長野県
昨年のリベンジを果たし、松本山雅FC U-12が3度目の全国大会へ
松本山雅FC U-12 2-1(前半1-1、後半1-0) アンテロープ塩尻ジュニア
JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会 長野県大会の決勝が11月10日、サンプロ・アルウィンで行われました。
山岳地帯長野県の立冬を忘れてしまうような最高の快晴の中、準決勝・決勝が行われ、決勝戦は昨年と同様の、松本山雅FC U-12 対 アンテロープ塩尻ジュニアのカードとなりました。
両チームとも同じ地域リーグで、カップ戦でも度々試合をしていることもあり、試合の立ち上がりは両チームともリスクを避け、互いのストロングポイントを警戒しワントップの選手にボールを集め、スリーバックで守る展開となりましたが、松本山雅が時間とともに中盤の選手の落ち着いたプレーから主導権を握り始めました。しかし、16分に均衡を破ったのはアンテロープでした。相手ディフェンスが運ぶボールを藤森咲汰選手が一瞬の隙を見逃すことなくボールを奪い、素早いドリブルであっという間にペナルティーエリアに入り、ゴールキーパーの動きも見据え右足を振りぬき先制点を上げました。
先制したアンテロープの勢いそのままに前半が終了すると思われた19分、松本山雅の田中鈴磨選手が中盤でパスを受けると相手ディフェンスのプレスが甘いと判断。ミドルシュートを放ちゴールキーパーの手をかすめゴールイン、貴重な時間に同点とし前半を折り返しました。
後半は、前半終了間際に同点とした松本山雅が、たたみかけるように相手キーパーの頭上を狙いロングシュートを多用する展開から始まりましたが、なかなかゴールネットを揺らすことは出来ません。お互いに次の一点の重みを感じながら緊張感のある試合運びの中、両チームとも決定機が生まれず、このまま延長戦に入るにかと思われた34分、勝利を決定づけるチャンスが松本山雅にやってきました。澤谷日向選手が右サイドから放ったシュートをキーパーがセーブし弾いたところを、見事に詰めていた鎌﨑蔵選手が無人のゴールに落ち着いて蹴り込み逆転しました。
同点に追いつきたいアンテロープの攻撃に対し、松本山雅が堅い守備で1点を守り抜き、試合終了。松本山雅が一点差で昨年のリベンジを果たし勝利し、3年ぶり3回目の全国大会出場を決めました。
監督・選手コメント
対馬武志 監督(松本山雅FC U-12)
全国大会ではプレッシャーも強くなるが、自分たちのサッカーをして是非決勝トーナメントに進出を目指したい。
鎌﨑蔵 選手(松本山雅FC U-12)
決勝点は、みんなの力でとることができて嬉しかった。全国大会ではもっと点を取り活躍したい。
優勝 | 松本山雅FC U-12 |
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準優勝 | アンテロープ塩尻ジュニア |
3位 / 4位 | 長野アンビシャス / 諏訪プライマリー |
努力賞 | アンテロープ塩尻ジュニア |
グッドマナー賞 | 長野アンビシャス |
準優勝:アンテロープ塩尻ジュニア
3位:長野アンビシャス
4位:諏訪プライマリー