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FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015 いよいよ世界一のクラブが決定
2015年12月20日
12月20日(日)、FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015の決勝と3位決定戦が横浜国際総合競技場で開催されます。
16時キックオフの3位決定戦は、サンフレッチェ広島(日本/開催国代表)と広州恒大(中国/アジア代表)のアジア勢対決となります。
広島は、12月2日の明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップから、クラブワールドカップと15日間で5試合と厳しい連戦が続いています。その締めくくりとなる一戦を前に、森保一監督は「心身ともに本当に極限の集中、そして体力的にも厳しいタフな日程の中でやってきています。それでもシーズンを通して、『タフになればタフになるほど、われわれの強さを発揮しよう』ということを選手たちは体現してくれています。メンタル的に疲れはあると思いますが、選手は次の試合に向けて準備してくれていると思います」と、意気込みを語りました。大会を勝利で締めくくり、3位に入るのはどちらでしょうか。
決勝では、リバープレート(アルゼンチン/南米代表)とFCバルセロナ(スペイン/ヨーロッパ代表)がクラブ世界一の座をかけて激突します。本大会初出場のリバープレートを応援するため、アルゼンチンから多くのサポーターが来日しています。前日会見に臨んだガジャルド監督は、「ファン・サポーターにも試合を楽しんでもらいたいですし、自分たちも最高レベルの内容の試合を見せたいと思います。ここで応援してもらい、一緒に戦えることは非常に心強いですし、ホームゲームのように戦いたいと思います」と話しました。
また、バルセロナではメッシ選手、ネイマール選手の出場が不安視されていますが、「2人にも出場してもらいたい。世界レベルの素晴らしい選手がいますが、彼らには全員、完璧な形で試合に出場してほしいと思います。メッシ選手を含めて3人(メッシ、ネイマール、スアレス)がプレーすることを想定して準備していますし、彼らが出場することが私たちにとってプラスになると思います」と、最高の舞台で最高の状態の相手と戦うことを強く期待していました。
準決勝の広州恒大戦は、負傷でベンチ入りできなかったメッシ選手と、ベンチに入ったものの出場機会のなかったネイマール選手の状態については世界中のサッカーファンが注目していることでしょう。試合を24時間前に控えて前日会見に臨んだルイス・エンリケ監督は、2人の状態について「良くなってきていますが、今日の練習を見ないとわかりません。試合のキックオフまで10時間以上ありますし、他の選手たちも回復しているので、いまの段階ではどうなるかはわかりません」と出場の可否は言及しませんでした。その後、公開された公式練習の冒頭15分では、メッシ選手、ネイマール選手はともにチームメイトたちとボールを蹴り、ピッチの感触を確かめていました。
また、4年ぶり3度目のFIFAクラブワールドカップ制覇を狙うイニエスタ選手は、「このタイトルは獲得するのが難しいと思っています。まず、ここに来るまでが大変です。UEFAチャンピオンズリーグに勝って、ここまでこないといけないので、この大会はバルセロナにとってとても重要です。決勝は難しい試合になると思いますが、全力を尽くしますし、勝つ可能性は高いと思っています」と、南米の雄との一戦を前に語りました。
世界一のクラブを決めるにふさわしい両クラブによるゲームは、12月20日(日)19時30分キックオフです。
監督・選手コメント
マルセロ・ガジャルド監督(リバープレート)
前評判でバルセロナの方が勝つ可能性が高いと言われているのは、よくわかっています。実際に相手は素晴らしいチームです。しかし、私たちもここまで長い道のりを歩んできました。明日の試合ではできる限り自分たちのレベルを高く保ちつつ、攻めたいと思っています。自分たちがボールを持っているときは攻めたいと思いますし、全身全霊を懸けて試合に臨みたいです。この試合は人生で、何度もあるような試合ではありません。だからこそ、選手たちにはエンジョイしてほしいですし、期待感を持って試合に臨み、持てる力をすべて発揮してもらいたいと思います。
マルセロ・バロベロ 選手(リバープレート)
ネイマール選手、メッシ選手、スアレス選手には出場してほしいと思っています。世界のベストプレーヤーと対戦することになりますが、それは私たち選手にとっての夢でもあるのです。個人的にもチームとしても、相手は素晴らしいですし、その相手に負けないように自分たちの力を発揮したいと思います。試合前日は私たちが目標とするレベルに持っていくことが重要です。そして明日は、特別な試合だと意気込んで臨むのではなく、できるだけシンプルに、普段どおりの力を出すことを意識したいと思います。
ルイス・エンリケ監督(FCバルセロナ)
ファイナルは重要です。とても危険であり、チャンスのある試合です。両チームにとって非常に大変な試合になるでしょう。(リバープレートも)ここまで勝ち進んできたので、試合前の下馬評が正しいとはかぎりません。サプライズがあるかもしれません。私たちは楽しみながらこの試合を戦いたい。この試合はそういう試合です。私たちはいつもどおりの試合をして、一番強いチームになりたい。それだけを考えて試合に臨みたいと思います。
アンドレス・イニエスタ 選手(FCバルセロナ)
どちらが有利で、どちらが不利かは語りたくありません。自分たちは、勝ちたいと思っているだけです。優勝の可能性は五分だと思っています。「自分たちが一番だ」と思って油断すると負けてしまいます。それぞれが自分たちの持つ力を見せること。そうすることで、このカップを持ち帰ることができると思います。タイトルをバルセロナに持ち帰り、今年を締めくくりたいと思います。
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015
2015年12月10日(木)~12月20日(日)
神奈川/横浜国際総合競技場
大阪/大阪長居スタジアム
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