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第38回全日本少年サッカー大会 セレッソ大阪U-12が初優勝
2014年08月10日
第38回全日本少年サッカー大会は8月9日(土)、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で柏レイソルU-12(千葉)とセレッソ大阪U-12(大阪)による決勝を行い、セレッソ大阪が初の日本一に輝きました。
序盤から果敢に攻める柏レイソルは開始5分の田村蒼生選手のシュートなどで、セレッソ大阪のゴールを襲います。セレッソ大阪も12分に阪井暖選手が右からのクロスをダイレクトでシュートへと持ち込みますが、これはゴールのわずか右にそれました。
両GKも好守を見せる中、試合は28分に動きました。抜け出した柏レイソルのFW中島舜選手が、ゴール隅を射抜いて先制点をもたらしました。しかしその1分後、柏守備陣の裏のスペースでうまくボールを受けたセレッソ大阪のFW吉田有志選手がゴールを決め、すぐさま試合を振り出しに戻します。
試合は一進一退の攻防を繰り広げ、延長戦、そしてPK戦へともつれ込みます。緊張感あふれるPK戦の中、セレッソ大阪はGK上林豪選手のセーブもあり、見事優勝をつかみ取りました。
試合後には閉会式が行われ、優勝チームの表彰のほか、敢闘賞や個人賞の発表も行われました。グラウンドに整列した各チームの選手たちは、最後まで胸を張って大会を終えました。
選手コメント
大谷武文 監督(大阪府代表 セレッソ大阪U-12)
世界一になるという目標のため、まず日本一になろうと、選手たちと約束していました。初めての延長戦も含め、タフな戦いでした。その中で相手より走るということを、みんながよく実践してくれました。この大会では、一生懸命戦っているからこそのプレーが生まれるなど、選手たちは成長しました。僕も彼らがトップチームに近づく手助けをしたいし、ジュニア年代ですべきことをしっかりやっていきたいです。
川上航立 選手(大阪府代表 セレッソ大阪U-12)
序盤は相手が攻めてきましたが、チャンスは絶対来ると信じて頑張って守っていました。柏レイソルは本当に強かったです。うまくパスをつないでゴールを目指してくるので、僕たちもそれに負けないように、全力でプレーしました。みんなで声を掛け合い、勝とうという気持ちが出たと思います。監督からは団結して優勝しろと言われました。日本一になってとてもうれしいですし、みんなで全部乗り越えてきたので、これからも日本一のチームとしてピッチ内外で集中していきたいです。
渡辺毅 監督(千葉県代表 柏レイソルU-12)
セレッソ大阪とは春頃から対戦したり、試合を見る中で、うまいチームだなと思っていました。今日は私たちと同じようなコンセプトのチームとの対戦を楽しみにしていました。常に目の前の試合に勝つことを目指しますが、大事なのはその後です。この大会で素晴らしい経験を積んだけれど、ここで燃え尽きたら意味がありません。選手たちには、今大会で得た課題を次に生かせるように成長していってほしいです。
前田大地 選手(千葉県代表 柏レイソルU-12)
前半から押し込んでいたので、いつか点が入ると思っていました。準決勝の反省を生かして、全員で戦いました。今日は五分の展開になると思っていましたが、先制した後、集中を欠いてしまったと思います。試合後、監督からは「これが最後じゃない。また頑張ろう」と言われました。この大会では、諦めないことの大切さを学びました。
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第38回全日本少年サッカー大会
競技期間:2014年8月4日(月)〜8月9日(土)
会場:
1次ラウンド~決勝トーナメント(準々決勝):御殿場高原時之栖裾野グラウンド(静岡県裾野市)
決勝トーナメント(準決勝・決勝):愛鷹広域公園多目的競技場(静岡県沼津市)