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C大阪LとI神戸が準々決勝へ 皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会

2025年11月24日

C大阪LとI神戸が準々決勝へ 皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会は、11月22日(土)、23日(日・祝)に3回戦の8試合を実施しました。兵庫県三木市の兵庫県立三木総合防災公園陸上競技場では、プレナスなでしこリーグ1部のチームがWEリーグのチームに果敢な勝負を挑みました。

ピックアップマッチ1

セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-0(前半0-0、後半1-0) ノジマステラ神奈川相模原

前半はセレッソ大阪ヤンマーレディース(WEリーグ/大阪)が押し気味に試合を進めます。しかし深い位置まで進入する機会は限られ、宝田沙織選手や百濃実結香選手のミドルシュートも相手GKの正面を突きます。一方のノジマステラ神奈川相模原(WEリーグ/神奈川)は33分、笹井一愛選手が高い位置でのパスカットからシュートを狙いますが、GKに防がれます。

後半もC大阪Lがボールを保持する展開は続きますが、両チームとも決定機をつくれません。試合が動いたのは78分でした。中盤でボールを持った宝田選手が「顔を上げたら実結香が走っていたので、GKまで届かないように」フィードを送り、「沙織さんは絶対に見てくれると思った」という百濃選手が抜け出します。百濃選手は相手の動きを見ながら冷静にシュートを決め、C大阪Lが先制します。

ノジマは「セカンドボールを相手に拾われることが多かったので、二次攻撃ができなかった」と大賀理紗子選手が振り返ったように、厚みのある攻撃を仕掛けることができません。終盤には押し込む場面もありましたが、C大阪Lは各選手が粘り強い守備対応を見せ、勝利を手繰り寄せました。

勝利したC大阪Lは、準々決勝で朝日インテック・ラブリッジ名古屋(なでしこリーグ1部/愛知)と対戦します。

ピックアップマッチ2

INAC神戸レオネッサ 1-0(前半0-0、後半1-0) 静岡SSUボニータ

ボールを素早く動かし、ピッチを広く使いながらスピード感のある攻撃を仕掛けるINAC神戸レオネッサ(WEリーグ/兵庫)に対し、静岡SSUボニータ(なでしこリーグ1部/静岡)は球際の強さを生かしてボールを奪い、細かくパスをつなぎながら前線の横山久美選手や三輪玲奈選手が鋭い突破でゴールを目指します。

見応えのある攻防の中で前半を折り返すと、後半は徐々にI神戸が押し込む展開になります。迎えた65分、I神戸は桑原藍選手が左サイドのスペースに抜け出してパスを受けると、ゴールライン際で折り返します。「相手のDFがオフェンスの選手を見失いやすい場所」というニアサイドに走り込んだ成宮唯選手が丁寧に合わせ、I神戸が先制します。

ここからはI神戸が主導権を握る展開となり、静岡ボニータは「引いてしまった部分があり、技術力の差も出た」いう白井未来選手の言葉どおり、徐々に勢いが落ちてきます。I神戸は追加点こそ生まれませんでしたが、73分に水野蕗奈選手のシュートがポストをたたき、78分にはFKから吉田莉胡選手が惜しいヘディングシュートを放つなど、最後まで攻撃の手を緩めませんでした。

このまま1-0で勝利したI神戸は、準々決勝でアルビレックス新潟レディース(WEリーグ/新潟)と対戦します。

選手コメント

FW #13 百濃実結香 選手(セレッソ大阪ヤンマーレディース)
得点の場面は、運動量が落ちていて守備に戻れなかったのですが、それならば相手の背後を狙おうと思って前線に残っていました。中盤で宝田選手がボールを持ったとき、絶対に自分を見てくれると思ったので、良い形で抜け出し、自分でも意外に感じられるほど冷静にシュートを打つことができました。ボールに関わり続ける部分やセカンドボールを拾えなかった点は自分の中で課題として残ったので、改善していきたいです。

DF #5 大賀理紗子 選手(ノジマステラ神奈川相模原)
失点を回避しながら、ある程度まで時間を進められたのはよかったのですが、シュートの数が少なかったですし、クロスに対してパワーを持って入り込むことができず、ゴール前でなかなか決定機につなげることができませんでした。セカンドボールを相手に拾われることが多かったので、二次攻撃につなげられなかったのは反省点です。どんな相手に対しても自分たちのスタイルで勝てるよう、みんなで話し合いながらやっていくことが必要だと感じました。

MF #10 成宮唯 選手(INAC神戸レオネッサ)
相手は対人に強いチームで、立ち向かってくる力強さを感じました。難しい試合になると分かっていたので勝ててホッとしていますし、次につなげることができた点が今日の試合で一番、評価できる部分だと思います。得点シーンは、ポケットに入ってマイナスのクロスを受ける動きは相手のDFがオフェンスの選手を見失いやすいと分かっているので、そこを突きました。桑原選手がとても良いボールをくれたので、決めることができてよかったです。

DF #8 白井未来 選手(静岡SSUボニータ)
WEリーグで首位に立つチームに対して自分たちのやれることをやろうという意気込みで入りました。勢いを出すことができましたし、得点はできなかったですが、チャンスも何回かあって、得られるものが多い試合だったと思います。皇后杯はカテゴリーに関係なく戦えますし、下のカテゴリーのチームにとっては下剋上を狙える、とても楽しい大会です。来年こそはWEリーグのチームに勝てるように、引き続き頑張っていきたいです。

開催期間:2025年11月8日(土)~2026年1月1日(木・祝)
【1回戦】11月8日(土)、9日(日)
【2回戦】11月15日(土)、16日(日)、19日(水)
【3回戦】11月22日(土)、11月23日(日・祝)

【準々決勝】12月6日(土)、7日(日)
【準決勝】12月14日(日)
【決勝】2026年1月1日(木・祝)

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