ニュース
第39回全日本少年サッカー大会 準々決勝と準決勝を開催、鹿島アントラーズジュニアとレジスタFCが決勝へ
2015年12月29日
第39回全日本少年サッカー大会の準々決勝と準決勝が12月28日(月)、鹿児島市内で開催されました。鹿児島県立鴨池補助競技場で開かれた準々決勝ではPK戦にもつれる白熱したゲームも。勝ち残った4チームが繰り広げた鴨池陸上競技場での準決勝は、時おり強い風が吹く中、1点を争う好ゲームが展開されました。
符津スポーツ少年団サッカー部(石川)とYF奈良テソロ(奈良)が対戦した準々決勝の一戦では奈良テソロが押し気味に展開しますが、符津のGK和泉颯選手が良い判断でピンチを跳ね返すと、和泉選手のゴールキックからテンポ良くパスをつないでキャプテンの安田虎士朗選手が先制点。この1点を守り抜き、符津が準決勝へと駒を進めます。
関東勢同士の顔合わせとなったレジスタFC(埼玉)と柏レイソルU-12(千葉)による試合ではダイナミックにボールを動かす柏に対して、レジスタも早い寄せで対応します。互いが持ち味を発揮した一戦は、両者1点ずつを取り合ったまま決勝点が入らず、PK戦へともつれます。PK戦ではGK彼島優選手が反応良くシュートを止めてレジスタFCに流れを呼び込み、準決勝進出を後押ししました。
Uスポーツクラブ(山梨)はセットプレーからの失点が響いて鹿島アントラーズジュニア(茨城)に競り負けましたが、山根雄大監督は「崩されたわけではないので自信になりました。守備では数的優位をつくれていたので、そこは選手を褒めてあげたい」と話しました。また、兵庫FC(兵庫)はサガン鳥栖U-12(佐賀)に勝って準決勝に進みました。
準決勝の第1試合では、符津と鹿島が対戦。序盤から鹿島が積極的にシュートを打っていきます。鹿島はCKや個人の打開からチャンスを生んで優勢に立ち、伊藤龍之介選手のミドルシュートで先制すると、一度はPKで追いつかれますが、大輪風心選手が勝ち越しゴールを決めて勝利しました。符津もカウンターから鹿島ゴールに迫ったものの、2点目を挙げることはできませんでした。
第2試合ではレジスタFCがスムーズなパスワークを見せます。前半から好連係を発揮し、山崎倫選手がグラウンダーのミドルシュートで先制。さらに山崎選手のシュートのこぼれ球に反応した篠田大輝選手が2点目を入れます。追いかける展開となった兵庫FCは後半に入ると積極性が戻り、シュートまで持ち込んでいきます。それでもレジスタが無失点に抑えるとともに後半にも追加点を挙げ、勝利を収めました。
この結果、決勝のカードは鹿島アントラーズジュニアとレジスタFCの対戦となりました。決勝は29日(火)午前9時半から、鴨池陸上競技場で行われます。
選手コメント
大輪風心 選手(茨城県代表・鹿島アントラーズジュニア)
準決勝は積極的にドリブルで仕掛け、シュートを打とうと試合に入りました。点を狙っていました。相手が下がり気味だったので、(監督からは)ミドルシュートも打とうという指示がありました。(得点の場面は)相手の間のスペースが空いていたので、そこから狙っていきました。勝利に貢献できてうれしいです。決勝もみんなで走って優勝したいです。
彼島優 選手(埼玉県代表・レジスタFC)
(準々決勝の相手)柏レイソルは個人の技術が高いので、フリーにさせてはいけないと思っていました。みんなで前から寄せてプレスを掛けていき、なるべく自由にさせないようにというプランでゲームに入りました。前半は守備があまり機能しなかった半面、後半はよくできていたと思います。PKを得意としていて、3本に1本は止められる自信がありました。みんなも決めてくれたのでうれしいです。決勝では、自分たちに敗れたチームの分も頑張ります。
山中奨 選手(奈良県代表・YF奈良テソロ)
攻撃が持ち味なので、準々決勝でも前半に3点くらいを取って、なるべく良い形で試合を進められればと思っていました。ただ、先制点を入れられて、思い描く展開にできませんでした。準々決勝で負けてしまいましたが、後輩たちにはまた全国の舞台に立ってほしい。そして、僕たちができなかった全国大会での優勝を勝ち取ってほしいと思います。
和泉颯 選手(石川県代表・符津スポーツ少年団サッカー部)
僕たちはいつもFCバルセロナのようなパスサッカーを目指しています。今日もそういうサッカーを意識していましたが、ボールの動かし方が縦一辺倒になってしまいました。今後、修正しないといけないと思います。セーブでピンチを跳ね返すことができたのは良かったです。声を出すのはあまり得意ではありませんが、しっかりと声をかけてチームを動かしたいと思っています。
JFA-TV
準決勝 レジスタFC(埼玉県) vs 兵庫FC(兵庫県)
準決勝 符津SS(石川県) vs 鹿島アントラーズ(茨城県)
第39回全日本少年サッカー大会
競技期間:2015年12月26日(土)~12月29日(火)
会場:
1次ラウンド・ラウンド16 鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝 鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝 鹿児島県立鴨池陸上競技場(鹿児島県鹿児島市)
大会情報はこちら
関連情報
関連ニュース
最新ニュース
- 日本代表 2024/11/25 フットサル日本女子代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(11.28-12.1@千葉/高円宮記念JFA夢フィールド)
- 2024/11/25 令和6年能登半島地震 復興支援活動 サッカーファミリー復興支援チャリティーオークション第8弾、本日より開始
- 大会・試合 2024/11/25 大津がWEST初制覇 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第20節
- 大会・試合 2024/11/25 なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/25 チケット販売概要のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 ファイナル