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第27回全国高等学校女子サッカー選手権大会が開幕! 注目のカードは常盤木学園に軍配

2019年01月04日

第27回全国高等学校女子サッカー選手権大会が開幕! 注目のカードは常盤木学園に軍配

第27回全国高等学校女子サッカー選手権大会が1月3日(水)に開幕し、兵庫県内各会場で1回戦16試合が行われました。

ピックアップマッチ1

藤枝順心高校 0-0(前半0-0、後半0-0、PK2-4)常盤木学園高校

三木総合防災公園陸上競技場での第1試合では、藤枝順心高校(東海1/静岡)と常盤木学園高校(東北1/宮城)が対戦しました。それぞれ前回大会と今年度の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)を制したチャンピオン同士の激突となりました。

開始1分、藤枝順心をアクシデントが襲いました。池口響子選手がピッチで足を滑らせて負傷し、交代を余儀なくされたのです。「ボールが収まり、攻撃の中心となる選手」(多々良和之監督)を失った藤枝順心に動揺が走ったのも想像に難くありません。対する常盤木学園は、速い攻撃で藤枝順心の裏を狙い、守備でも力強く相手とボールを跳ね返していました。

後半開始早々、常盤木学園にチャンスが訪れます。ゴール前でパスを受けた中村恵実選手がシュートを放ちますが、これは藤枝順心GK木稲瑠那選手が弾き出します。ハーフタイムを挟んだ藤枝順心はパスの出どころにもしっかり対処し、プレーに力強さを取り戻します。柳瀬楓菜選手らが積極的にドリブルで持ち込みますが、シュートを打つことは少なく、逆に終盤には常盤木学園が再び縦への迫力を出していきます。結局、互いにゴールは生まれず、勝負はPK戦へと持ち込まれました。

両チームとも、2本目までにGKが1本ずつセーブと、PK戦でも譲りません。ただし、藤枝順心はその後のキックがゴールポストをたたいてしまいます。対する常盤木学園は3本目以降をすべて決め、緊張の一戦に終止符を打ちました。

ピックアップマッチ2

北海道文教大学明清高校 0-1(前半0-1、後半0-0)日ノ本学園高校

北海道文教大学明清高校(北海道1)と日ノ本学園高校(関西2/兵庫)が対戦した三木総合防災公園陸上競技場での第2試合で、序盤から勢いに乗ったのは日ノ本学園でした。ボールを動かし続け、相手陣で長くプレーを続けます。24分にはサイドからのパスを受けた髙橋雛選手が冷静にゴールを射抜き、先制に成功しました。

前半はシュート0本に終わった文教大明清ですが、後半に入ると自分たちのペースを取り戻したようでした。ボール保持者への果敢なアプローチや体を張った守備で、粘り強く戦い続けます。日ノ本学園はハーフタイムに2人を交代させましたが、文教大明清の最初の交代は77分。苦しい戦いを強いられながらも全員が足を動かし続け、シュートに持ち込む場面もつくりました。

日ノ本学園も攻めの意識を強く打ち出しますが、シュートが枠を捉え切れず、その後スコアは動かず。それでも互いに全力を尽くした一戦は、日ノ本学園に軍配が上がりました。

監督・選手コメント

多々良和之 監督(藤枝順心高校)
序盤の池口響子選手の負傷交代は、大きかったですね。それでも何とか踏みとどまり、終盤には無理に点を取りにいってやられるより、PK戦に持ち込むことで良しとしようと思いました。PK戦も練習してきましたが、やはり本番とは違いますね。相手にチャンスをつくらせ過ぎましたし、内容的にもやられていました。常盤木学園には、ここぞの迫力がありました。初戦敗退となりましたが、良い時もあれば、悪い時もあるということですね。

今井佑香 選手(常盤木学園高校)
今年のインターハイでも対戦して勝ちましたが、その分、藤枝順心は思い切りぶつかってくると思っていました。相手は去年の優勝校でもありますが、私たちは優勝に目を向けているので、勝つことだけに集中しています。そうすることでプレッシャーを感じずプレーできたので、良かったと思います。決めるべきところを決めれず、相手にもチャンスを与えてしまいましたが、今日の経験を次につなげていきたいです。去年の結果よりも上を目指してきたので、初戦を突破できて良かったです。

川名みのり 選手(日ノ本学園高校)
ボールを保持できましたし、クロスからシュートまでつなげられましたが、しっかり決めないといけません。勝っていくには、得点力を上げる必要があると思います。私自身は前半で交代したので、もっと走ったり、頑張れたのではないかなという思いがあります。次は関東1位の修徳高校との対戦で、厳しい戦いになると思いますが、チームの雰囲気は良いですし、関西予選を終えた後も攻守ともに状態を上げてきました。だから、勝つことしか考えていませんし、しっかり3回戦に進みたいと思います。

清野訓靖 監督(北海道文教大学明清高校)
粘り強く守り、よく頑張ってくれたと思います。でも、点を取れないとこうなってしまうし、悔しいですね。選手たちには、決勝だと思って戦いなさい、決勝へ進んだら優勝したいでしょう、と話しました。それでスムーズに試合に入れたと思いますが、攻撃につなげる場面では慌ててしまって、もったいないなというパスが何本もありました。でも、試合中にも成長してくれたと思います。高校サッカーの面白さと、難しさを感じました。これを良い経験にして、良いチームづくりをしていかないといけないと思います。

第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

大会期間:2019年1月3日(木)~2019年1月13日(日)[全試合無料]
大会会場:三木総合防災公園(兵庫県三木市)、五色台運動公園(兵庫県洲本市)、いぶきの森球技場(兵庫県神戸市)、神戸総合運動公園(兵庫県神戸市)
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