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組み合わせ決定!インターハイ女王の十文字高は岡山県作陽高と初戦で激突 ~第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会~
2019年11月25日
日本サッカー協会(JFA)は11月24日(日)、第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の組合せ抽選会を日本サッカーミュージアム内のヴァーチャルスタジアムにて実施し、大会出場を決めた32チームの選手が会場に集結しました。
冒頭のあいさつでは岩上和道JFA副会長が登壇し、「私は昨年のFIFA U-20女子ワールドカップフランスの決勝を見に行ったが、日本が快勝し、これによりU-17、U-20、そしてA代表のすべてのカテゴリーで優勝。これは世界で日本だけ。日本の女子サッカーは世界からもリスペクトされている。ぜひこれを続けていきたいと思う。来年は東京オリンピック、再来年に女子プロリーグが開幕し、2023年のFIFA女子ワールドカップを招致している。この流れでいけば女子サッカーはますます発展していけると思う。世界でリスペクトされている日本の女子サッカーを皆さんの手でますます発展させていけることを考えてプレーしてもらえれば」とメッセージを送りました。
続いて抽選会が行われ、代表校の選手が抽選箱から番号を引き、最初に10大会連続10回目の出場となった修徳高校(関東2/東京)と、初出場のAICJ高校(中国3/広島)の一戦が決まり、次々と対戦カードが決まっていきました。
会場が大きく沸いたのは、強豪揃いの関東予選を1位突破した前橋育英高校(関東1/群馬)と3度の優勝経験がある日ノ本学園高校(関西1/兵庫)の名門対決が決定した瞬間でした。この2校を含め、準決勝進出を争う8チームの山には、前回大会女王の星槎国際高校湘南(関東3/神奈川)、今年の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)を初制覇した十文字高校(関東5/東京)、岡山県作陽高校(中国1/岡山)、藤枝順心高校(東海2/静岡)といった強豪校が並びました。
その他、前回大会の決勝で涙をのんだ常盤木学園高校(東北1/宮城)は大阪学芸高校(関西3/大阪)と、同ベスト4の東海大学付属福岡高校(九州2/福岡)は日本航空高校(関東4/山梨)との対戦が決定しました。
高校最後の大会を制するのはどのチームか。2020年1月12日(日)の決勝を目指す選手たちの熱い戦いにぜひともご注目ください。
選手コメント
三谷和華奈 選手(十文字高校)
相手は全国常連の強豪校ですが、自分たちもやるべきことはやってきたつもりです。しっかりと自信を持ってピッチの上で表現できれば戦えるのではないかと前向きに捉えています。周りからは今年のインターハイ女王として見られる中で、1回戦の作陽高校、同じ山の日ノ本学園高校はインターハイで対戦しているので、気持ちを込めて戦ってくると思います。そこで受け身にならずしっかりと自分たちが今までやってきたことを出せれば大丈夫だと思います。今年は部員が80名という中で、チームをまとめるのは大変ですが、それが一つになったときは強い大きな力になると思っています。文武両道という校風があるので、サッカーだけでなく、勉強もしっかりとやって、その中で一人一人が高い意識を持つことでベクトルを同じ方向に向けることができるのではないかと思います。
長江伊吹 選手(藤枝順心高校)
目標の優勝を達成するには強いチームに勝たなくてはいけません。それに同じ山に強豪校が多いことで選手たちのモチベーションも高くなると思います。これはこれで、初戦に向けていい準備ができると思います。一昨年の優勝のうれしさを知っている選手と、昨年の1回戦で負けて悔しい思いをした選手が多くいます。しかも、今年のインターハイでは初戦敗退という屈辱的な結果に終わっているので、最後の選手権では優勝という形で終われるようにしたいです。今年のチームは学年関係なくコミュニケーションが取れますし、ボールを失ったあとの回収はどこにも負けません。それを選手権でも見せたいです。
納屋滴 選手(星槎国際高校湘南)
もちろん連覇を目指していますが、まずは目の前の試合をしっかり戦いたいと思います。あとは、サッカーができているのはいろいろな方々の支えがあってこそ。その方々への感謝を胸に戦っていきたいです。私自身、キャプテンとして全員をまとめられるかわからないですが、チームメイトは一人一人がしっかりと動いてくれるので、チーム全体で初戦に向かっていきたいです。1回戦で対戦することが決まった四国学院大学香川西高校とはこれまで対戦したことがないので、どのようなサッカーをしてくるのかわかりませんが、まずはしっかり1カ月半という期間で調整して、自分たちのサッカーをして必ず勝ちたいと思います。
疋田祝華 選手(AICJ高校)
ほとんどの高校が強豪なので、心の準備はしていましたが、(修徳高校と)当たってびっくりしました。残り1カ月間しっかりいい準備をして頑張りたいです。私たちは13人の少人数なので、点を取られてもすぐ切り替えていけるチームの結束力はあると思います。チームは昨年立ち上がり、本格的に始動したのは今年です。広島県予選ではライバル校に勝つことができたのは良かったです。私は高校1年生ですが、サッカーに学年は関係ないと思っているので気持ちで負けないように全力で頑張ります。この大きな舞台で1回戦突破を目標にしています。見ている人が感動できる試合をしたいと思います。
第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
大会期間:2020年1月3日(金)~2020年1月12日(日)
大会会場:三木総合防災公園(兵庫県三木市)、五色台運動公園(兵庫県洲本市)、いぶきの森球技場(兵庫県神戸市)、ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市)
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