山形県
激闘の末 鶴岡Jr.FCが11年振り4回目の全国大会出場が決定!
鶴岡Jr.FC 1-0(前半0-0、後半1-0) SFCジェラーレ
JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会 山形県大会の決勝が11月10日、山形市球技場で行われました。
台風の影響により1,2回戦が延期になった今大会も決勝戦は見事な秋晴れとなり、全国大会進出を決める両チームにとって最高の舞台となりました。
準決勝を6-0と圧倒的な攻撃力で勝ち上がってきた11年ぶり4回目の全国大会を目指す鶴岡Jr.FCと、僅差の勝負をチームの総合力で勝ち上がってきた4年ぶり3回目の全国大会を目指すSFCジェラーレとの対戦となりました。
前半の立ち上がりは、ボールへのプレッシャーを強くかけて相手を自由にさせないジェラーレに対してピッチを広く使いサイドから攻める鶴岡ですが、ジェラーレ樋口由都選手を中心とした堅い守りを崩し切れず、しばらく均衡した状態が続きます。
開始10分を過ぎた頃から、ジェラーレが中盤でルーズボールを拾えるようになり永井大義選手を中心に相手ゴール前に攻め立てますが得点には至らず、両者一歩も引かないまま0-0で前半が終了しました。
後半は、相手陣内でボールを奪いショートカウンターでゴール前に迫るジェラーレのペースで試合が進みます。立て続けにCKなどチャンスを掴みますが、鶴岡も必死に食らいつきゴールを許しません。
後半も中盤に差し掛かったあたりから、鶴岡の梅木晴琉選手のドリブルを中心にジェラーレゴールへ猛攻を仕掛けます。対するジェラーレも樋口選手を中心とした集中した守りで相手の攻撃を次々に跳ね返します。お互い譲らず緊迫した状態が続きましたが、終了間際の39分、鶴岡の左からのクロスがこぼれ、右サイドから走りこんだ田澤龍士選手が、低く強いシュートを左隅に豪快に決め待望の先制点が鶴岡に入りました。会場も大いに沸き、鶴岡の歓喜の輪が出来たところでタイムアップとなり、劇的な決勝点によって鶴岡Jr.FCが11年振りの全国大会出場を決めました。
監督・選手コメント
上林誠 監督(鶴岡Jr.FC)
苦しい決勝戦となりましたが選手達が頑張ってくれました。最後まで仲間を信じプレー出来た事で11年ぶり4回目の優勝をする事ができました。全国大会では山形県代表として誇りをもって頑張ります。
齋藤大地 選手(鶴岡Jr.FC)
僕は必ず全国大会に行って監督やコーチを喜ばせたい、自分達のチームの力を試したいという気持ちで大会に臨みました。
キャプテンとしてチームをまとめ、自らゴールを決めてチームを助けることを考えて頑張りました。
全国大会は大きな舞台なので悔いを残さず戦い決勝トーナメントにいけるように準備をしていきます。
田澤龍士 選手(鶴岡Jr.FC)
バーモントカップ全国大会では予選敗退で悔しい思いをしました。
この大会で優勝してもう一度全国の舞台に立つという思いで臨みました。
決勝ではチームのリズムが悪く、自分達のサッカーが思うように出来ない時間帯もありました。でもラスト30秒という中、自分がゴールを決めて勝つことができました。自分のゴールでチームを勝利に導けたと思うと嬉しくてたまりません。全国大会では予選リーグ突破目指して頑張っていきます。
優勝 | 鶴岡Jr.FC |
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準優勝 | SFCジェラーレ |
3位 / 4位 | 米沢フェニックス / FC中山スポーツ少年団 |
努力賞 | SFCジェラーレ |
グッドマナー賞 | 米沢フェニックス |
準優勝:SFCジェラーレ
3位:米沢フェニックス
4位:FC中山スポーツ少年団