちでボールを保持しながら相手ゴールに迫るということをやりたかったですが、うまくいかなかった部分がありました。ただ全国大会はあまり経験できないことですので、練習でやってきたことを出し切った上で、子どもたちが次につながるものを感じてもらえればと思います。
山口素和 選手(ソレッソ熊本U-12/熊本)
チームの起点となってプレーすることを考えていました。(ラウンド16の)ゴールは出ていない人の分の気持ちも込めて打ちました。(準々決勝も)パスを回して点を取れるようにして、自分もその中で得点を決めたいと思います。この大会での目標は優勝すること。そのために点を多く決めて、点差を付けて勝っていきたいです。
開催期間:2023年12月26日(火)~12月29日(金)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
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