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堅守の柳ヶ浦が初優勝! 第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
2026年01月12日

第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は1月11日(日)、兵庫県の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で決勝を行い、柳ヶ浦高校(大分)が初優勝を果たしました。
決勝
柳ヶ浦高校 1-0(前半1-0、後半0-0) 神村学園高等部
2年連続決勝進出の神村学園高等部(鹿児島)に対し、柳ヶ浦がまず脅威を与えました。開始早々、門馬有琉選手がミドルシュートでCKを獲得すると、キッカーとして立て続けに神村学園ゴールを脅かします。
柳ヶ浦は守備の秘策も準備していました。「開始から相手にインパクトを与えたかった」(林和志監督)と、1年生のDF平尾心瑚選手を先発起用。平尾選手は神村学園の山野蒼空選手を厳しくマークし、自由にプレーさせませんでした。
強い風もあり、序盤は互いに攻めあぐねましたが、神村学園は最終ラインの裏へのボールをチャンスにつなげます。17分、佐々木由貴選手のロングボールに走り込んだ原田真心選手が放ったシュートは、柳ヶ浦のGK中川響選手に阻まれますが、33分にも得点機会を創出。右サイドから送られたパスに原口鈴音選手が反応し、シュートに持ち込みます。しかしこれもGK中川選手がわずかに触れ、ボールはゴールポストを叩きました。

柳ヶ浦は粘り強く守り、攻撃陣が体を張って得たFKでチャンスをつくります。32分には村上凜果選手、その3分後には伊藤白羽選手が長いFKから惜しいヘディングシュートを放ちました。そして43分、柳ヶ浦がセットプレーで試合を動かします。CKで門馬選手が正確なボールを送ると、ニアサイドに走り込んだ村上選手が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしました。

後半に入り、神村学園は前線を2トップにするなどして打開を図りました。マンマークを引き連れる山野選手をサイドに移すことで中央にスペースができる場面もあり、66分にはゴール前に走り込んだ原田選手がGKをかわしましたが、厳しい角度からのシュートは枠を外れました。
柳ヶ浦は全員が高い集中力を発揮し、連動した守備を続けます。アディショナルタイムも4分が過ぎ、CKになりそうなボールを松田吏真選手が懸命にタッチに蹴り出すと、柳ヶ浦の優勝を告げるホイッスルが鳴り響きました。神村学園との九州勢対決を制した柳ヶ浦が見事、全国の頂点に立ちました。
監督・選手コメント
林和志 監督(柳ヶ浦高校)
九州勢対決を全国大会の決勝で実現できたことを大変うれしく思います。お互いに手の内を知っていますが、決勝では前日に確認した守備戦術を選手たちがしっかり表現してくれました。粘り強く耐えながら、良い時間帯に点を取れたことが勝因だと思います。本音を言えば、大会を通して無失点に抑えたかったのですが、準決勝で失点したことが良い薬になったのかもしれません。(優勝は)日本一という目標を「一戦必勝」に修正し、苦しみながら勝ち上がっていくことで、目指すべきものが具体的に見えるようになった結果だと思います。
田淵聖那 選手(柳ヶ浦高校)
決勝の相手が決まった瞬間から、どう守備をすればいいかをスタッフが考えて、プレーに落とし込んでくれました。私たちはチャレンジャーなので、自分たちがすべきことだけを考えました。自信を持って守ったことが、勝利につながったと思います。インターハイや皇后杯で結果を残せなかった分、この大会に懸ける思いは強かったです。弱いからこそ、やるべきことをやろうと、夏の敗戦から良い方向に切り替えられました。3年生として、体を張る姿を見せてきました。この決勝には多くの1、2年生が出場しましたし、次回のインターハイや高校女子選手権で日本一を狙ってほしいです。
寺師勇太 監督(神村学園高等部)
一発勝負での相手のパワーを感じました。(柳ヶ浦は)何かやってくるだろうと予想していたのですが、われわれはそれに合わせて準備するよりも、自分たちの長所をどう出すかを考えました。ただ、結果的には相手の土俵で戦ってしまったと感じます。2年連続決勝で負けるダメージは大きいですが、それを力に変えて頑張ってくれる選手たちとスタッフがいます。昨年の決勝で大敗した経験も生きています。だからこそ来年同じ舞台に戻って、勝って終わり、卒業生たちに「あの経験があったから勝てた」と報告できる1年にしたいです。
舟之川桃果 選手(神村学園高等部)
自分たちの攻撃が全て消されてしまい、完敗だったというのが正直な気持ちです。チャンスがなかったわけではありませんが、相手の粘り強さもあり、(ゴール前の)最後の部分が足りませんでした。大会前は来られるか分からなかった決勝にたどり着きましたが、最後に勝ち切れなかったので後悔の思いしかありません。1、2年生には、この経験を基に来年は必ず日本一を取ってほしいです。3年生はそれぞれの進路に進みますが、やり続ければ必ず成功すると思うので、気持ちで負けることなく前に進み続けたいと思います。

また、表彰式にて、大会最優秀選手1名、優秀選手11名が「ナイキ賞」を受賞しました。
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選出された選手へは、株式会社ナイキジャパンより副賞が贈られます。
<ナイキ賞>
最優秀選手:1年間、サッカー関連のシューズサポート
優秀選手:スパイクおよびキーパーグローブ
第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
大会期間:2025年12月29日(月)~2026年1月11日(日)
会場:兵庫/三木総合防災公園、五色台運動公園、いぶきの森球技場、淡路佐野運動公園、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
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