JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会 TOP > 最新ニュース一覧 > 新潟Lと浦和Lが決勝進出を決める 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

ニュース

新潟Lと浦和Lが決勝進出を決める 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

2025年01月19日

新潟Lと浦和Lが決勝進出を決める 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会は、1月18日(土)に準決勝の2試合を実施しました。冷たい風が吹くサンガスタジアム by KYOCERAでは、WEリーグの上位同士が決勝進出を懸けて戦いました。

準決勝1

日テレ・東京ベレーザ 1-1(前半1-0、後半0-1、延長前半0-0、延長後半0-0、PK0-3) アルビレックス新潟レディース

WEリーグで首位の日テレ・東京ベレーザ(WEリーグ/東京)は、初のタイトルを目指すアルビレックス新潟レディース(WEリーグ/新潟)と対戦しました。

ベレーザは得意のパスワークで序盤から主導権を握ると、6分にスルーパスを受けた18歳の松永未夢選手がGKとの1対1を制し、先制点をもたらします。リードされた新潟Lも攻撃の糸口を探ろうとしますが、ベレーザの守備に苦しめられ、前方にボールを運ぶことができません。28分には石田千尋選手がクロスボールを送るも、ベレーザのGK野田にな選手にキャッチされました。

後半もベレーザがボールを保持する展開が続く中、新潟Lは途中出場した川村優理選手が負傷で交代を余儀なくされます。不測の事態に見舞われた新潟Lですが、橋川和晃監督は選手交代を続け、各ポジションに選手を送り込むと、意図的にボールを動かす時間が増えます。すると90+5分、新潟Lの下吉優衣選手が蹴ったFKがゴール前でルーズボールになると、途中出場の富岡千宙選手が押し込んで同点に。1-1で延長戦に入りました。

その後も攻めるベレーザは120分で19本のシュートを放つも、スコアは動かずPK戦にもつれ込みました。先攻はベレーザ。村松智子選手、北村菜々美選手、山本柚月選手がPKを蹴りますが、新潟LのGK平尾知佳選手が2回セーブし、うち1回はゴールポストに当たって外れます。後攻の新潟Lは3人全員がPKを決め、新潟Lが8年ぶりに決勝へ進みました。

準決勝2

三菱重工浦和レッズレディース 4-1(前半2-1、後半2-0) INAC神戸レオネッサ

WEリーグで2連覇中の三菱重工浦和レッズレディース(WEリーグ/埼玉)と、皇后杯2連覇を狙うINAC神戸レオネッサ(WEリーグ/兵庫)の対戦は、多くの得点が生まれる90分になりました。

最初に試合を動かしたのはI神戸です。22分、スローインからチャンスをつくり、最後はヴィアン・サンプソン選手が押し込んで先制します。しかし、高い得点力を持つ浦和Lは一歩も引かず、42分に高橋はな選手が同点弾を決めました。浦和Lはその5分後に、島田芽依選手がGKの股下を抜く技ありゴールで2-1に。逆転して後半に入りました。

I神戸は中盤の3人を入れ替えて後半に向かいますが、積極的にボールを動かす浦和Lは追加点を狙い続け、66分に高橋選手のパスを受けた塩越柚歩選手が3点目を記録。73分には伊藤美紀選手が追加点を挙げ、4-1としました。I神戸は最前線のカルロタ・スアレス選手や髙瀬愛実選手にボールを集めようとしますが、浦和Lの石川璃音選手などが気迫のこもったプレーでシャットアウト。試合終了間際には約1年前に同会場で負傷した猶本光選手が出場し、会場から温かい拍手が送られました。4-1の逆転で前回大会覇者のI神戸を破った浦和Lが、2年連続で決勝に進みました。

監督・選手コメント

松田岳夫 監督(日テレ・東京ベレーザ)
京都まで多くのサポーターに来ていただいたのですが、勝利できず非常に残念です。PK戦での負けでしたが、90分間で勝ち切れず、最後のセットプレーで失点してしまいました。それが自分たちの力だと感じています。あと1歩、あと1秒、あと1メートルという些細なところでの物足りなさが敗戦を招きました。攻撃面では良い時間帯にゴールしましたが、やはり追加点が生まれず、アタッキングサードでのパワーやゴールの意識が不足していると非常に強く感じた試合でした。しっかりと受け止め、リーグ戦に向け立て直していきたいです。

GK #1 平尾知佳 選手(アルビレックス新潟レディース)
率直にうれしい気持ちです。監督から「70分までは絶対失点するな」と言われていた中、6分に失点したことは痛かったですが、最後まで諦めず、同点に追いつき、一丸となって勝利できました。PK戦のキッカー2人は分析していましたが、1人はそれ(事前情報)がなく、メンタルを保つことが難しかったですが、止められてよかったです。新潟Lの応援は男女両方ともチーム一丸となって戦っていると思わせてくれるので、本当にいつもありがたいです。次も全力で挑んで勝利したいです。

楠瀬直木 監督(三菱重工浦和レッズレディース)
注意していたセットプレーから点を取られましたが、選手もその(心の)準備はできていたので、浮き足立つことなく試合を進めることができました。追いかける立場になったことも功を奏したと思います。昨年、このピッチで負傷した猶本選手も復帰できましたし、そういうチャンスもくれたように思います。ただ、まだ何も決まっていないですし、決勝で対戦する新潟Lも本当にしぶとい戦いで勝利を引き込んでいます。われわれも今回の勝利を無駄にしないように良い準備をしていきたいです。

DF #3 三宅史織 選手(INAC神戸レオネッサ)
どの選手も集中していましたが、時間帯とタイミング、その場所でやってはいけないミスをしてしまい、まだまだゲームを読む力が足りなかったと思います。身長という部分でも自分たちの方が有利だったので、高さを使ったプレーも頭にありましたが、やはり球際や気持ちの部分で相手が一枚上という結果でした。浦和Lは個人で打開できる選手が多く、コンビネーションでの崩しやクロスからの攻撃もあります。その対策もしていましたが、こちらの細かいミスを得点につなげられてしまいました。この経験を生かして、自分がもっとチームを引っ張っていけたらと思います。

開催期間:2024年11月17日(日)~2025年1月25日(土)
【1回戦】11月17日(日)
【2回戦】11月23日(土)、24日(日)
【3回戦】11月30日(土)、12月1日(日)
【4回戦】12月8日(日)
【5回戦】12月14日(土)、15日(日)
【準々決勝】12月22日(日)
【準決勝】2025年1月18日(土)

【決勝】2025年1月25日(土)

大会情報はこちら

JFA OFFICIAL
TOP PARTNER
キリンホールディングス株式会社
JFA OFFICIAL
SUPPLIER
アディダス ジャパン株式会社
JFA COMPETITION PARTNER
  • 株式会社モルテン
  • ニチバン株式会社
アーカイブ

過去の大会はこちら

  • スポーツ振興基金
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー