ニュース
河合雄介選手(東京ヴェルディビーチサッカー)がビーチサッカーの魅力を語る JFA第13回全日本ビーチサッカー大会
2018年10月11日
JFA第13回全日本ビーチサッカー大会が12日(金)に沖縄県の宜野湾市トロピカルビーチで開幕します。全国の地域予選を勝ち上がった16チームが3日間の熱戦を繰り広げ、ビーチサッカーの日本一を決します。ここではビーチサッカー日本代表でも活躍する東京ヴェルディビーチサッカー(関東1/東京)のGK河合雄介選手にビーチサッカーの魅力や大会への意気込みを聞きました。
――ビーチサッカーを始めたきっかけは。
河合 24歳の時にサッカーをやめてフットサルを教えていました。その時に一緒に教えていた人が「もう一回、フットサルかビーチサッカーのどちらかをやらないか」と言ってくれたのがきっかけです。その時はやったことがないほうをチャレンジしようと思い、沖縄のソーマプライアというチームでビーチサッカーを始めました。
――当時、ビーチサッカーについて知っていたことは。
河合 深夜のニュースでビーチサッカーの映像が流れていて、知っていたのはラモス瑠偉さんが監督をしていることくらい。ルールも実際にプレーするまで知りませんでした。始めて気づいたのは、砂なので安定しないこと。砂に慣れるのが一番苦労した点です。最初に練習したときは足の指がつりました(笑)。それはよく覚えています。
――ビーチサッカーの難しさ、楽しさは。
河合 ボールが不規則にバウンドするところですね。うまく蹴られないというのもありますし、パスするためにボールを浮かさなくてはならない。その技術がビーチで一番難しい部分かもしれません。楽しいことは、試合になると音楽が流れるところです。海が近いですし、通りかかった人が気軽に見られるのはいいですね。選手としてはGKならではの楽しい瞬間はたくさんあって、まずはシュートを決めるところ。あとはスローがうまくいったときです。フェイントに引っかかって、うまくボールがつながったときは楽しいです。
――特にこだわっているプレーはありますか。
河合 一番はスローですかね。ある監督が言っていたのですが、元中日ドラゴンズの山本昌さんが長く現役を続けられた秘訣は、投げるボールの回転数の多さにあるそうなんです。回転数が多く、ボールの伸びが良くなって長くプレーできた、と。GKであれば回転数を上げれば味方がボールを受ける時に衝撃が軽くなるので、1回転でも、2回転でも変えられるようにこだわっているところです。縦回転で投げることを意識していますが、どの指にかかっているか、リリースするときに指先までパワーが伝えられているかなど、いろいろなポイントがあって、今でもなかなかうまくいかないです(笑)。
――東京ヴェルディBSは立ち上げ初年度の昨年、全日本ビーチサッカー大会で優勝しました。大会の印象は。
河合 最初に出場したのは、転向した年でした。ただ、照喜名辰吾選手(現琉球エリスリナ/開催地/沖縄)がずっと出ていて、大きくリードしたときや、相手との力の差があるときに出場するような感じでした。それが3年くらい続いて、4年目くらいから日本代表に入ることができました。昨年、ヴェルディに移籍して、初めて自分が主になって出場するようになりました。リーグ戦などを戦いながら、自分に責任が芽生えてきて、全国大会に挑んで優勝できたことはよかったです。結果的にギリギリの優勝でしたし、先日の地域チャンピオンシップも準決勝でギリギリでの勝利でした。そのギリギリの状況を招いているのが自分なので、その責任を感じています。
――来年、FIFAビーチサッカーワールドカップが控えています。
河合 ラモス監督はアジアの頂点としてワールドカップに出場することを目標に定めています。ポルトガル遠征では僕とレーヴェ横浜(関東2/神奈川)の城田優選手が選ばれました。監督と牧野真二コーチが絶対的な存在だった辰吾さんが外した意図を汲んで、その期待に応えないといけなかった。牧野コーチからは「GKとしての技術は分かっているから、立ち居振る舞いを見ている」と言われています。辰吾さんに付いていくのが今までの形でしたが、これからはチームを引っ張っていく責任を持っていかないといけないんだと思っています。
――最後に全日本ビーチサッカー大会に向けての意気込みを。
河合 周りから絶対的王者という目で見られていますし、僕たちとしてもその座は守らないといけません。しっかり2連覇して、応援してくださる方々に恩返しをするのが自分たちの使命。僕は沖縄でビーチサッカーを始めて、スクールでも教えていました。スクールの教え子や当時関わってくださった方々に自分の成長した姿を見せて、自分のお披露目会のようになるようにしたい。少しでも生活の刺激になればいいなと思っています。
大会日程:2018年10月12日(金)~14日(日)
大会会場:沖縄県/宜野湾市トロピカルビーチ
大会情報はこちら
JFA-TVはこちら(インターネットライブ配信)
関連情報
関連ニュース
-
大会・試合
2018/10/11
「GKに注目」と北澤豪委員長 JFA 第13回全日本ビーチサッカー大会トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
-
大会・試合
2018/10/09
出場チーム紹介vol.4 JFA 第13回全日本ビーチサッカー大会トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
-
大会・試合
2018/10/08
出場チーム紹介vol.3 JFA 第13回全日本ビーチサッカー大会トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
-
大会・試合
2018/10/07
出場チーム紹介vol.2 JFA 第13回全日本ビーチサッカー大会トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
-
大会・試合
2018/10/06
出場チーム紹介vol.1 JFA 第13回全日本ビーチサッカー大会トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
最新ニュース
- 大会・試合 2024/12/27 準決勝・決勝チケット販売概要が決定 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 日本代表 2024/12/27 2025.6.5 オーストラリア代表 vs 日本代表 観戦チケットの販売概要について
- 大会・試合 2024/12/27 小学生年代の日本一へ、全国から48チームが集まり熱戦が開幕! JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会
- 選手育成 2024/12/26 2学期を振り返って~JFAアカデミー今治ダイアリー~
- 日本代表 2024/12/26 なでしこジャパン(日本女子代表) コロンビア女子代表との対戦が決定(2025年4月 大阪/ヨドコウ桜スタジアム)